以前、ネット上をウロウロしているときに見かけたのですが。
あるダイバーさんが書いていたウミウシに関する話が、やけに印象に残ってます。
そのダイバーさんは女性で、
書き込みをした時点ではけっこう経験本数も増えていたようです。
「今となっては」的な話で、ダイビングを始めたての頃を振り返っていました。
それは、彼女が20代前半とか半ばぐらい(だったと思う…)の、初心者ダイバーのころ。
いわく…。
都市型ショップのツアーで、どこかのポイントに潜りに行ったらしいんですね。
他のメンバーさんは、彼女より経験本数もあり年配、つまりおじさまが多かったようです。
彼女にとっては、海の中がまだまだ何もかも新鮮に見えるお年頃。
で、ログづけのとき。
30~40代の大の大人が
「あそこに○○ウミウシがいた!」
「俺は○○ウミウシを見た!」
と、ウミウシのことでものすごく盛り上がっていたみたいなんです。
その光景を見て、彼女は
「この人たち、頭がおかしいんじゃないだろうか?」
と、本気で思ったらしいです。
確かに、見た目はナメクジのようにも見えるウミウシという生物。
それに狂喜するダイバーたち。
ダイバーと、ノンダイバー。
そのギャップを鮮やかにあぶり出したエピソードだと思います。
なにより、「頭がおかしいんじゃないか」と思ってしまう率直な感想がおもろい。
その後、彼女も立派なウミウシ好きになった、という話でしたが、
この話はなんだかずっと忘れられません。