オランウータンクラブ 屋久島のダイビング、2日目のご報告です。

さて、2日目。
もちろん、またまた屋久島ダイビングサービス「森と海」のしげるさんにお世話になりました。

前日の予定では南部に行こうとしていましたが、
しげるさんのホームグラウンド「一湊タンク下」が潜れそうだったので、そっちに変更。

「森と海」さんのログにもある通り、
何とかタンク下へ。。。という感じでしたけれども(笑)、
しげるさんのホームグラウンドに潜れるにこしたことはないです。

アカハチハゼのペアをじっくり観察&撮影できたりしました。
じっくり撮影した割には、写真が甘かったですが…。

観られた生物を列挙していくのはカンタンなんですけれども、なんだかそれだけでは、
「なぜ『森と海』としげるさんに好んでお世話になるのか」
ってゆう問いに答えきれない気がします。

つまり、このブログ記事で、僕なりに
「だからしげるさんのガイドが好きなんだよねー」
って書こうとしてるわけですが。

やっぱり、僕なんかが足元にも及ばない生物への知識・観察眼、
フィールドワークを基にした屋久島の海でのこれまた知識・経験、てことなんでしょう。

もちろん、屋久島という海自体の魅力も大きいです。
沖縄とも伊豆とも違う、というか、沖縄も伊豆も融合してしまったような海は、
日本だけじゃなく世界的にもかなりオンリーワンなフィールドだと思います。

ただ、僕的に一番大きいのは、やっぱりそこにいるガイドさんの存在なんですよねえ。
当たり前ですが、ダイビング的にはガイドさんがそこの海を知っていないと、
ゲストはそういうスタイルのダイビングをすることも、そういう海があると知ることも、できないわけですから。
実際、屋久島の他のサービスでは、
ダイビングスタイル自体が「森と海」さんとは違うところも多いみたいですし。

しげるさんほどの知識があって、さらにいわゆる「フィッシュウォッチング」をしてる方を見ると、
自分は今まで魚をちっとも「観て」きてなかったんじゃないかと思わされるんですよねえ。

「フィッシュウォッチング」って、現代ダイビングでもかなり主流な楽しみ方になってきてますが、
ほんとの意味で「観てる」人、「ウォッチング」してる人って、
ファンダイバーの中ではなかなかいないんじゃないか、と。
いや、プロの中でも、ここまでちゃんと「観てる」人は多数派じゃないのでは。

そんな風にすら思えてきてしまいます。

また、水中写真はしげるさん自身もお好きだと思いますが、
写真にしたって、やっぱり大前提として「観て」いなきゃ良い写真は撮れないですよねえ。

あるいは、「観て」いるからこそ水中写真の醍醐味がさらに増える、
って部分もあるでしょうし。

なんだか、そういう人に触れたくて行ってしまう、ってところが大きいんでしょうね。
(いや、実際にボディタッチはしません。笑)

屋久島に行く前の記事(屋久島に潜りに行ってきます)で、
「基本的にオタクな人間が好き」と書きました。

結局は、何かに対する興味の持ち方と、それを行動に移すかどうか、なんだと思います。
そしてしげるさんって人は、「フィッシュウォッチング」とそれに付随する「水中写真」に関しては、
なかなか常人では辿り着けない境地に達してる、と。

それらは僕が興味があることと重なっている部分でもありますし、
そういう意味での「オタクな人」は、近くで見ているだけでも楽しいもんです。
何かについて訊けば訊くだけ、知識が湯水のように出てくるわけですから。

というわけで、「森と海」としげるさんの魅力は少しでも伝わりましたでしょうか?笑

次回の3日目(ダイビング最終日)は、また違った角度から書いてみようと思います。

あ、写真はオランウータンクラブ(Oncinopus sp.)と、その手前にニセアカホシカクレエビです。