ガーナ対アメリカ
Ghana-USA Liveより

ドイツがポルトガルに完勝してだいぶ優位に立ったグループG。
とは言え強豪国揃いで2位争いが激化しそうな中での、ガーナ対アメリカ。ワールドカップ3大会連続での対戦(過去2回はどちらもガーナ勝利)。

ゲームは、立ち上がりにいきなりデンプシーがゴール!

この最後のデンプシーがジャンプしてる写真、好きだな。

アメリカの先制後は、基本的にはガーナがボールを保持してアメリカはカウンター狙い、という構図。
ただ、アメリカはカウンターの際にボールを独力で運んでくれるアルティドールが肉離れで交代しちゃったのがとても痛い。

まさにこのツイートの通りで、アメリカの中で替えの効かない一人だった。

そして思い起こされる(最終メンバーから落選した)ドノバン。

アルティドールに代わったヨハンソンが入った直後にカウンターの起点になりそうなシーンがあったんだけど、やっぱりタイプが全然違うからアルティドールみたいにはいかないんだよなあ。
これ以降、アメリカはカウンターの脅威がだいぶ減ってしまったのが大きなダメージ。

ガーナは右サイドにアツ(もしくはオパレ)が常に張っていて、そこのマーキングにアメリカは苦心していた。

ただガーナも、さっきの試合のナイジェリアほどではないけれど、最後のところの精度がやや低かった前半。

後半もガーナペース。

後半途中から、もうライフゼロ状態のアメリカ。
ちょっとコートジボワール戦の日本を観るようで(でもあの日本よりはマシだけど)微妙な心持ちだったけど、ついにガーナにゴールを割られる。

アッピアーからPA内に走り込んだギャンに通して、ギャンがヒールで残したボールにアンドレ・アイェウが侵入してゴール!
「ついに」こじ開けた感が半端ない。

これで後は「ガーナが勝ち越すか否か。いや、この勢いで勝ち越すんじゃね」っていう展開だったんだけど、ところがどっこい、やや幸運に得たコーナーキックからブルックスが勝ち越しヘッド!

後半はほぼ終始ペースを握っていたガーナの中で、エッシェンが効かなかった点は誤算だったかな。

どちらもテンションが高いゲームで、瀕死の状態だったアメリカの劇的な勝ち越しと、単純に観ていて楽しい試合でした。

ガーナ対アメリカ