'10上方水中映像祭りに行ってきます
この週末は、名古屋、さらに通り越して大阪に行ってきます。
大きな目的の一つは、大阪の海遊館で開催される'10上方水中映像祭りです。
東のパブリックな水中映像(スライドショー)祭が五反田映像祭なら、
西のパブリックな水中映像(スライドショー)祭がこの上方水中映像祭り、ですよね。
なお、五反田映像祭に去年の11月に行った時のエントリは、こちら。
五反田映像祭Vol.8に行ってきました
この上方水中映像祭り、前から気になっていたものの、
なにせ大阪なので(僕は東京在住)、なかなか行けませんでした。
しかし!
今年は行きますよー!
このブログでも何度も書いていることですが、
僕は水中写真・水中映像のポテンシャルはまだまだ発揮し切れていないと思っています。
その点、この上方水中映像祭りや五反田映像祭は、
ダイバーはもちろんのこと、
一般の方々(ダイバーでない人たち)にも開放されていて、
そこが素晴らしいなーと思うのです。
水中写真(水中映像)って
キレイなものはキレイだし、
かわいいものはかわいいですからねー。
そこには言葉の要らない魅力や説得力があると思うのです。
そんなわけで、
このイベント自体がどうやって開催されているのか、
どんな作品が上映されているのか、
お客さんの反応はどうなのか、
などなど、自分の目で見てきたいと思っています。
ちなみに同じ上映内容で一部(12:00~14:20)と二部(15:00~17:20)があります。
僕は一部を拝見する予定です。
その後は海遊館をブラブラしようかと。
実は海遊館自体も初めてで、それもワクワクしてるんですよねー。
またレポート(いや、感想レベルかな。笑)を書きたいと思いますー。
とりあえず今は楽しみにしていますっ!
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ダイビングフェスティバルではひたすら話してました
24th ダイビングフェスティバル 2010に行ってきました。
そのレポート(にもならない、たわごとのようなもの)ですー。
このダイビングフェスティバル(略してダイフェス)、
今年は2/12(金)~14(日)の3日間で行われました。
(12日はプロレベル以上と業界関係者のみ)
僕は2/12(金)と13(土)の2日間に行ってきました。
■目的の半分は、サイトの立ち上げを知ってもらうこと
そうなんです。
目的の半分は、近日オープンのサイト、スキューバダイビング.jpを知ってもらうことです。
これだけいろんな方と直にお会いして話せる機会は、なかなかないですからねー。
目的を「知ってもらうこと」と書きましたが、
不遜を承知で言えば、
できることなら「ビジョンや信念を一緒に語り合いたい」のです。
その上でいろんな助言もいただければ、なおうれしいな、と思っていました。
■やっぱり熱い人は熱いものですね
まあ、メーカーの方からすれば、
「誰だ?そしてなんだそのサイト?」
と、いぶかしく思ったり、場合によっては僕など門前払いされてもおかしくありません。
それでも、僕が話すことに乗ってくれるような、
熱い方もたくさんいらっしゃるんですねー!
そこにちょっと感動いたしました。
もっと問題にされないかと思ってました。
(なにしろ、まだオープンもしてないですし。苦笑)
そんな熱い(優しい)方々と話していり、
あるいはちょこちょことセミナーに出たりしているうちに、
両日ともあっという間に終わってしまいました。
あ、今回もまた、Twitterパワーの恩恵を浴びました。
Twitterをされているダイビングメーカーさん、あるいは一般ダイバーさんと、
会場でお会いすることができました。
いやー、Twitterからどんどん広がっていきますねー。
ちなみに、わたしとスキューバダイビング.jpのアカウントはこちら。
いぬたく on Twitter
スキューバダイビング.jp on Twitter
ともかく、午前中から夕方までしゃべりっぱなしでちょっと疲れましたが(笑)、
今後についての明るい希望を感じることができました。
お付き合いいただいた様々なみなさん、ありがとうございます!
うーん、完全にレポートではなく日記になっていますが、
個人的には実りの多い2日間でした。
ダイフェス自体、来場者数・出展数・出展面積が減ってきていますし、
2011年以降も同様に開催されるかどうかは問われているところだと思います。
ダイビング業界、そんな厳しい状況ではありますが、
「まだまだ熱い思いでがんばっている人もたくさんいる」
ということは何よりの財産なんだなと再確認いたしました!
2010-02-16 19:35 この記事のURL | きょうのできごと, たわごと | コメント [2] | トラックバック [0]
2010年第1回東京サンゴカフェに行ってきました
ちょっと前になってしまいましたが、
1/28(木)に「2010年第1回東京サンゴカフェ」に行ってきました。
その感想を書き記しておきたいと思います。
■まず、今回のイベント(カフェ?)に行こうと思った理由
この東京サンゴカフェ、2007年12月20日に産声を上げたもののようです。
(すいません、知りませんでした!)
で、僕が参加させていただいたのは今回が初めて。
このイベント自体を知ったのは、Twitterきっかけでした。
渡辺未知さんや宮本育昌さんをフォローしていて、
そこからこうしたイベントがあることを知りました。
僕は環境についてはまったく不勉強で、ほぼ何も知らないんですよねー。
「これじゃあいかんよなー」と思いつつも、
勉強する取っ掛かりが難しいと感じていたんです。
例えば“環境破壊”に関するニュースがあったとして、
それが本当に正確な事実かどうかを判断するのってかなり難しいというか。
ちゃんとした知識がなければ、できないですよね。
(今の記者は裏取りもなしに記事を書いたりしますし…)
「じゃあその知識ってどこで身につけるの?」と思った時に、
どうしたらいいんだろう、と二の足を踏んでしまう部分がありました。
そこで、今回のサンゴカフェというイベントが、
何かのきっかけになればいいな、と思い、参加してみることにしました。
(とりあえず行動しなければ始まらない!)
■サンゴカフェって何をやるの?
さて、このサンゴカフェ。
名前だけでは何をやるのかよくわかりませんよね。
参加してみるまでは、もちろん僕もわかりませんでした。
今年は「国際生物多様性年」なので、
テーマは「サンゴ礁×生物多様性」ということです。
会は、大きく分けて三つから構成されていました。
1.渡辺未知さんからのご挨拶(約10分)
2.ゲストである屋久島ダイビングステーション「まる」の高橋宏美さんのお話(約40分)
3.グループに分かれ「環境のために自分がやっていること」についての発表(約30分)
高橋さんのお話は、屋久島の海・川・森と生物多様性に関するものでした。
個人的に屋久島ではしげるさんのところで潜らせてもらったり、
さらに今回の高橋さんのスライドも一部はそのしげるさん提供だったりして、
やけに馴染みのあるお話が多かったです(笑)
(屋久島をよく知らない・潜ったことがない人にとっては、新鮮な情報だったと思います)
ただ、一番すごかったのはマルハナガタサンゴの産卵!(動画)
ぼふっ!て感じで放精するシーンが見事に撮られていて、かなり興奮しました!
(あの動画、YouTubeにでもアップした方がいい!)
動画はご紹介できないので、
その日の「まる」さんのブログをご紹介しておきます。
初記録★★★屋久島でついにサンゴの産卵を観察!!!
それから、友人・知人とは離れ離れになるという指示のあと(笑)、
6~7人×4グループに分かれて、
「環境のために自分がやっていること」を発表し合いました。
■そうか、人が出会うからカフェなのだな
と、あっという間に1時間半が終わってしまったのですが、
終わって気がついたことがあります。
これは「講演会」とか「セミナー」とかの類のものではないんですね。
僕自身、正直、すごく何かを「勉強した」というわけではなかったです。
ただ、それと同じぐらい(それ以上に)有益だったのは、
単純に「いろんな人と知り合えたこと」です。
普段からバリバリ活動されてこの会も運営されている方々、
現場のダイビングインストラクターさん、
環境問題への意識が高くていろんな活動をされている学生さん…。
こういう「だいたい同じ方向を向いている人たち」が集う場、
だから「カフェ」なのだな、とわかりました。
そういう意味でも、個人的にとてもいいきっかけになりそうです。
(いや、そうしないといけないのですね)
このご縁を大切にしつつ、
分からないことは相談させていただきつつ、
環境に対するきちんとした知識を身につけていきたいと、改めて思いました。
いやー、それにしても、写真撮るの忘れた!
写真があった方がこれを読んでる方もイメージしやすいだろうに、
完全なる失敗です!!(笑)
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2010-02-04 23:42 この記事のURL | きょうのできごと, たわごと | コメント [0] | トラックバック [0]
おそらく日本初、Twitterダイバー飲み会に行ってきた
昨日、2010年1月16日(土)は、歴史的な日として語り継がれるかもしれません!
おそらく日本で初めて、Twitterをきっかけにダイバーさんたちが集まったのです。
(いや、ちょっと書き方が大げさかもしれませんが…)
■Twitterの中で自然と集まってくるダイバーさんたち
当ブログでも、たびたびTwitterのことには触れています。
去年・2009年あたりからユーザーが増え続けているTwitterですが、
現在ダイビング的には、そのTwitterの中でやや“コミュニティ”的な形ができつつあります。
とは言ってもTwitterにはmixiのように正式なコミュニティのようなものは存在しません。
「“コミュニティ”的な形」と書いたのは、
Twitterを日常的に使用しているダイバーさんの絶対数がまだ少なくて、その結果、
「Twitterをやっているダイバーさんは自然に集まり、ほぼみんなが知り合い状態」
になっているということです。
Twitterでダイビングのことを話しているのはまだまだ少数なので(しかも今は冬だし)、
そうやって話をしている(絡んでいる)ところが目立って、ダイバーが自然と引き寄せられる、
という図式になっているのだと思います。
(まさに井戸端会議っぽい)
これはまだTwitterにダイバーが少ない「草創期」ならではの現象だと思います。
もっとダイバーが増えていくと、
Twitter内での「一ヶ所集中コミュニティ的な形」は崩れていくのかなーと思っています。
それがあとどれぐらいで訪れるのかは分かりませんが…。
その飲み会が行われた場所は、新宿のマリングさん。
ダイバーが集うお店として有名なところです。
(すいません!僕は初めてうかがいました)
マリングさんのTwitterアカウントは、こちら。
しのっち。@マリング (_shinocchi) on Twitter
■初心者、ブランクダイバーからプロダイバーまで合計13人
当日はオープンウォーターを終えたばかりの経験本数4本の方から、
インストラクターをお持ちの方まで、
合計13人のダイバーさんが集まりました。
みなさん、
僕のアカウントやスキューバダイビング.jpのアカウントでお馴染みの方ばかりでした。
いろんな立場・経験でのダイバーさんのお話、とても面白かったです。
日本のダイバーさんには、これといった一つの「共通した文化」がないので、
こういう場ではその多様性みたいなものを改めて感じることができますね。
僕はこういう場では自分が主張するより人の話を聞いていたいと思ってしまうので、
なおさらかなり聞いてることが多かったですねー。
途中で「あれ、自分、もっとしゃべった方がいいのか?」
と思った瞬間もありましたが(笑)、
「いや、自分がつくるサイトそのものが雄弁にしゃべってくれるはず(笑)」
とか思ったりしてました。
ともかく、いろんなダイバーさんとお会いして話をしたりするのはとても楽しいです。
そして同時に、サイトをつくっていく上でも、本当にためになります。
サイト内にある一つのコンテンツを考える時、
実際にお会いして話を聞いているダイバーさんを思い浮かべつつ、
「Aさんならこれは役に立てて(喜んで)もらえそうだな」
「Bさんにはこれは関係ないだろうから、Bさん向けにはこういうコンテンツをつくろう」
なんて具体的なイメージが湧いたりします。
これはとてもありがたいことでもあります。
みなさま、どうもありがとうございました!
さて、このTwitterダイバー飲み会、
今後は定期的に行われるみたいですよ。
ダイビングをしていてTwitterもしている(興味がある)という方は、ぜひぜひ!
僕と、いま作っているダイビングのウェブサイトのアカウントはこちら。
いぬたく (inutaku_) on Twitter
scubadiving.jp (scubadiving_jp) on Twitter
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2010-01-17 22:44 この記事のURL | きょうのできごと, たわごと | コメント [2] | トラックバック [0]
第11回潜水医学講座 小田原セミナーに申し込みました
特定非営利活動法人 潜水医学情報ネットワークが毎年主催されている、
「第11回潜水医学講座 小田原セミナー」が今年も行われます。
そのセミナーに申し込みをしました。
当日の主なプログラムをサイトから引用してみます。
「内容の転載、並びに本ページへのリンクにご協力ください」と書いてあるので、
微力ながら全力で協力します(笑)
12:15 開会
12:15~12:30
1. 挨拶
日本高気圧環境・潜水医学会関東地方会 理事長 石原 哲
特定非営利活動法人潜水医学情報ネットワーク 理事長 西村 周
12:30~13:15
2. 報告講演 東京島嶼の離島医療と救急搬送
前小笠原村診療所所長 島津メディカルクリニック川崎診療所所長
順天堂大学医学部脳神経内科助教 越村 勲
13:15~14:00
3. 教育講演 レジャーダイバー10年間の潜水事故分析
日本海洋事業株式会社 毛利 元彦
14:00~14:15 休憩
14:15~15:00
4. 教育講演 エイジングとダイビング(動脈硬化症の重要性)
江東病院 循環器内科 小泉 章子
15:00~15:45
5. 報告講演 減圧症にならない潜り方
信愛会山見医院 山見 信夫
15:45~16:00 休憩
16:00~16:30
6. 質疑応答 ダイバーの健康管理 各講演者内容含む
応答者 越村 勲 ・ 毛利 元彦 ・ 小泉 章子 ・ 山見 信夫
司会 野澤 徹
16:30 閉会
17:00~ 懇親会 3,000円 一人様
■はい、初めて行きます。すいません
僕はこのセミナー自体は参加するのが初めてなので、
ぜんっぜん偉そうなことを言えません。
(今まではそれよりも土日は潜っていたりしたもので…)
講演のテーマは年によって変わりますが、
今回のテーマは今回のテーマで、なんでも学んできたいと思います。
今まではこのセミナーに参加された方とお話しして、
内容などをうかがっていた程度のものでした。
ただ、その方とも話したりしていたのですが、
個人的にはこういったセミナーの内容を
全国的に、いろんなダイバーさんにも広めたいのです。
■こういうセミナーの内容を興味のあるダイバーさんに広めたい
講演をなさる方はこの日のために資料をまとめたり準備をなさるでしょうし、
それが集約されたこうしたセミナーは、もちろん各地で行われるわけでもありません。
物理的に足を運ぶのが無理な方が興味を持ったとしても、
この日の講演内容を正確に知ることはなかなか難しいかと思います。
それが現在のダイビングをとりまくメディアの一つの問題かと思っています。
とはいえ雑誌メディアでこんな記事ばかり書いてても
直接は売り上げに貢献できないという現実も分かります(笑)、
そういう時に(そういうネタに対して)インターネットを使えばいいのに、
と前から思っていました。
そこで、僕が立ち上げるサイトでは、
こうしたセミナーの取材やレポートもちゃんと行っていきたいと思っています。
今年はできませんが、
主催者の方々が了承してくだされば、
講演の様子を動画でも流せればいいなーと思っています。
ウェブであれば、
ある人は「減圧症にならない潜り方」のところだけ見る、
ある人は「エイジングとダイビング」のところだけ見る、
ということも可能ですし。
(減圧症だけ興味がある人は、わざわざその45分だけのためには来ないですよね…)
ただ、それは僕ができればいいなと思っていることのまだ半分に過ぎません。
■潜水医学に興味・知識がない人も振り向かせたい
そもそも、現在の状況では、
「こういうセミナーに行きたい!」と思うダイバーさんの方が奇特です(笑)
いやいや、もちろん素晴らしいことなのですが。
上で講演のプログラムを書きましたが、
こういったことに親しみのない人にとっては、
エベレストのごとく敷居が高いかと思います。
そこで僕がサイトを運営していくのであれば、
難しいことを(初心者の方にも)わかりやすく伝えることを徹底したい、
と思っています。
例えば、(今回のテーマには含まれていませんが)
「浮上の際の浮上スピードは、分速何メートルが好ましいか」
のような議論があります。
「1分間に9メートルだ!」
「いや、18メートルだ!」
という議論が交わされたりしていました。
それを多くのダイバーに伝えようとする際、
いきなり議論に入って「何メートルがいいんだろうか?」と語る前に、
まず「なぜ今その議論が大事で、問題になっているのか」
という前提の状況から丁寧に説明することが重要なんじゃないかと思います。
そこで初心者の人にも
「あー、だからこの話は大事なのか。それって私にも関係あることだよね」
と、“自分事”だと思ってもらうことが大事なんじゃないかと思うのです。
そうやって問題を噛み砕いて説明してあげるのも、
メディア側の大切な役割なんじゃないかと考えています。
(もちろん、今の雑誌メディアも潜水医学や潜水事故は取り扱っていますけれどもね)
去年のこのセミナー後あたりに、
参加された方とそんな話で盛り上がったのを思い出しました。
あとは僕の方で早くサイトをオープンさせないといけないですね(笑)
志村正彦はあの角を曲がり、僕はペダルをこぎ続ける
フジファブリックのボーカル・志村正彦が2009年12月24日に亡くなった。
29歳だった。
2009年は特に音楽界において不幸が相次いだ年だった、なんてよく言われる。
マイケル・ジャクソン、忌野清志郎、アベフトシ、レス・ポール、川村カオリ…。
ただ、僕にとって、志村正彦の訃報は、どのアーティストの訃報よりも重かった。
なぜ、それほど重かったのか。
なぜ、他のアーティストとは違ったのか。
理由はすぐに分かった。
僕はフジファブリックと、志村正彦と、
同年代としてこれからも一緒に歩んでいくことを微塵も疑っていなかったからだ。
(僕は1979年生まれ、志村は1980年生まれ)
「ペダル」というフジファブリックの曲がある。
フジファブリックが、志村正彦が、ペダルを踏んで自転車をこぐ歌だ。
前を進む誰か(何か)に「消えないでよ」と願いながら。
あの角を曲がっても 消えないでよ 消えないでよ
駆け出した自転車は いつまでも 追いつけないよ
「ペダル」(作詞:志村正彦)
そう、僕は志村がペダルをこいでいる横で、
これからもずっと一緒にペダルをこいでいくんだと思っていた。
マイケルや清志郎は確かに偉大なトップアーティストだけれども、
それらは自転車をこぐ僕らの横で立派にそびえる巨像だった。
巨像が消えてしまうことに心は痛んだが、
少し自転車をこげばその景色は後ろに過ぎ去っていくのだと思った。
でも今回は、横で一緒に自転車をこいでいてくれているはずの人が、
いなくなってしまった。
事前にそんな予告なんか、ちっともくれずに。
自分とフジファブリックの関係を少し述べてみる。
客観的な数字を語るために、Last.fmの僕の再生回数を参考にする。
志村に起こった出来事を知った12月25日、
フジファブリックは僕の再生回数ランキングで、合計1,619アーティスト中の26位だった。
(あれからよく聴いているので、現在は変動している)
上位に入っているし、もちろん大好きなバンドだった。
とはいえ、単独ライブに行ったことはなかった。
なので、「フジファブリックばかり聴いてる」「フジファブリックが1番」という方には
このエントリを書くにあたって申し訳ない気持ちがあるが、
あくまで自分とフジファブリック(志村正彦)との関係や思いを素直に書こうと思う。
初めて生でフジファブリックを観たのは、
2005年のロックインジャパンフェスのレイクステージ。
フェスの直前(6月1日)にシングル「虹」がリリースされ、
その曲がすごく好きになった僕も期待して観た。
まだ若い感じはあるけれど、いいバンドを観た、という印象だった。
なにより、クソ暑いレイクステージで「虹」のイントロが流れた時は、
漠とした“希望”を感じた。
そしてちょっと大袈裟に言えば、
「このバンドとなら僕の希望も分かち合っていけるんじゃないか」
そんなことを思ったのだ。
次に彼らを観たのは一年後。
同じくロックインジャパンのレイクステージ。
(トップバッターだった)
当時の自分のmixi日記を振りかえると、
「よかった。よくなってる。確実に進化している。」
と書いている。
やっぱり「希望を感じた」、そしてそれを象徴する曲が「虹」だとも。
遠く彼方へ 鳴らしてみたい
響け!世界が揺れる!
「虹」(作詞:志村正彦)
その頃(05~06年ぐらい)の僕は、公私ともに今よりもずっと鬱々としていて。
そんな自分に希望を感じさせてくれる、
そして一緒に希望へ向かっていけそうなバンドがいることがうれしかった。
「虹」の間奏、キーボードが響く中で見上げたひたちなかの空は、
バカみたいに青かった。
ただ、次に彼らを観るのは、
2009年のロッキン、さらには志村の故郷・山中湖(SWEET LOVE SHOWER)になった。
(07年はCocco、08年はBRAHMANとステージが被っていてそっちを選んでしまった)
この間に彼らは「TEENAGER」と「CHRONICLE」という
とんでもなく素晴らしいアルバムを二枚出している。
ライブには行ってなくても、私生活ではそれらを愛聴していた。
愛聴どころか、とにかくすごいアルバムを出してるアーティストとして、
(久しく観てないにも関わらず)僕の中での存在感はむしろ増していた。
「TEENAGER」でも「すごくいい!」と思ったのが、
続く「CHRONICLE」もすごくよくて、
「これは本物だ!いや、すごいバンドになろうとしているのかもしれない!」
とワクワクしていたのだ。
フジファブリックとすぐに分かる特徴的な音楽性はそのままに、
志村のハイなところも内省的なところも盛り込まれた曲たちは、
まさにフジファブリックと志村にしか作れないものだった。
「陽炎」や「茜色の夕日」で見せていた、どストレートな要素も、
さらにグレードアップして「若者のすべて」「Anthem」などに昇華されていた。
特に「若者のすべて」は、彼らの中で僕が最も好きな曲かもしれない。
志村の書く曲のまた素晴らしいところは、その歌詞。
歌詞を読んでから曲を聴くと、
引き込まれるようにフジファブリックと志村正彦が好きになってしまう。
気持ち伝えるのに いつも人は何故に
これほどまでに悩むのでしょう
「ないものねだり」(作詞:志村正彦)
真夏の午後になって うたれた通り雨
どうでもよくなって どうでもよくなって
ホントか嘘かなんて ずぶぬれになってしまえば
たいしたことじゃないと 照れ笑いをしたんだ
「星降る夜になったら」(作詞:志村正彦)
曖昧なことだったり 優しさについて考えだしたら
頭の回路 絡まって 眠れなくなってしまうよ
「ロマネ」(作詞:志村正彦)
茜色の夕日眺めてたら少し
思い出すものがありました
短い夏が終わったのに
今 子供の頃のさびしさが無い
「茜色の夕日」(作詞:志村正彦)
あまりたくさん歌詞を読むと、
また泣けてきてしまうのでもうやめておきます。
けど、どの歌詞も素晴らしい文学性と抒情性を兼ね揃えていて(ここらへんは評論家に任せた)、
読めば読むほど、曲を感じれば感じるほど、志村が好きになってしまうんだ。
ハイな時はめっちゃ騒いで、
思案に暮れる日は自分の中に閉じこもる、
志村正彦という人間が。
それはきっと僕にも、そして同世代の多くの人にも共通していて、
だからこそ彼が愛される理由になるのだと思う。
そうやって“人間らしく”喜んだり、落ち込んだりしながら生きている人がいる。
そして、僕(たち)はそういう同年代の志村と一緒に歩んでいく。
そのことがただただ、うれしかったのだ。
志村の曲に対するそういった思いは、New Audiogramのインタビューで読むことができる。
最近は、人生最高、生まれてきて良かった、
1億人のなかの君と出会えて幸せだっていう曲が
世の中のスタンダードとされているじゃないですか。
それは全然悪いことではないんですけど、
僕の場合は、まだ身の丈が合ってないのか、そこには共感できないんですね。
それよりも、自分の弱いところやネガティヴなこ と……
ネガティヴと言っても悪い意味ではなくて、
誰しもが感じるちょっと後ろ向きなことを楽曲にしたいなって思ったんですよ。
ある意味、そういう楽曲を作ることで消化して、
辛くなくなるんじゃないかっていう希望を込めたし、
当時の僕が、民生さんが"とても辛いよ"と歌う楽曲に救われたように、
僕と同じよう に満たされない境遇にいる人たちが共感してくれたら、
僕がここまでのものを吐き出した労力は報われるんじゃないかなって思いますね。
New Audiogram : PREMIUM : フジファブリック
そういえば、2009年のロッキンを控えたある夏の日、
帰り道で「ペダル」が流れてきたら、なんだか涙が浮かんできたことがあったな。
僕にとってフジファブリックや志村正彦は、そんな大切なアーティストだったのだ。
話を戻す。
そうして2009年のロッキン。
久しぶりに聴いた志村の歌声は、正直やや微妙だった。
(その時のエントリでもしっかりそう書いてしまっている)
もちろん、曲が素晴らしいだけに「もったいない!」という意味。
「虹」のサビの高音などは、明らかに出ていなかった。
それはSWEET LOVE SHOWERでも同様。
(けれど故郷の富士山麓に帰ってこられた志村が嬉しそうだったのは印象的だった)
そしてそれが、僕が最後に見た志村になってしまった。
その時点では、もちろんこんなこと0.001%も予想していなかった。
気分的には、志村と肩でも組みながら
「もっと歌練習しろよー、あんなに曲いいんだから!じゃないと今度は観ないぞー(笑)」
なんて冗談を言い合っているようなつもりだった。
(あの声の調子が急死に関係があったのかどうかはわからない)
とはいえ、志村の歌が…なんてのは正直どうでもいいことで、
僕にとって志村とフジファブリックはこれからもまだまだ一緒に歩いていく存在だと思っていた。
そっちの方がよっぽど大切なことだった。
「次に生で観る時は、ボーカル面も含めて驚かせてくれるだろ?」
という“アーティスト的な”期待もあったけれど、
それよりも志村は“同時代を生きて同じようなことを感じる一人のダチ”に近かったんだ。
普段、周りの親や友達に対してって、特異な才能を求めてはいないと思う。、
その人への親近感や共感、時にはどうしても憎めない何かがあったりして、
その人が無事に生きててくれて(願わくば)自分の近くにいてくれればいい、
人生いろいろあるけれど一緒に生きていこうよ。
身近にいる人っていうのは、そういう感じなのだと思う。
志村は僕にとって、(アーティストにも関わらず)そんな人だった。
本当の意味でそれを実感したのは、2009年の暮れのことだったけれど。
志村が29歳でこの世界からいなくなってしまった数日後、僕は30歳になり、
その数日後、2009年は終わって2010年が始まった。
志村が足を踏み入れることができなかった世界。
僕の隣に志村はいない。
志村はあの角を曲がって見えなくなってしまったけれど、
僕はペダルをこいでいかなければいけない。
志村が遺してくれたたくさんの素敵な曲と一緒に。
それらの曲は輝きすぎていて、きっとこれからもその輝きが失せることはなくて、
例えば夏の終わりに花火を見るたびに志村のことを思い出してしまうのだろうけれど。
最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな
ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ
「若者のすべて」(作詞:志村正彦)
こんな曲ばかり遺していって…。
「消えないでよ 消えないでよ」って、言いたいのはこっちの方だよ、志村。
けれどペダルをこいで進んでいかなきゃいけないんだね。
志村が見ることのできなかった世界を。
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私的、COUNT DOWN JAPAN09-10<後編>
前編のエントリに続いて、カウントダウンジャパン後編、12/30と12/31の私的レポートです。
■12月30日(水)■
3日目。
それはフジファブリックで始まる日。
前日の夜からフジファブリックを聴いたりしていたけれど、
気分をどうやって保っていればいいのかわからない。
悲しいのか、不安なのか、自分の感情がなんなのだかわからなかった。
そして迎えた日。
フジファブリックが、志村が立つはずだったステージがどうなるのか、
あるいはその13:00からの約40分間で自分がどうなってしまうのか、
時間が迫ってもわからないままだった。
ともかく渋谷陽一さんの朝礼から聞き逃すまいと、アースステージで待機。
いつもの音楽に乗って、渋谷さんが登場。
「ここで何を話そうかずっと考えてきましたが、もう言葉は要らないと思います」
と言って、1分間の黙祷。
広いアースステージが静まりかえる。
鼻水をすする音しか聞こえなくなった。
30秒、40秒とたつうちに、鼻水をすする音が増えてくる。
僕はと言えば、泣きはしなかった。
自分が泣くというよりも、志村に対して何かを祈っていたかった。
何を祈ればいいのかはわからなかったけれども。
1分間の黙祷が終わる。
「初日も言いましたが、
このフェスが悲しくなったり暗くなったりすることを志村も望んではいないと思います」
そうだ。
そうだよね。
メンバーの意向もあり、フジファブリックが演奏する予定だった曲を、
そのままのライブ映像で流すことが告げられた。
舞台照明も、本番で行うのと全く同じに行われるようだ。
そして、渋谷さんのいつも通りの呼び込み。
「このフェスと一緒に歩んできてくれたアーティスト、フジファブリック!!」
スクリーンには、僕も生で観ていた今年の夏の「銀河」が流れ、
メンバーの楽器と志村のギターと帽子と煙草の乗ったステージには、
無数のスポットライトが降り注ぐ。
みんな、楽しんでいた。
もしかしたら踊りながら泣いている人もたくさんいたのかもしれないけれど、
フジファブリックがかき鳴らす音で、今度は鼻水をすする音は聞こえてこない。
楽しい分だけ悲しくもなるけれども、
悲しい分だけ楽しまないとねー!!と、
半分は自分に言い聞かせながら、フジファブリックのステージを楽しんだ。
多くの人は二つの大きなスクリーンに映し出される映像を観ていたが、
僕は照明に彩られたステージをなるべく観るようにしてた。
ライブ映像はこれからも観られるけれど、
フジファブリックのステージを観られるのはこれが本当に最後かもしれないから。
ありえないことを書くけれど、
普段はあんまりこういう気になったりしないのだけれど、
そうやってステージを観ていたら、そこで歌ってる志村が見えた気がしたよ。
8曲が終わって、スクリーンに志村の素敵な笑顔が映し出された。
とても楽しいステージだった。
だったけれど、やっぱり、悲しいものは悲しいよね。
なかったことにできるのなら、なかったことにしたいよね。
フジが終わってからちょっと腹ごしらえをして、時雨へ。
(そう、志村がいなくなってしまっても僕らは食べるし、生きていかなければいけない)
14:15~凛として時雨@アースステージ
誰かがTwitterでこんなことを書いていた。
「フジの後のアースの雰囲気を、時雨がぶち壊してくれ!(もちろん良い意味で)」
うん、ぶち壊してくれたよ!
すごいわ、彼らは。
僕が前に観たのは2008年だったか、
それからちょっと間が空いてるけれど、
アースという大舞台でますます混沌さを増してるかのような圧倒的な音ねー!
語り尽くされている言葉だけれど、3人でどうやったらあんな音の波を生み出せるのよ。
「音数がとにかく多くて叫ぶような高音ボーカル」
というスタイルを踏襲するバンドは他にもあるかもしれないけれど、
それらとは比肩できない、まさに唯一無二の時雨サウンド。
僕はめちゃくちゃ時雨スレイヴってほどではないけれど、
こんなバンドにハマっちゃったら中毒になって、他のバンドが聴けなくなるんじゃないかしら。
すごかったわー。
そこからしばしDJブースの保坂壮彦、木下理樹(ART-SCHOOL)へ。
保坂さんは良い意味でロッキンっぽい曲を流すねー。
けど「White Surf Style 5」でフロアが盛り上がらなかったのにはショック。
世代が違ってきてるってことなのか?
(そういやこの曲ももう10年近く前なのか)
ここでちょっとDJブースを離れて食糧補充に。
Nothing's Carved In Stone@ムーンは見事に入場規制。
夏にレイクでやったアーティストがムーンってのは無理があるよねー。
たまたま「November 15th」が流れて、足を止めてハイになる。
そこからまたDJブースに帰還。
木下理樹はオーディエンスのことよりも自分の好きな曲をかけてる感がよかった。
最後、木下も志村のことについて触れてた。
「なんて言ったらいいかわからないんだけれど、一つ言えるのは僕は志村が好きってこと」
そして「虹」をかけてくれた。
16:45~KREVA@アースステージ
何気にKREVAのライブは2009年で4回目ぐらい。
HIP-HOPをあまり聴かない僕にとっても耳と感覚に心地よい音を鳴らしてくれる人。
とはいえ僕がライブを観るのは、
同時に彼の人間性が大好きだからでもある。
(人柄や人間性がライブを観る動機になるのは、僕の場合はとても稀)
あの話し方や振る舞いから誤解してる人もいるかもしれないが、
その“誤解”とは真逆に、とても謙虚な人だと思う。
(あの言動は、誇りやプライドの裏返しかと)
「お客さんのことをほんとによく考えてる」
「常にチャレンジをし続ける」
「謙虚で礼儀正しい」
「ただしプライドは持つ」
という点で、プロのお手本のようなひと。
今回はツアーの最中らしく、
そのツアーでも挑戦しているというヴォコーダーという楽器の弾き語りを披露してくれた。
ミュージシャンとして「楽器がひけない・音譜が読めない」というのは欠点にもなり得るし、
時にはそのことで嘲笑されたり相手にされなかったりもするかもしれない。
けれどKREVAはそれを全く隠すことをしない。
「今日も周りにはプロばかりいる中で、
俺の演奏なんて素人レベルだろうけれど、頑張ります」
そう言って、心を込めながら鍵盤を押さえ歌を歌うKREVA…、
かっこいいとしか言えん!!
KREVAには、毎回毎回、「あなたという人を見せてくれてありがとう」
という思いを抱く。
まあ、ミュージシャンなら音楽そのものだけでも心打たれてほしいのかもしれないが(笑)、
これは僕なりの素晴らしい褒め言葉なのだ。
考えようによっては、アーティストがあるアルバムから一気に音楽を変えてしまったら、
「昔の方がよかったのにね」
と、観るのをやめてしまうこともあるかもしれないが、
僕のKREVA観のように人間そのものが好きなのであれば、
そういうことはないわけだ。
なんかキモくなってきた気もするが(笑)、
とにかく僕は同じ男性として、KREVAって人が大好きです。
18:00~the HIATUS@アースステージ
僕にとってHIATUSと言えば、夏のロッキンの大トリ・レイクステージ。
あそこで観たHIATUSと細美武士は何かに憑かれてたかのように神がかっていた。
その鮮烈なイメージが強すぎて、
それ以降のHIATUSのライブに触手が伸びなかったぐらいで。
今回はその夏のロッキン以来の対面。
うーん、全然悪くはないのだけれど、やっぱりあれほどの「神」ではなかった印象。
(そもそも、神のようなライブなんて滅多に観られない)
彼らの問題じゃなくて、会場の広さ(僕と彼らの距離)の問題なのかもしれない。
ただ、1st以降にシングルを出して、これから第二章を迎えるバンドの「過渡期」のような
感触・予感は感じた。
という意味では、これからも楽しみにしてる。
次に機会があったら、今度は単独に行ってみたい、と思うようになった。
19:15~東京事変@アースステージ
大人だねえ、オトナ。
音がもう、大人すぎる。
音楽のことを分かってる職人が5人集まってる天才集団、的な匂い。
ただ、そのジャズっぽいノリは、アースという一番大きなステージよりも
コスモとかムーンあたりで聞きそうなテイストの音楽。
それをポップに昇華してるのは、とにもかくにも椎名林檎という歌い手のパワーだろうなー。
4人が甘すぎずにすごく良質なケーキのスポンジ部分を作っていて、
その上に甘くて大きいイチゴ(林檎という名前だけど)が乗ってる感じ。
こういう類の音楽性にして、あそこまで会場が手を振って一体になれる、
ということにすごい力を感じてしまった。
20:35~サカナクション@ギャラクシーステージ
はい、すごく楽しみにしていました。
そして、その期待すら上回る、まさに最高すぎるライブでしたよ!!
入場の1曲目イントロとしては最高の部類の盛り上がりパワーをもつ「Ame(B)」から、
もうこれ以上ないんじゃないか!ってぐらいの珠玉の名曲ぞろい。
いや、会場も僕も、ほんとに大盛り上がりだよ!!
「白波トップウォーター」「セントレイ」「ネイティブダンサー」…。
こんな楽しさは久しぶりに味わった!!というぐらいの!!
Vo.であり首謀者である山口一路さんが、
「Talking Rock!」で編集長・吉川尚宏さんにこんなことを話していた。
「メインストリームとアンダーグラウンドの間を射抜きたい」
たしかに!
僕がサカナ好きな理由もそこに集約される気がする。
そこを狙い続ける山口一路さんの企みが、
僕にも他の人たちにもピッタリとハマってるのだと思う。
もちろん、ライブがいいのもすごく大事な要素。
CDで生み出せていることがライブで生み出せないバンドも多い中、
サカナはそこも違うと再確認。
最後は、アンコールに応えて、予想通りの「ナイトフィッシングイズグッド」!!
これしかないと思ってたよ!!
ありがとう!!
としか言えない状態で、また美しくも楽しい瞬間を過ごしました。
今までの2日間もいいライブはたくさんあったけれど、
こんなライブを見せられて体験してしまったら、
もはやここまで3日間のベストアクトはサカナとしか言えなくなってしまったよ。
この限られた時間で、これ以上にベストな選曲・曲順を考えられない。
そしてこれ以上の雰囲気とお客さんもなかなかない。
サカナクションも、あそこにいたお客さんも、ほんとにありがとう。
正直、この日を迎えるまでは、
フジファブリックで自分がどうなってしまうのかわからなくて不安だった。
けれども、一日を終えた瞬間の感想は「すっごく楽しかった」。
志村さんも喜んでくれるフェスの過ごし方になったと思ってる。
そういえば、山口一路と志村は同い年だね。
山口やサカナだけでなく、全てのアーティストに改めてありがとうと言いたい。
3日目、無事にしゅうりょう。
■12月31日(木)■
この日は、僕も奥さんも大好きなCoccoがムーンのトップに出る日。
大きな集客力をもつCoccoがムーンなのは、
過度なプレッシャーを避けたいと希望したCoccoとそれに配慮して応えたJAPAN側の措置。
(詳細は「ROCKIN' ON JAPAN」1・2月合併号にて)
というわけで、ここはまずCoccoを第一優先に会場へ。
11:00ぐらいに会場到着。
開場は12:00予定だったのがちょっと早まって11:45頃。
ムーンに直行して、見事に最前列をゲットいたしました。
そこからライブ開始まで2時間以上あるけれど、Coccoのためなら全く問題ない(笑)
ちなみに、フェスというものにはもう何十と行っているけれど、
その日のトップバッターとはいえこんなに一つのアーティストを長時間待つのは初めて。
でもそれぐらいCoccoは好きだし、彼女のライブにはいっつも心揺さぶられるんです。
14:15~Cocco@ムーンステージ
セットは、ドラムやエレキギターのないアコースティックバージョン。
そこに、長田進さん、大村達身さん、堀江博久さんと一緒に、Coccoが入場。
やっぱりやや緊張してるような感じながら、隣の長田さんと呼吸を合わせる。
そして歌い出したのは、「Raining」。
いつものCoccoの声だった。
透き通っていて、それでいて力強く。
この曲自体がもう鮮やかすぎるほどの情景を浮かび上がらせるのに加えて、
今のCoccoの心境を推し測ったりしたら、僕の中にもいろんな思いが交錯した。
続いて、「愛について」、「絹ずれ」(ウチナーグチバージョン)、
「バイバイパンプキンパイ」、「強く儚い者たち」。
Coccoは相変わらず楽器に挑戦していて、
彼女の周りには鈴やらリコーダーやら、4,5個の小さな楽器が並んでいた。
楽曲の中で彼女の演奏パートが近づくとどんどん表情が強ばっていくのだけれど、
無事にこなして隣の長田さんに「できたぁ!」って子どもみたいに笑いかける表情は
たまらんぐらいかわいかった。
また、鉄琴を叩き始めたら、
これから叩く鍵盤の上に鈴が乗ってるもんだから慌ててそれをどかしたり、
そんなところもチャーミング。
けれど一番大切なのは、Coccoがそこで歌っていること。
前述の「ROCKIN' ON JAPAN」で渋谷陽一さんが彼女に話していた通り、
Coccoにはとにかく歌っていてほしいと願ってしまう。
それはCocco自身にとって決して簡単なことではないのだと思うけれど、
やっぱり願わずにはいられない。
歌だけでこれだけ人の心を動かせる、稀有な歌い手なのだから。
渋谷さんもCoccoに語っていたように、
無理して行動する必要はないし、背負う必要もない。
ただ(できることならCocco自身も楽しみながら)歌ってさえいてくれれば、
僕ももうそれで十分なのだ。
救われたいのではない。
ただそれが「うれしい」ということ。
Coccoが5曲を歌い終え、
「みんなありがとうや。来年も歌います。よいお年を」
と言って帰っていったあと、周りはほとんど泣いていた。
推測するならば、それは感動した涙ではなく、
みんなCoccoのことが好きで、単純にうれしかった気持ちが強いのだと思う。
(少なくとも僕はそうだった)
とにかく、Coccoが帰れる場所は、いつでもそこにあるのだ。
あとはCoccoが帰りたいと思ってきたときに帰ってきてくれればいい。
けど、どうやら少し活動的になってアルバムも作ってるみたいで。
それもすごく楽しみにしているよ。
15:00~やついいちろう@DJブース
Coccoのあとに移動したら、入場規制中。
すごい集客力になってるなー、やつい!
なんとか会場には入れたものの、かなりギュウギュウ状態。
この状態で「survival dAnce」の“座って休憩”はちょっと無理があるかなー(笑)
とはいえ、ただ純粋に楽しかったです。
(もうちょっと踊れるスペースがあるともっとよかったけれど…)
やついがかけた中で一番キョトンとされてたのが
「LOVEずっきゅん」(相対性理論)だったのは驚き。
うーむ、客層が違うのか…。
16:45~bonobos@ギャラクシー
ゆるり。
ゆるり、と観た。
思ってた通りの心地よさ。
17:45~GO!GO!7188@アース
単独ライブに何回も行ったりするぐらい好きなバンド。
夏のロッキンでも出演した時は欠かさず観ているけれど、
その時はレイクなので、アースのような最大級のステージで観るのは初めて。
それでも立派にこなしてた。
やっぱり着実に、一歩一歩成長してるんだなー、と実感して、
なんか嬉しくなってしまった。
「親か!」と言われそうだが、彼女たちとは同い年(そしてその点もなんか親近感)。
今年はアッコの裂孔原性網膜剥離という病気もあって、
本人たち的には停滞して休息した時期があったとMCで話していたが、
ステージで観る限りはそんなブランクはちっとも感じなかった。
「その休息後、初めてのお仕事でカバーさせてもらったのがすごくいい経験だった」
と彼女たちが話すフラカンの「深夜高速」カバーはすごく響いたよ!
途中からは鈴木圭介さんが加わって!
「生きてーてよかったー! 生きてーてよかったー!」
からの
「生きてゆーく力がー その手にあるうちはー 笑わせててー いつもいつも」(こいのうた)
には、思わず涙。
にくいことやってくれるじゃないのー!
他にもライブでお馴染みの曲を並べてくれて、大団円。
終わってから気づいたけどライブでの定番曲「パンク」も「ロック」もやらなかったんだねー。
それが気にならないぐらい、
個人的には思い入れのある曲がたまってきてるバンドなんだなー。
今年、2010年の6月28日でデビュー10周年だね!
なんかやるのかな?
期待してるよ!
その後もモンパチやSuperflyなどなど観ようかとも思ってたんだけれど、
GO!GO!7188があまりに素敵にまとめてくれたので、
これにて4日間を終えることにした。
屋内フェスということで渋谷陽一さんが書いていた「無機質な空間との闘い」も、
予想以上に何も気にならず、そこにはただただ楽しい空間があった。
正直、夏のロッキンに匹敵するほどの燃え尽き症候群にかかっていて、
こんなに困るとは思ってなかったほど、今は困っている(笑)
いやー、年末にこんなフェスがあるなら、
これも毎年行きたくなっちゃうじゃないか!!
そんなわけで、
あの空間を作り上げてくれたアーティスト、スタッフ、お客さんに、
心から「ありがとう」と言いたいと思います。
ありがとう!!
そして、音楽ばんざい!!
私的、COUNT DOWN JAPAN09-10<前編>
2009年の年末、初めてCOUNT DOWN JAPAN09-10に行ってきた。
夏フェスには、
ロックインジャパンを初めとしてここ10年でいくつものフェスに行ってきたけれど、
屋内の大型フェスは初めて。
もっと言えば野外でもサマソニのような都市型のフェスに行ったことがない。
僕にとってフェスといえば、芝生や太陽や土に囲まれて味わうものだった。
もともとロキノン系アーティストは好きなだけに、
COUNT DOWN JAPANもメンツ的には毎年気になっていたものの、
どうも屋内でコンクリートに囲まれてフェスを過ごす自分が想像できなかったのだ。
けれど今年の夏。
自分にとって9回目のひたちなかが終わっていつものように亡骸のようになっていると、
COUNT DOWN JAPANのサイトに渋谷陽一さんのメッセージが載っていた。
以下、引用。
「居るだけで高揚したフェス感を堪能できるのは夏の野外フェスだけではありません。
閉ざされた屋内空間だからこそ実現できる非日常感、その可能性の限界に挑戦したいのです。
ただ、そう思えるようになったのは去年からです。
正直言って、あのコンクリートの無機質な空間との闘いは、ずっと厳しいものでした。
当初は、その無機質感をいかに隠すかにエネルギーの多くを使っていました。
今は、むしろ閉ざされた無機質感を利用し、楽しむかという発想に変わってきています。
屋内フェスは楽しいです。」
この部分は、まさに僕が気になっていたところで、
「えー、じゃあ渋谷さんがそう言うなら騙されたと思って行ってみるかあ!」
と思ったのだ。
で、4日間行ってみて。
いやー、よかったよ!!
ほんとに!!
行ってよかったあああー!!
もちろん夏の野外で味わうフェスとは違うけれども、
冬の幕張メッセも、そこらじゅうに音楽が満ちたすごくピースフルな空間だった。
音楽があって、
音楽が大好きな人たちが集まれば、
そこはとても素敵な空間になるんだね。
そしてそれを支えてくれるスタッフさんたちにも本当に感謝。
以下、観たアーティストと行動記録です。
■12月28日(月)■
人生初ののカウントダウンジャパン@幕張メッセ。
12:30ぐらいに到着。
¥1,000の出し入れ自由クロークに荷物を預ける。
夏のひたちなかでもあれだけ快適なだけに、
ここらへんの案内とオペレーションはさすがという感じ。
すごいねー。
13:00~アナログフィッシュ@コスモステージ
トップはアナログフィッシュから。
生ではこれまでチラ見・チラ聴きはしたことがあったけれど、
ちゃんと観るのは初めてだったかも。
よかったよ!
思っていたよりも良い意味で「まともな」バンドだった。
(もっと変態チックでひねくれてるのかと思った)
最新シングル「平行」のベースラインは、中毒になりそうな心地よさ。
初日のしょっぱなってこともあってか、ステージは半ばぐらいの入り。
(この時点ではそれが多いのか少ないのかよく分からんかったけれど)
けどCDJ初体験の自分としては、
「いやいや、これは思ってたよりぜんぜんイケるぞ!」
という感触を得られたのが個人的に大きな収穫。
楽しくなってきましたよ、これは!!
それからちょっと、フードエリアで腹ごしらえ。
ハム焼き、ハム汁…、みなと屋が空いてる時は2,3分で買えることに感動。
これじゃ、もう夏に並んで買うのが馬鹿らしくなってくるなー。
14:15~Perfume@アースステージ
アースステージの音がすばらしかったんだよ!
これまで、Perfumeは単独ライブに行ったことはないので、ロッキンで観た2回だけ。
(08年のレイクと09年のグラス)
もしかしたら単独ではこれぐらいバリバリの音を鳴らしてるのかもしれないけれど、
僕にとっては今までライブで聴いてたのと全然違う音に衝撃を受けた!
感動で涙ぐんでしまったほど。
「中田ヤスタカはこういう音に、この3人の声と踊りとキャラを乗せたかったのね!!」
それがようやく実感として理解できた気がした。
そういう意味では、中田ヤスタカのルーツ的なものって、
やっぱりクラブ(Perfume的に言えば「ディスコ」)にあるんだな、ということも実感。
これはかっこえーよ。
こういうアーティスト、今までいなかったもの。
その革新性がやっとわかった。
(同時に、これは野外より屋内向きのアーティストだなー、とも)
けどだからこそ、あーちゃんを中心とした掛け合いMCは、
そろそろ違うパターンに切り替えてもいい気がしたかなー。
十分に音と歌と踊りで語れてるからさ!
あと、「チョコレート・ディスコ」のかしゆかの楽しそうな笑顔が印象的。
あー、すごく楽しんでるんだなー、と。
(今まではあーちゃん派)
かしゆかのかわいさに今さら気づく僕は、時代遅れですか。そうですね。
次は民生とマスドレと筋少ですごく迷ったけど、ケンヂさんに行くことに。
(ご飯食べてたらちょっと遅れちゃった)
15:30~筋肉少女隊@アースステージ
正直言って筋少の曲はほとんど知らないんだけれど、
大槻ケンヂさんが大好きなんです。
(特に彼の書く文章が大好き)
そういう頭の回転の速さが存分に楽しめるライブ。
40歳を迎えても「人間が嫌いだ!」と叫びながらメタルができるって素敵。
そこの「社会からはみ出てる感」は、
僕が最高に愛してるアーティスト・草野正宗さんにも通ずるものがある。
そういう人は観ているだけで勇気をもらえるよね。
けど、同じ時間の裏では民生が「茜色の夕日」歌ってたんだよなー。
それも観たかった!!
(志村については、別エントリでちゃんと書きます)
17:00~People In The Box@コスモステージ
ステージは満員ではなかったものの(失礼)、
なんだかTwitterでは異様に人気が高かった。
(このステージを観に来てる人が多かった)
なんかその感じは分かる気がする。
個人的には半年前にひたちなかのウィングテントで観て以来2度目。
僕がすごく好きな部分を持ってるバンド。
バンド自体はそのまま進化している、のだと思う。
けど個人的にはここまで轟音じゃなくていいんだよなー。
ごくごく趣味の問題なのだけれども。
そういうのは難しいところだよねえ。
17:30~グッドラックヘイワ@ムーンステージ
ピープル後、いい感じの音に誘われてチラ見。
いやー、これはいいね!!
ノれる音でもあるし、心地よくなる音でもある。
失礼ながら知らなかったんだけれど、
これから要チェキや!!
さっそく帰ってから調べてみることにした。
18:00~avengers in sci-fi@コスモステージ
今回が初見だったんだけれど、なにげにかなり期待してた。
お客さんも多かったし、みんな盛り上がっていたけど、
個人的にはあと一歩な感じかなー…。
音がちょっと浮つきすぎている感じ。
特にドラムとベースのリズム隊がもうちょっと何かできるんじゃないかなー、
と思ってしまった。
例えばサカナクションがあそこまでノれるのは、
リズム隊もとてもすばらしいグルーヴ感を出しているからで。
個人的にはそこがちょっと物足りなかったところ。
ちょっと偉そうなことを言えば、
これからの成長に期待してる!
また観に行くから!!
18:25~坂本龍一@ギャラクシーステージ
感動しました。
なぜピアノだけの音でこれだけ人の心が動かせるのか、
音楽の才能がない自分にはそのための道筋が見当もつかない。
たぶん「一つ一つの音へのこだわり」なんだろうなー。
ピアノで言えば、もちろん音の性質や強弱もそうだろうけれど、
その鳴らし方やタイミングだとか。
そこが才能と経験に裏打ちされてるところなんだろう。
って、想像で分析しかできない。
たまたまアベンジャの直後に観てしまったので比較するのも気の毒なんだけれど、
教授はそういう部分で次元の違うところにいるんだろうな。
すごかった。
この日観たアーティストの中で、単独ライブを最も観てみたいと思ったひと。
19:00~阿部真央@コスモステージ
いいと思う!
個人的には、
2009年に"スターアーティスト"への階段を駆け上ったのがSuperflyでなく阿部真央でも、
ぜんぜん違和感はなかった。
(もちろんSuperflyも好きだし、彼女はほんとに才能ある人だと思う)
曲や歌唱力に疑うところはまったくないので、
あとはキャラの立ち方なんだろうかなんだろうかとか思案しながら観ていたけれど、
(女性ソロシンガーってやや飽和気味なのかもしれないし…)
ライブ自体は何の問題もなくよかった。
うん、よかったよ!
そのままやっていれば、順調にもっと多くの人に伝わっていくと思う。
20:30~ユニコーン@アースステージ
個人的には今年3回目のユニコーン。
とはいえ僕は残念ながらリアルタイムではそこまで熱烈にハマってはいなかったので、
なんとなくいつも傍観気味になってしまう。
やっぱりこういうフェスでトリを飾れる実力はすごいと思う。
(↑こういう見方がすでに傍観的な気もするが…)
冬なのでアンコールでは「雪が降る町」をやってくれるだろうとも思っていたのだけれど、
あと3日間あるので無理せず途中で帰宅。
でも十分に楽しかったお!
1日目の私的ベストアクトはPerfumeか坂本龍一だなー!
■12月29日(火)■
続いて2日目。
(長文すいません!)
13:00~氣志團@アースステージ
会場に着いてご飯食ってたら朝礼に間に合わず(涙)
氣志團をちょっと楽しんだ後に本命のBIGMAMAへ。
13:30~BIGMAMA@ムーンステージ
早めに移動してよかったー、というぐらいの人の多さ。
生で観るの2度目だけれど、すっごくよかった!
彼らをずっと追っているわけではないのでどこがどうとか具体的には分からないのだけれど、
めっちゃ成長してるんだと思う。
セトリも、かなりベストに近いものだったのでは。
(少なくとも僕は大満足だったよ!)
ボーカル金井さんが、
自分の思いを自分の言葉でしっかり伝えられる人だということも素敵。
(それって、特にロッキング・オンのフェスにおいてはとても大事なこと)
「いつも同じこと言うんだけど、この時間この場所を選んでくれてありがとう」
「これからも驕らず謙虚でやっていきたいと思います」
それをちゃんと言葉にできるところが素晴らしい!
これからも観続けていきたいバンド。
単独もぜひ行きたい!
14:00~のあのわ@コスモステージ
のあのわもいいよー!
いいんだよー!
BIGMAMAと同じく、夏のひたちなかで観て以来2度目。
(あの時はシーサイドだったなー)
Yukkoチェロが盗まれたり不幸なこともあったけれど、
それでも彼女の歌声には"希望”なんていう漠としたものを感じてしまう。
なぜ感じるのかというのは分からないけれど、
聴く人にそんな印象を抱かせる声ってすごいと思うんだ。
もちろん相変わらず壮大で幅の広い楽曲自体も大好き。
一つ一つの曲に、いちいち物語を感じてしまうわ。
Yukkoが言っていた。
「今年はずっと走り続けてきたので、来年はジャンプする年にしたい」
いやー、ぜんぜん余裕で飛べると思うよ!
もっと高いところまで!
今日はBIGMAMA、のあのわと、いつにも増して素晴らしいスタートだ!!
15:10~LOW IQ 01 & MASTER LOW@ギャラクシーステージ
いやー、いっちゃんと彼らは、僕の中で別格なんですよ!
ほんとにもう!!
この日も前述の2バンドを含めて楽しみなアーティスト目白押しデーなんだけれど、
それでもやっぱり別格なのよねー!!
2009年はソロ(LOW IQW 01とMASTER LOW)で活動を開始してから10周年。
それはつまり僕がファンになってから10年ということでもあるのだけど、
いつもいつもずーっと、楽しすぎるライブを見せてくれたんだよ。
さらに今年はその10周年のおかげでいっちゃんの活動が例年になく活発で(笑)、
生で観られるのがこれで5回目!
こんな素晴らしい年があっていいのだろうか!
他の年の自分に嫉妬されるぞ!
そうやってライブを活発にしたせいなのか、
正直いっちゃんの声も例年よりも好調なようで(笑)
とにかく楽しすぎるんだ。
今回も楽しすぎたんだ!
「Little Giant」や「Makin' Magin」というはもはや鉄板的な曲から、
「SWEAR」、ラストの「T・O・A・S・T」まで。
イチさんはそれで帰っていくかと思わせておいて、
「WHAT A HELL'S GOING ON?」で戻ってくるというたまらん流れ。
ちなみにこれはSUPER STUPID時代の曲だよ。
(10周年ってことで、この曲も2009年は何回も聴かせてくれたなー)
会場全体をピースフルな楽しさで満たしてくれるいっちゃんは、
ほんとにすごい人だよ。
まさにmaster of musicの栄誉を勝手に与えてあげたい。
LOW IQ 01でいったん完全燃焼した後、
cinema staff@ムーンをちょっと(最後の曲だけ)観て、
さらに曽我部恵一バンドのDJにやついが出現という話をTwitterで聞きアストロへ。
「寒い夜だから…」「ロマンスの神様」「ダイヤモンド」「SHAKE」!
これだけたくさんの人の心を一つにさせられるJ-POPって偉大。
そこからSPECIAL OTHERS@ギャラクシーへ。
(ここらへん、忙しさのピーク)
スペアザもとっても楽しかった。
文句なしに心地よい。
ただ同時に、ひたちなかの芝生が恋しくもなったなー。
やっぱりスペアザは特に野外で聴きたいアーティスト。
そんなスペアザを泣く泣く途中で抜けて、アースステージへ。
16:45~ストレイテナー@アースステージ
2008年夏のロッキン初日でグラスのトリを務め上げた彼らを観てから、
なんだか勝手に特別な親近感を覚えているバンド。
他人とは思えないというか、「一緒に歩んでいこうぜ!」的な。
(もちろんその前から好きではあったんだけれど)
2009年のロッキンのアクトは個人的にやや消化不良感があっただけに、
今回は期待してた。
「挽回してくれるでしょ!ねえ!」みたいな。
んで、やっぱりよかったよ!
風格やオーラのようなものはどんどんグレードアップしてるし、
音楽に対してまっすぐなのがよく伝わってくる。
僕はテナーの単独に通うほどのファンではないので、
演ってくれる曲次第でそのライブの個人的な好き嫌いが左右される部分はあるけれど、
で、今回演ってくれた曲は僕が好きなものが多かったんだけれど、
そういう個人的な好みを差し引いても、よかった!と思う。
観てないのでなんともわからんけれど、
HIATUSとの対バンツアーもすごく良い影響を与えてるのかな。
BACK DROP BOMBを飛ばしてでも観に行ってよかった!
17:20~DOPING PANDA@ギャラクシーステージ
ここもムーンのOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDとめっちゃ悩んだ。
ただ、ドーパンは今年まだ一度も観てないこともあって、こちらを選択。
(そういや、イチさん、バックドロップ、トシロウと、この日はAIR JAM世代集合だなー。
もろに世代なのでうれしい)
ドーパンは最新のアルバムを聴けてないのだけれど、
「The Fire」「I’ll be there」「Hi-Fi」あたりもやってくれたりして。
以前よりもだいぶ低音を強くして、「バンドっぽく」なっていた。
個人的には、そこにちょっと違和感を感じてしまった。
バンドっぽくなっている反面、何も考えず無邪気に踊れる感じが減ってるかなー。
悪い意味で「大人になってる」感。
(バンドが「大人になる」っていう表現は良い意味にも悪い意味にも使えるから難しい)
個人的には、何年も前にロッキンのフォレストでやってたぐらいが一番好きだなー。
あんときは本当にただ感覚的に体が動いてしまう音を出してた。
これからどういう方向に向かってくんだろうねー。
(期待も込めつつ)
ここで怒涛の連チャンを乗り切り、ようやくちょっと休憩。
休みがてら立ち寄ったDEXPISTOLS@DJブースで、
Animal Collectiveの「My Girls」が聴けてめっちゃ嬉しかったぞ!
(フロアはさほど盛り上がっていなかったけれど)
2009年はいろんなライブを観たけれど、
敢えてベストを挙げればフジロックで観たAnimal Collectiveかもしれない。
って、話題が逸れました。
この日はRIP SLYMEとBEAT CRUSADERSあたりを観て帰ろうかと予定していたけれど、
リップをちょっと観たところでHALFBY@DJブースに移動して、
それで帰ることにしました。
リップはぜんぜん悪くなかったし(むしろ良い)、
あの後に「ONE」とか「楽園ベイビー」とか「JOINT」とかやられたら
そりゃ感動してしまうに違いないんだけれど(実際やってくれたようだ)、
その度合いが自分の期待度の100%まで届くのは分かってても
100%を超えることがなさそうだったので、やめときました。
もう何度も観てきたからなのかなー。
ライブの完成度が高いのは分かっているだけに、
自分でも自分が感動することが計算できちゃう感じがなんかイヤなのでしょう。
決してリップのステージ自体が悪いというわけではないけれど、
その感動が自分の期待値を超えないというのも事実。
僕にとっては、です。
というわけで、2日目(4日間の前半)がしゅうりょう。
この時点で、
あと半日以上を「NEXT ARTIST フジファブリック」の状態で過ごさなきゃだよ…。
あー、どうなるんだろう。
後半部分の振り返りは、次のエントリでー。
≪ 続きを隠す
五反田映像祭Vol.8にいってきました
昨日は五反田映像祭Vol.8に行ってきました。
これは五反田商店街振興組合が主催する、
水中写真と水中映像のスライドショー&トークイベントです。
第一部は、予選を勝ち残った10名の方々のスライドショー、
第二部は、中村征夫さんをホストに、
水中写真家の池田正樹さん、古見きゅうさんのスライド&トークショー、
という構成になってます。
前にこのブログでも書いたことがあるんですが、
僕は今まで、週末に地上の(笑)イベントに参加するより、海で潜っていたい派でした。
(人生初のマリンダイビングフェア参照)
とはいえ、
今年からは「こういうイベントに行くこともいろんな意味で大事だよなー」と思いを改めまして、
この映像祭にも初めて行ってみました。
まず驚いたのが、お客さんの多さ。
入場が無料ということはあるにしても、
推定300人ぐらいの収容数の立正大学のホールが、ほぼ満員!
この映像祭が積み重ねてきた歴史と実績をすごく感じました。
(ところで、このタイトル、「水中映像祭」とかにした方がわかりやすい気がしますが…)
第一部 10名の方々によるスライド&ムービー
いやー、十人十色って感じでした。
いろんな海の切りとり方・感じ方がありますね。
いちおう僕はデザインや映像制作を生業にしているので、
一つ一つの作品についてはいろんなことを感じましたが、
ここでそれを語ってもあまり意味がないので割愛しておきます…。
来場者は一つだけ作品を選んで投票→結果発表、という形式なんですが、
僕は河田雅隆さんの「海藻に癒されて」に投票しました。
ここでお見せできると一番わかりやすいんですが、
とにかく大瀬崎に通われている方で、
その潜りこみ方と、潜りこんだからこそ遭遇できる海況・状況というのが、
写真から伝わってきました。
ご本人とお話しする機会を逸してしまったのが残念ですが、
まあ大瀬崎でそのうち会えるかな、と(笑)
とはいえ、僕が好きになるこういう作品は、
普通の方々も多く投票するコンテストでは、あまり上位に上がらないんですよね…。
(奄美大島のフォトコンで入賞しましたで、よく分かったことでもあります)
同じく印象に残った、海のゴミにフォーカスした作品(その名も「Gomi」)を発表されていた方とは、
たまたまお話しすることができたんですが、
僕がいつも拝見している日々是スナップというブログをされている方でした。
意外なところでお会いできてビックリ&嬉しかったです。
第二部 中村征夫さん×池田正樹さん、古見きゅうさんのスライド&トークショー
池田正樹さんは、お話をされている生の姿を初めて拝見しました。
パティシエから水中写真家って、これまた変わった経歴なんですね。
沖縄で水中写真を撮りまくったのちに、現在は沼津市に暮らしてしまうという、
僕からしてみればパラダイスのような人生を送っていらして、
それだけですごく感嘆してしまいます。
沼津に住めるって、いいですよねえ…。
(もちろん、プロとして様々な苦労もおありだと思うのですが)
沖縄時代、そして沼津に移ってからも、
やっぱり潜りこんでる量が半端ないということが伝わってきました。
だからこそ出会えるシーンを撮っていらっしゃる、まさにプロの水中写真家。
ウミシダの産卵の写真とか、
あそこまでの迫力で撮られているのを初めて観ましたし、単純にすげー!!
(ここでご紹介できないのが無念なほど…)
古見きゅうさんは、環境に関する真面目路線で話していらっしゃいました。
客観的に、今の水中写真界で古見さんのような“若手の第一人者”的なポジションの方が、
徐々に環境というテーマにも入り込んでいくのは必然だな、などと思って見てました。
もちろん、個人的にもとても応援したいと思ってます。
とはいえ、一番印象に残ったのは、
お魚大好きだった古見少年が、
中学・高校時代にバイトで貯めたお小遣いをアクアリウムにつぎ込んでいた話。
(これは初耳でした)
最高で一匹¥40,000ぐらいする海水魚を、
必死で貯めたバイト代で買う高校生なんて、めったにいませんよ!
いやはや、かなりキてますよ、それは。
やっぱり、世の中を動かしていくのは各界のバカなんだな、と。
そんなことを思ったのでした。
いやー、僕もバカでい続けていたい、と思います!!
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2009-11-30 19:15 この記事のURL | きょうのできごと, たわごと | コメント [4] | トラックバック [0]
