日本には素敵な水中写真が埋もれすぎている
今日は、ウェブの中での水中写真のお話をしたいと思います。
それは同時に、
近日オープンのスキューバダイビング.jpでやりたいことの話でもあります。
■167の水中写真ブログを日々巡回して、思うこと
いきなりですが、僕は普段から拝見(巡回)している水中写真ブログの数にかけては、
日本でもけっこう有数な気がしています。
さっきその数を数えたら、167個(たぶん…)ありました。
なお、この数は常に増殖中です(笑)
ここで言う「水中写真ブログ」とは、主に、
・一般のダイバーさんが趣味で撮っている水中写真をアップしているブログ
・写真が好きな現地ダイビングサービスさんが水中写真をアップしているブログ
の二つに分けられます。
僕が拝見しているのは、
割合としては、7:3ぐらいで一般のダイバーさんのブログが多いですね。
もちろん水中写真を見ることだけが目的というわけではなく、
普通のダイバーさんが書いている文章自体もすごく楽しいです。
「あー、こういうこと感じてるんだなあ」
「こんなことも考えてるんだ」
などなど、いろんな発見もあります。
■素晴らしい水中写真は、もっと多くの人に見せてあげたい
そんな僕が、水中写真ブログを見ていてよく思うのは、
「いやー、こんな素晴らしい写真、もっといろんな人に見せてあげたい!」
ということです。
「いろんな人」というのは、もちろんダイバーもですが、
ダイビングをしたことがない人のことも含まれています。
また、ここで特筆すべきこととしては、
「プロでなくても一般のダイバーさんの水中写真もクオリティ高いものはたくさんある!」
ということです。
綺麗な水中写真・かわいい水中写真は、
ただ見るだけで人の心を動かすと思うんですね。
「人の心を動かす」という言い方がオーバーだとしたら、
日常の中でちょっと癒される、とか、「あ、いいもの見た」と思う、とか。
ただ、水中写真って、その可能性・ポテンシャルの割には、
ウェブの中でそのパワーを発揮し切れていません。
(それはダイビングのウェブサイトにも問題があると思いますが…)
より多くのダイバーが、
また、ダイバーでなくても、海やそこに棲む生き物が好きな人が、
アクセスしやすく・見やすい、「水中写真が集まった場所」がほしいなと考えています。
■というわけで、賛同してくれる方を探す旅に出ます(笑)
スキューバダイビング.jpでは、
そういった「水中写真の一大アーカイブ」をつくりたいと思っています。
なお、ブロガーさんの立場から見た場合の特長としては、
当サイトに「ブロガーさんがいちいちアップする必要がない」ということです。
ブロガー(現地サービス)さんは、普段通り自分のブログをアップしていればOK、
という仕組みを考えています。
というのも、今までいろんなブログを拝見していて、
お仕事などが忙しくて更新にも苦労されていることはよく分かります。
「更新が遅くなりました(汗)」という言葉をどれだけ見たことでしょう(笑)
やっぱり水中写真を趣味にされてる方は30代~50代が多く、
自宅で写真を整理してブログをアップする時間が取れないケースが多いと思います。
そういう方に、
「自分のブログにも写真をアップして、さらにこっちにもアップしてください」
と言うのはちょっと無理があるなー、と前から感じていました。
実際、そんなヒマ・時間はなかなかないでしょう。
というわけで、そこの部分の手間(サイトへの写真アップ)は、
全てスキューバダイビング.jp側で負担させていただければと思っています。
その際、もちろん勝手に引用・転載するわけではなく、
クレジット・撮影者・引用元アドレスなどはしっかり明記させていただきます。
その方法など、詳しくは、
ブロガーさん・あるいは現地ダイビングサービスさんに個別にご説明できればと思います。
とにかく僕が考えていることの基本は、こんなことです。
・日本には埋もれている水中写真がまだまだたくさんある!
・それらの水中写真を、もっといろんな人に見せたい!
・その一大アーカイブを、ダイバーさんたちが活用したり楽しんだりできればなにより
このアーカイブが、いろんな人たちに役立つものになる、ということを願いつつ…。
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例えば、ある現地ダイビングショップの競合店とは
最近はずっとスキューバダイビング.jpのサイトオープン準備をしています。
その関係でいろんな方とお話する機会も多くなっているのですが、
僕のすごく基本的な考え方を、改めて書いてみようかと思いました。
■大瀬崎の現地ダイビングサービスの競合店は?
例えば、西伊豆ダイビングのメッカ・大瀬崎。
ここには湾内にたくさんの現地ダイビングサービスが並んでいますよね。
その中に、仮に「ダイビングショップ・A」というお店があったとします。
このダイビングショップ・Aの競合店(ライバル店)は、どこでしょうか?
隣にある別の大瀬崎のショップ・Bでしょうか。
それとも、東伊豆のIOPにあるショップ・Cでしょうか。
人によって考え方は様々だと思いますが、僕としては、
最大のライバルはディズニーランドであったり、都内のゴージャスなホテルであったり、
あるいは美容院だったりネイルサロンであったり、
だと思っています。
それが僕の基本的な考え方です。
■ディズニーやホテルを意識してみる
つまり、「土日という休日にお客さんにどこを選んでもらうか」ですよね。
正直、ダイビングの魅力をすでに知ってる方は、
たぶんこれからもお店に来てくれると思います(笑)
そのお客さんを軽視するというのでは決してなく、
今まで他の娯楽・レジャーの良さを知ってる人にもダイビングの楽しさを知ってもらう、
ということが大事なのではと思います。
ただ、ここできっと意識しなければいけないのは、
その人たちは「サービスに慣れている」し、
「サービスとそこに込められた気持ちを見抜く能力に長けている」
ということなんじゃないかと思います。
なので、ダイビングショップも、私たちの業界全体も、
「普通に街に暮らしている一般の人の感覚」でサービスを提供しなければいけない、
ということなのだと思います。
もちろん大きな中心は、ダイビングを・海を楽しんでもらうということでしょう。
ただ、きっとそれ以外の要素も大事なってくるのではないかと思っています。
■「ダイビングを趣味に選んでくれてありがとう」と言いたい
僕が(スキューバダイビング.jpが)目指していることは、
ダイビングを趣味に選んでくれた人に、
そしてダイビングに興味を持ってくれた人に、
役に立つサイトであり続けることによって感謝の気持ちを伝える、ということです。
土日の過ごし方にいろんな選択肢があるのと同じように、
趣味にしたっていろんな選択肢がありますよね。
僕はダイビングが大好きなので(そしてインストラクターもやらせてもらっているので)、
ダイビングを趣味に選んでくれた人はとことんもてなしてあげたいんですね。
それこそ、
「ダイビングを趣味に選んでくれてありがとう!!」
です。
僕がやろうとしてるのは、簡単に言えば“ダイビングの総合サイト”です。
“総合サイト”と言っても、釣り・美容院・サイクリング…、いろんな総合サイトがあるでしょう。
また、もちろんディズニーや個別のホテルのサイトもあるでしょう。
僕が目指しているのは、それら他のサイトと比べた時に、
スキューバダイビング.jpがとても使いやすい・役に立つサイトになっている、ということです。
それによって、ダイビングを選んでくれた人をもてなしたい、
そしてこれからもずっとダイビングを楽しんでもらいたい、
という気持ちが強いです。
まだまだ道は長いのですが、
そんなことを考えながらサイトを作ったりしています。
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スキューバダイビング.jp、4月中旬オープン(予定)です!
現在制作中のダイビングの総合ウェブサイト、
スキューバダイビング.jpのオープン予定が4月中旬に決まりました!
■考えていることをお伝えしていきます!
只今、オープンに向けての制作もだいぶ大詰めを迎えてきました。
最近では、制作作業ももちろんなのですが、
いろんな方にこのサイトのことを話したり、
ご意見をうかがったりする機会もかなり多くなってきました。
個人的にその際ちょっと困っているのが、
このサイトがやろうとしていること・目指していることを端的にお伝えできないこと。
すごく端的に言えば、今サイト上にあがってるようなポリシーがあります。
・全てのダイバーが安全で楽しいダイビングができるように
・ダイビングを始めようとしている人に、ダイビングを少しでも分かりやすく身近に感じてもらえるように
・陸上にいる時でも、いつでもダイビングと海の楽しさに触れて楽しめるように
・ダイビングに関わるプロ・アマ全ての人にとって、役に立つ・価値があるように
これは、このサイトを持続・運営するにあたって、
いつまでも変わることがないでしょう。
■じゃあ具体的にどんなことするのよ?
そこで、「じゃあ具体的にどんなことするの?」「どんなコンテンツがあるの?」
ということは気になるところですよね。
それも、めちゃくちゃいろんなことを考えています。
それぞれに意味があり、具体的なサイト上でのイメージもほぼ固まっています。
ただ、それを全てお伝えするのがすごく難しいんですよねえ。
結局のところ、一番話が早いのは、
「オープンしたサイトを見てください!」
というところが大きかったりもします。
(オープン以降に順次追加していくコンテンツもたくさんあるんですが)
その一方で、それを端的に相手に伝えられない自分の能力不足も感じております…。
というわけで、これからはこのブログでも、
それぞれのコンテンツについて僕が思っていること・考えていることを
説明してお伝えしていこうかと思っています。
なお、僕が編集長としてインタビューを受けて、それをブログにアップする、
という話もありました。
(ダイビングのウェブサイト、第一報です参照)
そのインタビューに関しては、
スキューバダイビング.jpのサイトの方でアップすることにしました。
このブログは基本的に僕の“個人ブログ”ですので、
サイトについてしっかり語ったインタビューはサイト上にあった方がいいかな、と思いまして。
なので、今後はこのブログとサイトの両方で、
僕が考えていることをお伝えできるよう、いろいろと発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
そしてご意見などありましたら、いつでもお伝えください。
最後に余談ですが、このウェブ制作作業では、
とても素敵な制作者のみなさんに恵まれています。
その方々の紹介も、オープン後にでもさせていただければと思っています。
それでは、またー!
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2010-03-28 22:22 この記事のURL | おしらせ, 海コラム | コメント [0] | トラックバック [0]
ごくごく私的、水中映像論Vol.2
ちょっと間があいてしまいましたが、
水中映像について僕が思っていること、Vol.2を書きたいと思います。
Vol.1は、こちら。
ごくごく私的、水中映像論Vol.1
Vol.1では、基本的な三原則を書きました。
ただ、ところどころは抽象的な言い方になってしまったので、
ここではもうちょっと具体的な点を書いてみます。

1.音楽選びに時間をかけてみる
Vol.1で「映像は、絵と音で決まる」ということを書かせてもらいました。
そう、すごく単純な話、絵と音しかないのです。
みなさん、水中写真(水中映像)はほんとにお上手なんですよね。
だったらそれと同じぐらい音楽のことも考えると、
もっとよくなるのではと思ったりしました。
「音楽のことを考える」って、じゃあ具体的にどうしたらいいか、と。
もちろん、制作者の音楽的嗜好が混じるのは当たり前だと思います。
ただ、それと同時に、Vol.1で書いたメッセージとターゲットのことを
ちょっと思い浮かべてみるといいかと思うのです。
例えば自分が好きな音楽を使うとしても、
「この音楽を使ったとき、女性(あるいは男性)はどう思うだろう?」
「この音楽、子どもはどういう風に感じるだろう?」
などとちょっと思いめぐらせてみるといいかもしれません。
写真を撮る&セレクトするのと同じぐらいの時間をかけて、
音楽をセレクトするぐらいでもいいかと思います。
だってやっぱり、映像には絵と音しかないですからねー。
それだけ音楽というのは「考え甲斐のあるもの」だと思うのです。
2. 映像演出効果を多用しない
映像編集ソフトには、いろんな演出のエフェクト機能がついています。
場面の切り替えでいろんなアニメーションができたり、
写真を回転させてみたり…。
ついついこの機能を使ってみたくなってしまう気持ちは分かります。
ただ、その機能をつかうとき、あるいは一つのエフェクトを入れるとき、
「その場面に本当に必要なものなのか」
「その映像の趣旨に本当に合致しているものなのか」
を、ちょっとだけ振り返ってみてください。
「こういう狙いがあるから、こういうエフェクトを入れよう」
と考えられたものは、ちゃんと人の心に響くと思います。
しかし、「とりあえず入れてみよう」で入れたエフェクトは、
見る側からすれば「なんか素人っぽい…」と映ってしまいます。
安易な映像演出は、けっこう両刃の剣なのです。
3.1フレームの差にこだわる(特に音楽面)
これは特に音楽と合わせたときの話です。
1フレームというのは、1/30秒のことです。
映像はたいていの場合、1秒が30フレームからつくられています。
「なんだ、1/30秒か」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、
映像だけ流すのであれば、1フレームの差というのはそれほど感じません。
ただそれが音楽と組み合わされると、不思議なことに“ズレ”を感じるんですね。
特に音楽のリズムや区切りに合わせて写真(場面)を変えたりする場合です。
自分では音楽に合わせて写真を切り替えたつもりが、
微妙にズレていることがよくあります。
それがたった1フレームの差だったりするのです。
ここにまでこだわることもまた、
“素人っぽくない映像”のために欠かせないことでもあります。
以上を書いた上で、僕が一番好きだったタイのe diveさんのスライドについて、
「なぜそれが好きと感じたのか」を書いてみようかと思います。
(ほんとはその動画とか貼れると一番わかりやすいのですが…)
e diveさんのスライドは、陸上と水中の写真をつないだ形式でした。
テーマは、「タイの地震と、そこから復興する町、海」というもの。
まずこのテーマに普遍性がありますよね。
ダイバーでもノンダイバーでも、大人でも子どもでも、一発でわかります。
ターゲット(=ほぼ全員)と、メッセージが明確になっています。
写真のつなぎ方も、けっして急がず、かといって単調にもならず、
それぞれの写真とつなぎ方に意味がありました。
僕がすごくよく伝わってきていいなと思ったのは、
写真のカラー→モノクロの反転でした。
前半に出てきたのは、タイのカラー写真がモノクロに反転するシーン。
その反転だけで、地震によるショック、その悲惨さを上手く表現していました。
後半に出てきたのは、逆にモノクロの写真がカラーに反転するシーン。
ここでもまた、この反転だけで、
復興にかける現地の人たちの「希望」を表現できていたんですね。
2.で映像演出効果について書きましたが、
まさにこれぞ映像演出をすごく効果的に(意図をもって)使ってらっしゃるシーンだなー、
と感じました。
また、全編を通して音楽も良かったです。
これは僕の好みもありますが(笑)、
スライド内容とマッチしていて好きだったのです。
そんな感じで、僕はe diveさんのスライドが一番好きでした。
このように、自分が好きだと感じたスライドがあったら、
「なぜそのスライド(映像)を好きと感じたのか」を言葉にしてみる、
というのも効果的な方法かと思います。
以上、いろいろと偉そうなことを言いました。
今年は自分も4,5年ぶりに水中映像の撮影&編集をしようと思っています。
(こんな偉そうなこと言って、ハードル上げてますね…)
とりあえず、自分もみなさんと負けないぐらい楽しんで撮りたいと思います!
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ごくごく私的、水中映像論Vol.1
先日の'10上方水中映像祭り、また去年の五反田映像祭Vol.8と、
二つの水中映像祭に行ってまいりました。
そこで感じたことをまとめておこうかと思います。
それぞれの映像祭に関する感想エントリは、こちらをどうぞー。
'10上方水中映像祭りに行ってきました
五反田映像祭Vol.8に行ってきました
ここでお話する対象としては、それぞれの映像祭で出品されていたような、
「水中動画もしくは水中写真のスライドに音楽をつけた、“水中映像”」
とさせていただきます。
いちおう僕は映像制作など本職にしているので、
その点からお話させていただきます。
また、僕は自身でも4~5年前にビデオ(SonyのVX-2100)で水中動画を撮り、
それを編集していたりしていました。
しばらく動画はお休みしていたのですが今年は再開しようと思っていまして、
そのための(自分自身の)まとめとしても書こうと思っています。
水中に限らないことなのですが、
映像を制作する時に気をつけることって、大きく分けて以下の三つだと思うのです。
それでは、以下でそれぞれについてお話してみたいと思います。
1.メッセージは何なのか
一番最初にするのは、
メッセージ、つまりその映像でのテーマを決めることですね。
「大瀬崎で撮ったマクロ写真!」でも、
「透明度の高い海の、めっちゃ綺麗な青!」でも、
人それぞれで好きなものを選べますので、これは比較的簡単かと思います。
ただ、もう一歩踏み込むこともできます。
それはつまり、「自分はなぜそれが好きなのか」「それのどこが好きなのか」を
考えることです。
テーマに沿った写真(映像)を集めることは、意外と簡単かもしれません。
ただ、そこから「人にその良さを伝える」のはまたちょっと違います。
その時に
「大瀬崎のここが好き」
「青い海でこんな気分になれる」
などが分かっている(言葉にできている)と、より伝わりやすい映像になるかと思います。
2.ターゲットは誰なのか
1.の「メッセージは何なのか」は、みなさん、写真(動画)を撮る時点で、
ある程度は自然にできることかと思います。
やっぱり「好きなもの」だから撮りたくなるんでしょうし。
次は、「ターゲットを決めること」です。
その水中映像、あるいは自分が好きなことを「誰に」伝えたいのか。
二つの水中映像祭を拝見して、
この部分で「もったいないなー」と思ったことが多くありました。
単純に言えば、
「ダイバーだけが十分に楽しめるような映像を作るのか」
「ノンダイバーも同じぐらい楽しめるような映像を作るのか」
という二点で、天と地ほど作り方は変わってくると思います。
僕はどっぷりダイバーな人間です。
ただ、個人的には、
こういう場ではノンダイバー向けの映像をつくってほしいと思ってしまったりします。
これらの映像祭は一般のお客さんが来るイベントですし、
そういうお客さんは水中世界を普段は見ていない方々ですし。
海の素晴らしさを感じてもらう、すごくいい機会だと思うんですね。
もちろんこれらの映像祭で作品を発表するのはアマチュアの方が多いので、
各々の方が「つくっていて楽しい」というのが一番大事だとは思うのですが…。
僕はノンダイバーさんにも水中世界の楽しさ・すごさを知ってもらいたいので、
自分がこういう場で発表するとしたらノンダイバーさん向けの映像をつくると思います。
(次回の出品を目指して制作いたします!)
ダイバーがダイバー向けに映像(スライド)をつくると、
時として「内輪だけで盛り上がってる感」が出ちゃうんですよね。
ダイバーにしかわからない言葉、
ダイバーにしかわからないネタを使うことが多くなっちゃいますからねえ。
それはダイバー限定の場でやった方がいいんじゃないか、と思ったりします。
ただ、どうしてもダイビングネタになっちゃうのは、もう仕方ない部分もあると思います。
ダイバーの性(さが)というか…、染み付いている部分もあるのでは、と。
例えば、上方水中映像祭りで広部俊明さんが発表された作品も、そうでした。
僕は個人的に(ダイバーとして)この作品は「すげえ!」と思いました。
広部さん自らが声を重ね合わせてオリジナル音楽を自作していらっしゃったり、
それが映像にもすごくマッチングしていたり。
すごく楽しいスライドでした。
ただ、この作品の笑いどころで窒素をネタにした部分があるんですが、
それってノンダイバーの方には分からない話ですよね。
「ちーっそ!(を抜いて浅場に戻ろう)」という素敵なコーラスだったんですが、
一般の人からすれば「窒素?なんで?」っていう感じですよね。
ダイバー的には一番の笑いどころが一般の人には伝わらないという、
ちょっとしたギャップに胸が痛みつつ、僕は笑ってました。
広部さんは、テレビ朝日チャンネルで海からのメッセージという番組を担当されています。
プロダイバーの中でもかなり一般の人と近い位置にいる広部さんであっても、
ダイバーの性(さが)のようなものが働いてしまうのかな、と。
(すいません、プロの方なので例に挙げてしまいました…)
一般のノンダイバーさんにも同じぐらい伝えられて、楽しんでもらうには、
ダイバーは意識を強引にでも“外向き”にしないといけないのだと思います。
上方水中映像祭りで、ちょうど僕の後ろに小学生ぐらいの男の子がいました。
僕が水中映像をつくるとしたら、
あの子にも100%伝わって楽しんでもらえることを目指したいな、と思っています。
まあ、そんなこと言いながらも、
素晴らしい水中写真・水中映像に余計な説明は要らないし、
だからこそその可能性は無限大!
という部分も大いにあるんですけどねっ。
3.映像は、絵と音で決まる
すごく当たり前の話なのですが、
映像の中には絵と音(音楽)しかないんですよね。
素材となる動画と写真は、海の中での勝負になります。
それを一つの映像作品としてつくり上げる時に、
「どの素材をどうやってつなげて絵をつくるか」
「どういう音楽・音をどうやって入れるか」
が重要になってくると思います。
そしてそれらは、1.の「メッセージ」、2.の「ターゲット」から直結することです。
メッセージとターゲットがしっかり定まっていれば、
ここの作業はだいぶ楽になってくると思います。
ちょっとだけ具体的な話をしてみますと、
現在のダイバーのメイン層って30代半ば~40代後半、ぐらいかと思います。
これを音楽に当てはまると、まさに80年代。
洋楽がガンガン日本に流れていた頃ですよね。
実際、その年代のダイバーさんはその頃の洋楽がすごく好きだったりもすると思います。
ただ、そこで例えば80sの洋楽大好きなダイバーさんが
自分の作品にも80sを使うとなると、
それはやはり「一部の人には伝わりづらい」ものにはなってしまいます。
もちろんそれがダメというわけではありませんが、
「よりたくさんの人に伝えたい」ということであれば、
もっとその作品に合った音楽を選ぶ余地があったかもしれません。
これが、メッセージとターゲットから音楽が定まってくる、
ということかと思います。
■Vol.1まとめ
…と、いろいろと話してしまいましたが、
実際に二つの映像祭を拝見して、「もったいない」と思う作品がいくつもあったことは確かです。
そのために、こんなエントリを書こうと思いました。
もったいないというのは例えば、
「水中写真はすごく上手いのに、“伝え方”で損をしている」
「水中写真はすごく上手いのに、それに合った音楽ではないのでチグハグしてる」
というような作品です。
ブログだと一つのエントリに一つの写真をアップして、
「これでどうだ!」的に見せられるのですが、
4~5分の映像(スライド)となると、一気に難易度が高くなるんですよね。
いろんな方々の作品を客観的に拝見して、
それを自分の作品にも活かすべく、文字にしてまとめてみました。
なお、これをVol.1としましたが、
Vol.2ではもうちょっとだけ具体的なことを書こうかと思っています。
(今回はやや抽象的な話になってしまったので…)
と同時に、前回のエントリで
「一番好きだったのはe diveさんのスライド」
と書いたので、それがなぜ好きだったのか、なんてことも書こうかと思います。
よろしければ、引き続きお付き合いくださいー。
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「たぶんダイビング業界史上初・tsudaってみた」 第11回潜水医学講座レポ(番外編)
「第11回潜水医学講座 小田原セミナー」、
前回までの3回で、内容についてのレポートは終了いたしました。
その内容はこちらから。
「離島はいろいろ大変」 第11回潜水医学講座レポVol.1
「ダイビング事故は増えているのか?」 第11回潜水医学講座レポVol.2
「減圧症は難しいですよね」 第11回潜水医学講座レポVol.3
今回は番外編として、おそらくダイビング業界では初めてと思われる、
「このセミナーでtsudaってみた」ことをご報告してみます。
初めに、Twitterに馴染みがない方のために。
「tsudaる」とは、講演やセミナーの生の現場の様子・話している内容を、
その現場からリアルタイムで「実況」することです。
ITジャーナリストの津田大介さんの名前が由来になっています。
tsudaるとは -はてなキーワード
「社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為」
今回、僕はこの小田原セミナーという「ダイビング的に重要度が高いと思われる」場で、
Twitterのスキューバダイビング.jpアカウントから実況をしてみました。
そしてその場では、マリンダイビングでお馴染みの和尚さんや、
月刊ダイバーでデューク山中としてお馴染みの山中康司さんも実況されていました。
■とりあえずその模様をまとめてみました
その模様は、こちらをご覧になっていただければと思います。
Twitterをやったことがない方も、これをご覧になるとだいたいのイメージが分かるかと。
「あー、とにかく実況してたんだな!」と。
第11回小田原セミナーでの実況まとめ Togetter(トゥギャッター)
私たち3人のつぶやきをきっかけに、
いろんなダイバーさんが関心を持って絡んでくださったりしてくれました。
ここでは全てをまとめきれてはいませんが、
そのダイバーさん同士でも質問と答えのやりとりがあったり。
かなり建設的な話が生まれていたと思います。
僕が実況をしてみようと思った時は、
正直ここまで盛り上がるとは思っていませんでした。
(自分が淡々とつぶやいて終わる感じかなー、と。笑)
やっぱりダイバーさんはこういう潜水医学・減圧症の話などに興味を抱いてるんだな、
ということを改めて実感できました。
(そしてそういう場があまり公にはなかった、ということも)
なお、「実況」ということなので、
僕は主観を入れずにその場の話をそのまま再現するようにしました。
(津田大介さんのやり方を踏襲した形です)
その僕の実況を見てくれていた和尚さんは、
それに対して和尚さんの主観を入れたつぶやきにしてくださったそうです。
このリアルタイムでの頭の切り替え&判断力、
「さすが生粋のライター!」ですよねー。
■まとめ・補足
今回はテーマ的にピッタリではありましたが、
またこのような機会があったらぜひ生で実況していきたいですねー。
その際は主催者の方に事前に許可を得て、正式に行いたいと思います。
今回は、主催者側でもある山中さんから「後はお任せ~」と言っていただいたので、
まあいいか、ということで(笑)
なお、一点補足です。
最後のほう、質疑応答で質問者が「-2mでも減圧症のケースが…」と話していた部分、
山見先生も答えで触れられていますが、「肺破裂のケース」ということです。
「-2mで減圧症!?」と敏感に反応された方も多いかと思うので、念のため…。
以上で小田原セミナーのご報告、しゅうりょうです!
「減圧症は難しいですよね」 第11回潜水医学講座レポVol.3
Vol.1、Vol.2と続いた小田原セミナーのレポートも、今回で完結です。
前回までの分は、こちらからどうぞ。
「離島はいろいろ大変」 第11回潜水医学講座レポVol.1
「ダイビング事故は増えているのか?」 第11回潜水医学講座レポVol.2
小田原セミナーでの講演テーマは残り二つあるのですが、
このエントリでまとめてお伝えしたいと思います。
まずは一つ目(全体では三つ目)から。
■エイジングとダイビング(動脈硬化症の重要性)
お話をしてくださったのは、江東病院の小泉章子先生。
なんとダイビングもダイブマスターで、
TDIのテクニカルダイビングも受講されているとか。
(僕もTDIなので、なんだか勝手に親近感。笑)
エイジング、まあ中高年(40代~)になったら気をつけましょう、という話。
動脈硬化によるダイビング時の疾患は、致命的なリスクにもなり得ますので。
具体的に気をつけるべきことは、以下の4つ。
- 禁煙
- 運動(トレーニング)
- 血圧の管理
- 肥満
「いやあ、分かってるんだけどねぇ…」というダイバーさんも多そうですが(笑)、
そこはぜひ気をつけてください、ということで。
なお、小泉先生の持論としては、
「当日の血圧が140/90以上の場合はダイビングを控えた方がいいのでは」
とのことでした。
■減圧症にならない潜り方
さて、次は山見病院の山見信夫先生による講演。
スライドを中心に、それについて口頭で説明される講演形式。
そのスライドが、ここ10~20年間の潜水医学の論文がたくさんまとめられていて、
なんだか「近年の潜水医学総まとめ」みたいな貴重な資料でした。
いやー、しかしですね、
「減圧症にならない潜り方」って難しいですよね。
潜ったからには、基本的に減圧症になる確率は0%ではないわけですから。
ちょっと言葉のあやですけれども、
「減圧症にならない」という言い方がOKなのかとか、ややグレーなところ。
「100%減圧症にならない」ことを目指すなら、
潜らないのが唯一の確実な方法なんですよね。
「減圧症になりにくい潜り方」とか、
「減圧症の確率を少しでも減らすには」とかなら、
すんなり腑に落ちるのですが。
もちろん減圧症は避けたいですし、避けるべきなんですが、
腫れ物に触れるような過度な(ヒステリックな)扱いもしたくはないな、と思います。
■一つの理論には、たいていそれに反対する理論が出てくる
潜水医学も、もちろん完成した医学ではありません。
例えば近年の主流だったディープストップに関しても、
DANは推奨しているものの、
それに反対する(効果がないとする)論文も出ているようです。
なので、「これ!」と断言できることはできないのですが、
「両方の考え・論文がある」ということは知っておいて損はない、ということかと思います。
なお、ディープストップに関して改めて記しておきます。
DANによれば、例えば水深-25mに20分以上潜水した時、
-15mで2.5分以上ディープストップを行うことが推奨されています。
その後、-5mで3~5分の安全停止と併用する、と。
以上は「安全停止」に含まれる例ですが、
この他にもすごくたくさんの項目について触れられていました。
それら全てについて、
「こういう考え方が主流だけど、こういう反対意見もある」
と記していたらちょっとキリがないので、すいませんが項目だけ並べておきます。
- 浮上速度
- リバースダイブ
- 年齢
- 性差
- アルコール
- 肥満
- 脱水
- 振動
- シャワーや入浴
- 疲労
- 四肢労作
- 最大酸素摂取量
- 喫煙
- 二酸化炭素蓄積
- 月経
- 低用量ピル
- 運動
- 胸腔内圧増加(卵円孔開存)
- 寒冷曝露
- 体温(冷えと保温)
- 潜水後の航空機搭乗
- 潜水後の高所移動
ただ、これまでの常識を覆すような新しい考えがあるというわけでもなかったので、
基本的には今までの認識でいいかと思います。
(とは言いつつ、ダイバーの間でも意見の分かれる項目はいくつもありますよね…)
■これ、もうちょっと噛み砕いて誰でも見られるようにならない?
で、最終的に思うのは、
こういうことをもうちょっと噛み砕いた(読みやすい)形で、
ダイバーさんの目に触れる場所に置いとけないかなー、ということ。
日本高気圧環境・潜水医学会にはHPもあったり、
今回のセミナーで配布されたような冊子もつくったりされているのですが、
これをもうちょっと“普通の”ダイバーさんに還元できないかなーと思うんですよね。
というわけで、ゆくゆくはスキューバダイビング.jpでまとめられれば、
と思っています。
(手伝ってくださる方は、絶賛募集中!笑)
当ブログ内でのレポートはやや中途半端なものになってしまっていて、
ちょっと歯がゆい感じがありますし。
小田原セミナーについて、とりあえずは以上でレポート終了です。
次回は、小田原セミナー当日にTwitterで行っていた“実況”のことについて、
番外編的に書いてみたいと思います。
「ダイビング事故は増えているのか?」 第11回潜水医学講座レポVol.2
昨日のVol.1に続いて、Vol.2です。
(Vol.1はこちら→「離島はいろいろ大変」 第11回潜水医学講座レポVol.1)
テーマは「レジャーダイバー 10年間の潜水事故分析」。
話してくださったのは、日本海洋事業株式会社の毛利元彦さん。
■この講演はどういう形式で行われていたか
まず、
「このセミナー(このテーマ)がどういう形式で語られていたか」から記しておきます。
受講者はホールに入る前に、入口で小冊子をもらいます。
こんなやつ。
その中にこのセミナーの各章についての前段のような文章があります。
こんな感じ。
(一部、僕のメモあり。笑)
つまり、我々受講者はこの冊子を読んで、
「へえー、こういう感じのことを話してもらうんですね」
となんとなく把握してから、登壇者の話を聴く、という形になります。
■冊子では事故者数のデータ、話されていたのは実際の事故の分析
ここで強調しておきたいのは、
冊子で記されていた内容に沿って毛利さんが話されていたわけではない、ということ。
お互いが矛盾するというわけではなく、
それぞれ異なるテーマに言及されていた、ということです。
具体的に申しますと。
冊子に書かれていたのは、この10年間の潜水事故の「数字的なデータ」。
(ただしグラフとかは一切ないので、やや見づらい)
それに対して、毛利さんが主にお話されていたのは、
具体的な潜水事故の状況とそれについての見解。
それを踏まえて、レポートをさせていただきます。
■冊子に掲載されていたダイビング事故データいろいろ
まずは、この10年間の潜水事故者の総数。
合計は366人。
(決して「死者」ではありませんよ!)
ちなみに、潜水事故「件数」では、272件。
続いて、潜水事故の中の内訳。
「その他」というのは、パニックや減圧障害を起こしたケースなど。
なお、毛利先生は主にこの「その他」の具体的なケースについて語られていました。

「Missing Parner」とは、いわゆるバディロスト、
バディを見失って一人になってしまったケースです。
■それぞれの数字が語るもの
ちょうどセミナーの際に寺山さん(和尚さん)がつぶやいていたことを引用してみます。
セミナーの中で、「30歳代・40歳代の潜水事故が多い」という話があったのです。
それに対して、
「いやいや、でもダイビング人口ってもともと30~40歳代が多いんじゃない?」
というご指摘です。
そうですよねー。
そこの分母を語らずして「30~40歳代は注意!(危険!)」と言うのはやや違います。
(和尚さんの言うところの「ミスリード」)
今回の潜水事故分析では、その分母の部分の話がやや少なかったですね。
とはいえ、逆のケースもあると思いました。
例えば、潜水事故は、一時は低減傾向にあったものの、
平成18年から再び増加している、という数字。
この場合の分母は、「1年間でダイビングをしている総数」、
もしくは「アクティブなダイバーの総数」、です。
ただ、この不景気と言われ続けている世の中、
ダイビングをする人・日本全国のレジャーダイビング総本数が増えているとは考えにくいです。
これはこの数年間の話ですが、
レジャー白書やスポーツ産業白書では、
ダイビングをはじめとしたマリンスポーツの落ち込みが記されています。
この1年間の話でも、Cカード協議会の動向調査では、
2009年のCカード発行総数は前年比88%と、
明らかに減っていることを明記しているデータもあります。
つまり、分母=ダイビング自体の機会が減っているのに、潜水事故は増えている。
これは単純に事故数が増えるよりも、より好ましくない結果と言うことはできます…。
■だから、より気をつけよう!!
なので、結論としてはやっぱりこういうことになります。
ガイド・インストラクターの側も、ファンダイバーの側も、
よりいっそう安全に対して注意を払わなければいけないですね。
毛利先生は、これらの事故の原因を、主に三つに分けていました。
・インストラクターの質の低下
・ダイバーの自己管理
・ダイバーのスキル不足
うーん、ここらへんになるとほんとにテーマがすごく広くなってしまいますが…。
ただ、少なくとも、
「体調が悪かったら無理をしない。海は決して逃げやしない」
という意識は持っていたいものですね。
なお、毛利先生は個別の事故についても紹介・見解を述べられていましたが、
(駆け足だったこともあって)状況に関する説明がやや十分ではないと感じたので、
ここでは触れないでおきます。
(「月刊ダイバー」さんの「危機からの脱出」とかの方がずっと具体的かと)
もちろん、潜水事故は減るにこしたことはありません。
ただ、個人的には、海という特殊な環境にこれだけたくさんの人が潜っていて、
この事故者数というのは決して多すぎるとは思っていません。
つまり、ことさらに「ほら、潜水事故は多いんだよ!」と脅すつもりはないです。
この数字に「抑えられている」「防げている」のは、
ガイド・インストラクターの意識や努力の結果。
潜水事故を語る際は、いつもそっち側の視点ももっていたいと思っています。
また長くなってしまったので、次のテーマはVol.3で!
「離島はいろいろ大変」 第11回潜水医学講座レポVol.1
前に当ブログで書きましたが、
「第11回潜水医学講座 小田原セミナー」に行ってきました。
その模様・講演内容と、ちょっと私見も加えつつ、
何回かに分けてレポートしたいと思います。
会場はこんな感じ。
まず最初のテーマは「東京島嶼の離島医療と救急搬送」。
ちなみに「島嶼(とうしょ)」とは「大小のしまじま」のこと(らしい)。
お話ししてくださったのは、
2009年4月まで小笠原の村の診療所という現場にいた越村勲先生。
よって、「島嶼」というのも主に伊豆諸島や小笠原の話が中心でした。
■意外と医療施設は充実
離島の医療設備というと、なかなか難しいだろうなーというイメージがありました。
ただ、意外とと言ったら失礼なのですが、
僕が思っていたより小笠原は医療設備が整ってるんだなー、
と感じたのが正直なところ。
小笠原村診療所には、大きなオペをする設備こそないものの、
ほとんどの薬を処方できる薬局、レントゲン・CTがとれる検査室があり、
画像転送装置で東京広尾病院に転送して見てもらうことも可能だとか。
ここらへんの件は、単純に「えっ、すごい」と思いました。
■とはいえダイビングは気をつけましょう!
ただ、ダイビングにかかわる障害、特に減圧症に関しては、
小笠原・伊豆諸島にはまともに機能しているチャンバーが少ない。
チャンバーがあるにはあるようなのですが、
何年も使用実績がなかったり、
それを使用できる人間が不足していたり…。
(ここらへん、「なぜ」使用できないかの詳細はちょっと分からなかったのですが)
ともかく、現状で機能しているチャンバーは神津島にあるものだけ、とのこと。
神津島のものは漁協が管理しており、東京医科歯科大も協力していて、
毎年数件の使用実績があるようです。
まあ、でもここは十分に気をつけましょう、ということですよね。
特に小笠原は、減圧症の症状が出ても、
船を逃してしまうと最悪一週間閉じ込められてしまうこともあるわけで…。
(父島と母島にはチャンバーそのものがない)
当たり前っちゃあ当たり前ですが、十分に注意したい、ということで。
■シュノーケリングも気をつけましょう!
あとは、直接ダイビングの話ではないのですが、
シュノーケラーの海での事故・怪我が多いみたいですねー。
(海洋レジャーつながり)
事前の知識や準備がないまま海へ行って、
サンゴで足を擦ったり、ガンガゼに刺されたり…。
ひどいものになると、釣り針が手を貫通、なんて事例もありました。
写真つきでしたが、見てるだけで痛いですよ!Y(>_<、)Y
シュノーケリングだからってナメちゃいけません!
(って、当たり前のことなんですけれどもね)
■個人的に…
最後に、こういう話を受けて、個人的にやりたいこと。
今回は伊豆諸島・小笠原の話でした。
ただ「離島ダイビング医療」ということで言えば、
沖縄をはじめ薩南諸島やその他の離島の医療状況もまとめてみたいですねー。
スキューバダイビング.jp(目下、制作中!)でまとめられたらな、と思います。
いやー、こういう情報をこのセミナーで発表して終わり、
というのはもったいない!
なるべく多くの人(ダイバー)の目に触れられるところに置いておきたいです。
あとは、シュノーケラーの方々ですよね。
シュノーケリングについては、けっこう見やすくまとめてあるサイトもあります。
例えば、こことか。
シュノーケリング教室:シュノーケルの遊び方
とはいえそれでも無知なまま遊んじゃう方がいる
(=事前にウェブで調べたりせずに気軽にやる方がいる)ってことは、
現場でパンフレットとか配った方がいいんでしょうかね…。
とか思いながら、
「とりあえずはそこまで自分が考えなくてもいいんじゃないの…?」
「まずはダイビングのことを最優先に考えといたら?」
という自分内のツッコミもあったりして。
まあ、すごく基本的で単純なことなんですけれど、
なんかいろいろ考えてしまいますよねー。
さて、すでにけっこう長文になってきたので、
次のテーマはまたVol.2以降にしたいと思いますー。
