Twitterとダイビングのことを考えてみたものの…
前回のエントリ、Twitterのダイバー・ダイビング関連アカウント一覧を書いてから、
Twitterとダイビング(業界)との関わりをいろいろと考えていました。
テーマは、
「職業としてダイビングに関わっている人は、Twitterを利用して何かができるのか?」
みたいなことです。
注:このエントリは、Twitterについて少し知識がある方向けに書いています。
いやー、しかしこれは考えれば考えるほど難しいし、
Twitter自体がビジネスとしてはあまり成り立っていない現状では、
僕ごときがどうにか考えるのにも限界があるってものです。
(なんだかいきなり言い訳がましいですが…)
例えばアメリカでは、Twitterの成功事例はいくつもあります。
オバマ大統領の選挙キャンペーンにもTwitterは使われていましたし、
DellがTwitterのアカウントからアウトレット製品情報を流したら300万ドルの売上を上げた、
なんて事例もあります。
日本では、ここまでの話はダイビングに限らず、
まだどの企業もできていません。
(朝日新聞の@asahiたんは大好きでしたけれども…)
僕も、正直なところ、
ダイビングに関してはTwitter内で利益(売上)に結びつくモデルがなかなかイメージできません。
Dellの事例をそのまま当てはめれば、
例えばダイビング器材の量販店がアカウントを持っていて、
「今から○○時までタイムセール!」
みたいなことを告知すれば、効果がある“かも”しれません。
とはいえそこまで「ダイビングをやっていてTwitterもやってる人」がいるか・増えるかというと、
それは非常に怪しいなあ…、と。
(もちろんDellはITに直結する企業ですから成功したんですし…)
現状で最も単純に考えられるケースとしては、
ショップ・サービスの誰かがTwitterアカウントを持ってつぶやくことによって、
その人(ショップ)への好感度が上がる、ってことでしょうか。
例えば沖縄でダイビングをすることって、
多くのファンダイバーにとっては“非日常”なわけです。
ただ、その人がもし普段からTwitterをしている(見ている)人なら、
沖縄のショップのつぶやきが、その生活に入り込むことができるわけです。
これって“日常”に近づけるってことですし、そのショップを身近に感じることになりますよね。
その点は、ブログにはないメリットだと思います。
ショップ・サービスのブログは、ユーザーが能動的でないと(見に行かないと)いけませんが、
Twitterで自分がフォローしてる人のつぶやきを見るのは、受動的な行動です。
(すでにTwitterをやっている人にとってみれば)
そういう点で、ダイビングショップ・サービスにとっては、
ブログ < mixi <Twitter
の順に、より日常に入り込んでアプローチできる、ってことになりますよね。
そもそも、日常的にブログを見に来てくれるようなお客さんは、
たいていお店にもまた訪れてくれるでしょう。
ただし、mixiとTwitterは、
一度来てもらったお客さんにマイミクなりフォローしてもらうなりが必要ですが…。
また、あるいは、水中写真家の方だったら、
綺麗な作品をTwitter内でアップし続ければいいと思うんです。
綺麗な水中写真って、日常の中にポンとあったら、本当に目立ちますから。
ただし、「綺麗な」ってところがポイントですが…。
Twitterの「不特定多数の人への分散性」って、ブログにはないメリットだと思います。
簡単に言えば、水中写真をよく知らない人にも興味を持ってもらうきっかけになるし、
誰かがその写真を気に入ったら、Twitter内で他の人に広めてくれる可能性もあるわけです。
(分散する・広まるっていう点は、Twitterはとても優れてますね)
水中写真に関しては、とりあえず僕もやってみようかと思います。
まあ、使い方・活用の仕方は、アイディア次第でいくらでもあるでしょう。
ただ、やっぱり考えた末の結論なのですが、
僕がTwitterをやってる理由って、ダイビングはほぼ関係ないんですよね。
僕は音楽もテレビも映画も好きですが、
それらの情報を知ったり、趣味の合う人を見つけたりすることも、Twitterの目的ではないんです。
(だって、それってmixiやブログでもやれることですから)
僕がTwitterを面白いと思うのは、
そこにいろんな人間がいるからなんですね。
いろんな人間がいて、
いろんな取るに足らないつぶやきがあって、
そこにいろんなモノが垣間見えたり、うっすーらと見えたりするから、
Twitterは面白いのだと思います。
最後に、僕がTwitterで発したつぶやきの中で好評だったものを挙げてみます。
(Twitter内でいろんな人のお気に入りに入れてもらったものです)
少なくとも僕は、今のところこんな感じでTwitterに接しています。
・Twitterを楽しめるかどうかの一つの分かれ目は、「人間という生き物を好きかどうか」だと思う。
・mixiは、カフェで誰かと話している、あるいはお気に入りの仲間が集うカフェに行く感じ。
Twitterは、カフェでコーヒー飲みながら通りを歩いて行く人たちをボーっと見てる感じ。
ダイビングが好きなだけだったら、メールやmixiやブログで十分。
逆に言えば、ダイビング業界にいる人(会社・ショップ)がTwitterで何らかの効果を上げるには、
「ダイビングや海がすごく好きでたまらない自分という人物・パーソナリティ」
をフォローしてくれている人に伝える、ということがポイントなのではないでしょうか。
(まだまだダイバーさんのTwitter利用率は低いので、効果が薄いのが難点ですが…)
Twitterのダイバー・ダイビング関連アカウント一覧
Twitter、してますか?
このエントリでは、まだまだ多い「Twitterってなに?」な方にも分かるように書きたいと思います。
Twitterとは、人それぞれつぶやきを発したり、それをボーっと眺めていたりできるサービスです。
mixiなどよりもつながりがゆるやかで、マイミクの代わりにフォローという概念があります。
面白そうな発言をしている人がいたら気軽にフォローでき、本人の了承などは要りません。
逆に、フォローを外す(リムーブと言います)ことも、自由です。
もし興味のある方は、僕なんかの文章よりも、
こんなエントリを読まれると「Twitterとはなんぞや」が分かるかと思います。
・初心者が説明するtwitterとその使い方
・「Twitter始めたはいいけれど・・・」 そんな人に
・Twitterの使い方がわかったー [初心者編]
・そろそろTwitterに慣れてきた人にお勧めしたいTwitter連携サイト5つまとめ
僕はだいぶハードなユーザーになりかけております。
だって、面白いんですもの。
(片方には、mixiの衰退というのがありますけれども…)
で、このブログはウェブ好きな僕がやってるダイビングのブログなわけですので、
せっかくなのでTwitterのダイビング関連アカウントをご紹介しておきたいと思います。
「ダイビング関連のつぶやきを見たい」
「せっかくならダイバーさんをフォローしたい」
という方は、どうぞご活用ください。
なお、参考までに2009年8月13日現在のつぶやき数を表記し、その順に並べてあります。
上に挙げている人ほど、(現状では)たくさんつぶやいている人、ということになります。
Twitterはフォロー・リムーブご自由に文化ということで、実際の面識のない方も載せてます。
(というか、面識のない方の方が多いな…)
・プロダイバー
9bankunさん (2172) 奄美大島のダイビングサービスDive cico
mori_umiさん (80) 屋久島ダイビングサービス「森と海」
・水中写真家
Masa_Michishiroさん (89)
・ショップ・サービス
coralcalmdivingさん 沖縄のダイビングショップ「コーラルカーム」
・一般のダイバー
kakura_nameさん (1267)
0095さん (411)
munich999さん (282)
akidiverさん (229) 相互リンクさせていただいているブログ☆Happy Happy Diving☆の方です。
dive_sayさん (162)
kitachandivingさん (106)
tsuckyさん (23)
maka_chanさん (8)
mctoshiさん
fumiko_jpさん
wasyasyaさん
・コミュニティ(のようなもの)
ScubaDiving_fun (104) ダイビング関連のつぶやきがまとまってるアカウント
diving_fun (19) 作成日時としては、ScubaDiving_funより古参なんだけど…。
・わたし(いぬたく)
poyet_porsche (1217)
他にも何人かは発見したのですが、とりあえず現状でアクティブなユーザーさんをご紹介しました。
今後も追記していければと思いますので、
もし「載せて!」という方がいらっしゃったら、ご連絡ください。
(また、「載せるのやめて」という方も、お手数ですがご連絡ください)
※8/14、Masa_Michishiroさんを追加
9/23、coralcalmdivingさん、mctoshiさん、fumiko_jpさん、wasyasyaさんを追加
まあ、とはいえ、Twitterでダイビングに関する話はなかなか難しいなーと思います。
「このエントリもどなたかに役立てば…」と思って書いておりますが、
個人的にはTwitterにダイビングのことはあまり求めておりません。
そこらへん、「難しそうだなー」という理由を次回のエントリで書いてみたいと思います。
人の波の中で花火写真を撮るの巻
今日は、東京湾大華火大会という花火大会に行ってきました。
実はこういう花火大会というものに行くのは、今日が生まれて初めてでした。
たまたま招待券をいただいて、
嫁と「行ってみるかー!」という感じで参戦してまいりました。
東京湾の晴海埠頭のあたりで行われたんですが、
始まる前の夕焼けからしてキレイでした。
このスポット、普通に夜景と夕焼けを撮りに来たいスポットです!
いやはや、それにしても、
花火大会ってすごい人混みですねー。
まあ、そもそも僕がこれまで花火大会に行かなかった理由が
人が多そうだから」っていうことなので、予想通りではあったのですが…。
予想以上の人の多さでした。
敷かれたビニールシートに座る、人、人、人。
その光景が異様というか圧巻で、それを撮ろうかとも思いましたけど、
顔とかが写るとあまりよろしくないので、止めておきました。
ダイビングの時は波酔いをしないタイプなんですが、
今日は人の波に酔いつつ、花火がスタート!
今回はコードでつないでシャッターを切る付属品を持って行っていたので、
目は生で花火を見つつ、パチパチ撮ってました。
うーん、こりゃ一石二鳥。
時には、カメラをブラしてみたり。
シャッターを開放しながら広角⇔望遠を変えてみたり。
というわけで、十分に堪能いたしました。
残りの写真も、随時Flickrにアップする予定ですので、よかったら見てやってください。
今回、デジタル一眼では花火っていうものを初めて撮りました。
(行く前にいろいろ研究しました)
花火(≒光)って、こうやってまとまって上がってくれるのでまだ撮りやすいんですが、
僕が史上最強に難しいと思うのは、ディズニーシーのブラヴィッシーモ!ですねー。
あれは光や炎が刻一刻と変化するので、めっちゃ難しかったです。
(ショーの進行内容も把握してないといけないし)
まあ、でも写真自体はやっぱり魚とか、人とか、
生きているものを撮ってる方が楽しいですねー。笑
(花火写真の日記としては変な結論ですが)
あと、あの人混みはやばすぎるです。
来年はたとえ招待券をいただいても行くかどうか微妙…。
いや、花火は楽しかったんですけどね。
花火は楽しかったんですよ、花火は!
![]()
タグ:
2009-08-08 23:58 この記事のURL | きょうのできごと, たわごと | コメント [0] | トラックバック [0]
ロックインジャパン 3日目&ベストアクト
ロックインジャパンフェス最終日、いよいよレポートを書くのもこれが最後になってしまいました。
1日目、2日目はこちらからどうぞ。
ロックインジャパンフェス 1日目「やっぱりこれは素敵な宗教」
ロックインジャパンフェス 2日目&ダイブのこと
一発目は、グラスの矢沢永吉!
2006年のロッキンに出演した時、観てないんだよなあ。
(後ですごい賞賛の声を見聞きして、観ればよかったと後悔)
今年は満を持して、初の生・永ちゃん。
いやー、かっこいいなー。
本当にロッケンロール・スター!
一挙手一投足がいちいちかっこいい(そしてたまにお茶目)って、どういうこと。
このすごさは生で観るべきだと、ようやく自分で実感できた。
(CMなんかよりも、ライブだ!)
前説で渋谷陽一さんが
「みんなに永ちゃんを見てほしかった。
それと、永ちゃんにもこんなに素晴らしいオーディエンスを見てほしかった」
と言っていた。
MCによれば、永ちゃんも今回は「渋谷さん、出させて」と言ってくれたようだし、
そういうアーティストとオーディエンスの特別な関係って、いいよなあ。
それもまたこのフェスならでは、だと思う。
そう、改めてだけど、本当にロッキンはオーディエンスが素晴らしい。
フジやライジングサンやその他のフェスなど、僕もいろいろ行くけれども、
ロッキンのオーディエンスが一番好きだ。
(だからロッキンには毎年通うのだけれども)
「純粋に音楽が好き」っていうだけなら、
もしかしたらフジの客の方が音楽好きは多いかもしれない。
(そんなものを計ることはできないけれども)
けれど、ロッキンの客には、アーティストに向き合って、
その音楽や言葉や人間性をまるごと受け止めようとしている客がとても多いと思う。
そこの“純度”がすごく高いなー、といつも思う。
僕もフェスではそういう客でありたいと思うし、そういう楽しみ方をしたい。
永ちゃんも、もしロッキンのオーディエンスのそういう部分を感じ取ってくれたのなら、
ロッキン好きとしてこんなに嬉しいことはない。
次はレイクで曽我部恵一BAND。
曽我部恵一さんはもともと大好きで、
「White Tipi」とか出してた頃のレイクの大トリ(2003年)は素晴らしかった。
ただ、最近の「ハピネス!」などになってくると、
「ちょっとこれは勢いに任せすぎなんじゃ?」ていう印象も抱いていた。
で、今回はどういうライブになるんだろうと思っていたら、
予想以上にしっかり演奏&歌ってくれて、めっちゃくちゃステキであった!
(もっとヘロヘロ・ヨレヨレになるかと思った)
それにしても、永ちゃんの引き締まった体を見た直後に曽我部さんを見ると、
ビール腹がどんどん成長していくのにちょっと笑える。
セットリストは、アルバム「ハピネス!」から「ハピネス!」と「永い夜」をやったぐらいで、
あとはもはや“偉大なるマンネリ”と言っていいような、お馴染みの曲。
でも、何回も聴いたはずの曲が、
曽我部さんのハートや熱さによって、また新鮮に心に入ってくるものだから不思議。
それはきっと、曽我部さんがまだまだ毎日を必死にもがきながら生きてるからなんだろうなあ。
だって未だに、最新の曲で「しあわせになりたい」と大声で叫んでいるのだから。
だって未だに、「テレフォン・ラブ」の舞台設定はフリーターの午前3時なのだから。
あのビール腹も、
曽我部さんが「しあわせになりたい」と叫びながら音楽と一緒に毎日を生きている証、
と捉えれば、とても美しいものに見えるのだ。
いやー、曽我部恵一BAND、よかった。
ちなみに客は少なかったが、それだけ純度の高いお客さんでもあって、
それはそれで気持ちいい。
うーん、集客っていう意味での人気も、もっとあっていいんだけどなー。
(来年あたり、フォレスト行きにならないだろうか…)
次は、フォレストの安藤裕子→グラスのSuperfly。
あえて並べてみたのは、二人のコントラストが面白いから。
乱暴に分ければ、「安藤裕子=映画的、映画向き」、「Superfly=テレビ的、テレビ向き」。
実際、僕の大好きなねえやんの曲「海原の月」は映画「自虐の詩」の主題歌で、
一方、Superflyはもう2曲もテレビドラマ主題歌になっている。
歌と自身のキャラクターが、かなり180度に近いぐらい異なっていて面白い。
ちなみに、どちらが好きかと言えば、僕は安藤裕子の方が好き。
(もちろんSuperflyも嫌いではない)
安藤裕子は、聞いていた通り面白い人だった。
けど、こういう“一般社会ではなかなかやっていけなさそうな人”だから、
人の心を打つ詞や歌声を持ってるんだろうなー。
対してSuperfly、グラスが予想以上に埋まっていたのに驚いた。
やはりテレビ効果、恐るべし。
本人も言っていたけれど、こんな大観衆を前に歌うのが初めてなのに、
ステージでの立ち振る舞いが堂々としていて、大したものだなーと素直に思った。
肝心の歌声も、グラスという広いステージに十分届くぐらいの力があるし、
これまた予想以上に良いライブ。
まあただ、謙虚なのも好感は持てるんだけれども、
オーディエンスに「楽しんでいってください」と言っている段階からもう一つ超えて、
「一緒に楽しみましょう!」or「私が楽しませてやるから!」になると、もっといいんだろうなー。
そこは経験を積んでからの彼女に期待。
次はまたレイク戻って、AA=。
MAD CAPSULE MARKETS、そして上田剛士さんが好きな自分としては要チェックなんだけれど、
意外と客が少ない…。
レイクのフロアが埋まり切ってないからなあ。
うーん、MAD世代がちょっと古くなってるのか、
あるいはMADってどっちかというとフジロック系なのか。
2003年にフジのホワイトステージで観たMADはすごい盛り上がりだったんだけど、
いくらユニットが違うとはいえ、もっとフォロワーがいるかと思ったんだけどなー。
やっぱりロッキンでは、dustboxやGOOD 4 NOTHINGとかの方が人気なんだろう。
僕は彼らも好きだけれども、一世代前のMAD好きとしては、若干寂しくもある。
そんなところも含めて、意外と普通に終わってしまった感じ。
音はMAD時代とほぼ変わらない上田さんスタイルなだけに、もっとできると信じてる。
そこから荷物整理をしていたら、フォレストからPUFFYの歌声が聞こえてた。
「アジアの純真」がOLのカラオケかっていうぐらい音痴で、苦笑い。
去年のレイクではそんなに音痴と感じなかったんだけど、最近ライブやってないのかな。
グループ魂へのすごい人の波を避けつつ、ウィングテントのPeople In The Boxへ。
家で聴く限りもっとバンプのようなバンドかと思ってたら、
意外と轟音系な部分もあったりして、ちょっと驚く。
そこを途中で抜けつつ、フォレストのthe telephones。
轟音ピコピコダンシング系の雄、ですね。あれは。
まさに踊らにゃ損損、状態。
個人的には、ここらへんが好んで聞くギリギリのラインかなあ。
POLYSICSはあまり聴かないけど、telephonesは聴く。
けど、telephonesよりもDOPING PANDAの方が好き。
という感じ。
(この日、POLYSICS→telephones組が多いのは必然)
ここらへんに属するアーティストの勝手な分布図としては、
轟音ピコピコ← POLISICS the telephones DOPING PANDA →ロック
なイメージです。
さて、今年のロッキンもあと二組。
大トリ前はKREVA、フジファブリック、YOUR SONG IS GOOD、BIGMAMAと悩んだ中で、
フジファブリックを選択。
KREVAのステージはいつも素晴らしいし、僕はあの人の人間性も大好きなんだけれども、
去年のロッキン(KICK THE CAN CREW)とその後も何度かお会いできていたので、
今回はフジファブリックで。
なにより、最近のフジファブリックのアルバムがほんとにいい!
「TEENAGER」「CHRONICLE」で、さらに好きになりました。
で、ライブなのだけれども、
演奏はいいものの志村さんの歌がちょっと…。
最低限、CDに収録した歌声は上回ってほしい。
特に「虹」とかはしっかり歌ってほしいなー。
(めっちゃ名曲なだけに!)
フジファブリックは2005年のレイクで初めて観て、
2006年のレイクで「おーっ、これは成長したなー!」と感じて以来の生観賞。
(07年はCocco、08年はBRAHMANとかぶってて未見)
で、期待してたんだけど、志村さんの歌声に関してはあまり進歩がない様子…。
CDではめっちゃいいんだけどなー。
まあともかく、次が今年のロッキンの個人的大トリ、the HIATUS!
「Trash We'd Love」という美しいアルバムも好きだし、
何より細美武士さんに会えるのがうれしい。
僕は熱狂的なELLEGARDENファンというわけではなかったけれども、
彼らには去年も一昨年もグラスのトリで感動させてもらった。
歌だけでなく、その時の細美さんの言葉にもいろんな勇気をもらった。
バンドは違っても、あれ以来ずっとロッキンの場で細美さんと会いたいと思っていたのだ。
今年は、ステージ上で細美さんはあまり多くをしゃべらなかった。
数少ない言葉の中で印象的だったのが、これ。
「ステージ上でこんなに本当の自分でいられたのは、今が初めてかもしれない」
昔からELLEGARDENを追っかけていた人にとっては微妙かもしれないが、
僕は素直に「よかったね」と思えた。
何より、ステージ上の細美さんはただただ音楽を奏でることに夢中になっていて、
それを心から楽しんで、衝動をストレートに発散してくれていた。
あそこまで誰かが何かに対して一生懸命になっている姿は、それだけで胸を打たれる。
胸を打たれるどころか圧倒されてしまって、途中からはもう呆然と観ていた。
やっぱりすごい人だな。
うん。
あと、HIATUSを観ていたオーディエンスも、また素敵だと感じた。
僕はレイクの周りの階段に立って観ていたのだけれど、
まさにほぼ全員が全身全霊を傾けてステージとアーティストを観ていた。
例えば曲と曲の間、あるいは一曲の中で静まり返る時も、
余計なおしゃべりをしているお客さんが圧倒的に少ない。
そういう空気感って、
アーティストと、他のオーディエンスにとても伝わるものだと思う。
だから僕はロッキンが好きだということもあるし、
「ロッキンは特別」と公言してくれるアーティストも多いのだろう。
今年も、たくさんの素晴らしいアーティスト・素晴らしいステージに出会えてよかった。
そして、あの他に替えようのないひたちなかの空の下に行けてよかった。
あの場をつくってくれたスタッフ、アーティスト、オーディエンスのみなさんに感謝したい。
一緒に行ってくれた嫁と、友達夫婦にも。
カウントダウン・ジャパンはあるけれど、
ひたちなかに戻れるのはあと1年後。
これから360日ほどの現実生活を乗り越えなければいけないが、
その後にはまた新しいひたちなかが待っている。
また、その日まで!
最後に、私的な3日間のベストアクト7選
(この中で順序はつけられません)
・LOW IQ 01&MASTER LOW
・RYUKYUDISKO
・ACIDMAN
・吉井和哉
・Dragon Ash
・曽我部恵一BAND
・the HIATUS
(あれ、有名な人ばっかりになっちゃった。笑)
あと、本文で触れなかったその他のこと、もろもろ
・だいぶ前からそうだけど、入場のスムーズさ・トイレの多さは他のフェスの追随を許していない。
・男の小用のトイレのカーテンには、なんとも言えぬ滑稽さが漂うな。
・天気運の良さも驚異的(予報では三日とも雨降りそうだったのに)
・しかし雨以外の場合では、異様に過ごしやすいロッキンだった。
・ハングリーフィールドの梅茶漬けは、毎年、一日一食ペース。
・その一日一食に、マンゴーアイスシャワーも仲間入り。
・フジやライジングサンにも出店してるような店は、たいていそこそこの味でしかない。
・そのフェスにしか出店してないような店が、どのフェスでも美味しい傾向。
・今年はあんまりDJブースに行く時間がなかった。
・それと同じように、みなと屋のハムに並ぶ時間もなかった。無念。
・DJブース、J-POPで盛り上がってRAGEやSLIPKNOTでポカーン、というのはもはややむなし。
・それにしても、さすがに「Born Slippy」ぐらいは爆発的に盛り上がってほしい。
・パークステージの入口に、今やってるバンドの名前を書いといてくれると助かる。
・グラスの音は確かに悪いけれども、あのステージの向きでは海風的に限界かもとも思う。
・ステージ間の音もかぶるが、フジぐらい離れてるのもあれはあれで疲れるしなあ。
・例年通り、ゴミ少なし。
・シーサイドステージの奥、海が見えて気持ちよかったー。
・音質も含めて、フォレストかパークの雰囲気が一番好きだなあ。
・Tシャツ着用率は、やっぱりエルレ(HIATUS)とホルモンが2強。
・それにしてもオフィシャルTシャツの10年に及ぶマンネリデザインはどうにかならんだろうか。
・とはいえ、なんでTシャツとか通販で買えるようにしないんだろう。
長文読んでいただき、ありがとうございました!
ロックインジャパンフェス 2日目&ダイブのこと
ロッキン2日目、8/1(土)の感想・雑感です。
また徒然なるままに。
1日目は、こちら。ロックインジャパンフェス 1日目「やっぱりこれは素敵な宗教」
この日から、友達夫妻2人が合流。
彼らはロッキン初体験で、僕が来るように薦めた人たち。
彼と彼女がこのフェスを観てどういう風に思うのか、その反応もとても楽しみにしていたりした。
まずはグラスで10-FEET。
グラスのトップバッターってところに、「いよいよ感」を感じてしまう。
(グラスのトップは初めて)
トップバッターが似合う感じでもある。
それにしても、TAKUYAさんは優しい人だなー。
渋谷さんも言っていたけれど、伝えたいことややりたいことが明確にあるのもよく分かる。
「ダイブした奴、一人もおらんかったやんけ」
と言った時の笑顔は本当に素敵だった。
(ダイブに関しては最後でも記述)
次もグラスで、9mm Parabellum Bullet。
特にアーティストから「ライブがすごい」と言われているのをよく見かけるので、
(吉井和哉さんは「彼らの後はイヤだなー」とまで言っていた)
どんなものなのかと初の生観賞。
現時点でグラスステージを務めるだけの力は(ギリギリ)あるように聞こえたし、
菅原卓郎さん(Vo.)の佇まいや言葉からは、いかにも現代っぽいロックンローラーな感じはした。
ただ、彼らの音楽(曲)は個人的にはそこまで好きではないのだなあ。
ここはもう、彼らがやりたい音楽と僕の単なる趣味の問題。
とはいえ、2004年結成ということを考えれば、もっとデカくなっていきそうな予感はするバンド。
次は初めて行くシーサイドステージで、のあのわ。
シーサイドステージは予想通り狭くて、音が(ロッキンでは珍しく)大音量で聞こえた。
のあのわは「ゆめの在りか」で知って、その他の曲もけっこう好きだったのだけど、
予想以上に楽しさと熱が伝わるライブだった。
いい!
このまま変に商業的にならず、やや異彩なところを残しつつ、
順調に育っていってロッキンの常連になってほしいところ。
フォレスト(orパーク)で聴くと良さげな感じ。
ラストの「ゆめの在りか」では泣けた。
Yukkoさん(Vo.)、いいと思います!
そこからマンゴーアイスシャワーを食べるという目的もありつつ、
レイクのdustboxへ。
途中から観たのだけれど、みんなダイブしないねー。
(最初の方にちょっと起こったけど、「ルールの中で楽しもう」みたいなことを言ったらしい)
とはいえレイクのフロアはほぼ満員状態で、いい感じの盛り上がり状態。
「Try My Luck」「Stand By Me」「Sun which never sets」あたりの流れはやばいなー。
(こういう音楽が好きな僕29歳、まだまだ若い。笑)
そういや、階段横の空いてるスペースにいた5人組がとても印象的だった。
地面にゴロゴロしてると思ったら、あれがダイブだったのね。笑
最後の方には、1人(女の子)を他の4人が持ち上げて簡易ダイブしてたり。
3日目のナヲ姉(マキシマム ザ ホルモン)のMCを引用させていただくと、
「子どもはルールの中で楽しみを見つける天才」
ほんと、その通りだねー。
dustboxのステージには、そんな素敵な子どもがたくさんいた。
その後、ちょっとフォレストで休んでたら、
泉谷しげるが「雨あがりの夜空に」をやっていた。
(ここでたまたま聴くのは、昨日のYUIに続いて早くも2回目)
次はグラスに戻って、RIP SLYME。
過去に何度かトリも務めているし、もはやロッキンの大御所状態。
まあ、安定感がある。
(個人的には一番好きな「ONE」をやってほしかったけれども)
とはいえ、僕はそこまでファンではないので、「なんとなく見てれば十分」というぐらい。
「見てればガッカリはさせられないし、楽しいけど、本命ではない」というような。
そういう人はけっこう多いんじゃないのかな。
そう思うと、僕が大好きで120%真剣に観るDragon Ashも、
特に若い人たちにとっては、僕がリップに対して感じているのと同じような感覚なのかもしれない。
ただ今年のリップはオリジナルのバンドと一緒に来ていて、
バンド音と重ねて聞くリップのラップは新鮮だった。
そうやって進化していってるんだなー、と。
リップの後は、そのままストレイテナー。
ところで、今年からグラスステージの出演アーティストが1日7組から8組に増えた。
(で、スタートが10:30~になった)
これって(あまり語られてないが)けっこう大きい変更だと思う。
グラス→グラスと観る時に、これまでの感覚よりかなり慌しい。
まあ、その分観られるアーティストは増えて、
休みたかったら休んでればいい話なので、基本的には歓迎すべきことなのだろうけれども。
ただ、リップを見終わって、トイレ行って、ちょっと飲み物でも買ってたら、
もうすぐに「次が始まる!」みたいなことになってちょっとビックリ。
さて、ストレイテナー。
去年の1日目のトリが良かったので、「今年はどうだろ」と思って観てみたのだが、
だいぶ淡々と過ぎていってしまった感じ。
去年はまさかのトリでみんなビックリということもあって、
様々な責任感とか重圧とか受け止めなきゃいけないオーディエンスの思いとか、
そういうものたちが彼らとそのステージにプラスに働いてたんじゃないだろうか。
今年はそういうものからは解き放たれたわけだけれども、
それと比例してライブ自体もスーッと流れていってしまった感じ。
そもそも、ホリエアツシさんのキャラからして、
こういう真っ昼間よりも夕方~夜向きなアーティストなのではないかと思う。
で、次がいよいよ吉井和哉さん!
いやー、今回最も楽しみにしていたと言っても過言ではない!
イエローモンキー時代から大好きだったけれども、
ソロになってからますますいい曲を書きまくっているからなあ。
こういう色気とカリスマ性と優しい笑顔を兼ね揃えたロックスターって、
なかなか他に見つからない。
(特に、色気の部分!)
自分が女だったとして、吉井和哉というヒモに貢がされたとしても、
あの笑顔で「ゴメンネ」って言われたら絶対許しちゃうもん。
登場からして、赤い衣装が似合うのなんの。
やっぱり、ロックスターは登場シーンを見逃してはいけない。
吉井さんしかり、永ちゃんしかり、エレカシの宮本さんしかり。
で、歌い始めたのが「楽園」なものだから、
これは本当に楽園に連れて行ってくれてるところなんだと思いましたね。
今回の吉井さんはラストの「JAM」の爆発力が凄まじくて、
ネット上でもそこは多く賞賛されてるんだけれど、
途中のソロの曲もすげえよかった、ということを声を大にして言っておきたい。
「WEEKENDER」もかっこよかったし、
「シュレッダー」「ONE DAY」「ビルマニア」と続くあたりも最高。
まあ、どんな曲にしたって歌うのが吉井さんなわけだからそりゃあ良いのだけれど、
選曲もとても素晴らしかった。
で、
「最後に、僕が昔作ったブルースです。
若い人は知らないかもしれないけれど、よかったら一緒に歌ってください」
と言っての、「JAM」!!
あのイントロで、どれだけ心が震えたことか!
(そしてきっと、どれだけ多くの人の心が震えたことか!)
「一緒に歌って」って言ってたけど、感動で震えてなかなか歌えませんよ!
あれはもう言葉にならなかったですわ。
本当にありがとう、吉井さん。
さらにまだ感動は続き、吉井さんが去って後ろを振り向いたら、
虹がかかってるじゃないですか!
「あー、これはなんか今、すごいことになってる」と思ってました。
それでもう完全燃焼状態だったのだけれど、
とりあえずは当初の予定通りパークのOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDへ。
未だにアルバムは一枚だけなので、いつもとほぼ同じ内容なのだけれど(ちょっと新曲あり)、
「Hold Your Hand Up High」と「Thank You」が最後に聴けて満足。
グラスでやるアジカンのライブにはもう見切りをつけているので、
かすかに聴きながらハングリーフィールドでお食事。
(ネットを見る限り今年も酷評が多かったし、友人夫妻もガッカリしていた)
そして、トリのDragon Ash。
結局、僕にとってロッキンは大好きなフェスであり、ドラゴンアッシュはやはり欠かせないのだ。
とはいえ、今年はDOPING PANDAとサカナクションが同時刻にかぶっていて、これは痛すぎる。
(案の定、この二つのライブは絶賛の嵐)
けれども、僕にとってロッキンの一つの大きな目的はドラゴンアッシュと降谷建志に会うことなのだ。
加えて、今年リリースされた「FREEDOM」というアルバムから、
「悩んでた時期をちょっと抜けたか?」という印象を感じたことも、楽しみが増した理由。
そんなこんなで、ステージ上の降谷さんは、ほぼいつも通りの降谷さんだった。
やっぱり、Dragon Ashがすごく好きな人もそうでない人も、
グラスに集まったあれだけのお客さんをあれだけ楽しい気分にさせるというのはすごいこと。
だからこそグラスのトリを何度もやるわけだろうし、
僕が主催者だったら、この光景を見たらやっぱり彼らに任せてしまいたくもなる。
(楽しいだけでなく、泣いている人も多数いたわけで)
印象的だった言葉は、
「僕たちも音楽をやっていて楽しいことばかりじゃない。
いってこいだと、イヤなことの方が多いかもしれない」
これだけ成功や才能やファンからの思いに恵まれてる降谷さんでもそうなのか。
「自分もがんばらないと」と思った。
毎年、降谷さんにここで会うと、そう思う。
2007年に感動したケータイの光の光景は、やっぱり今年も綺麗だった。
アンコールでは、今年も「Viva la revolution」をやってくれた。
「ここに立ってる意義が欲しかった だから必死で戦った」降谷さんが、
「満面の笑みを浮かべている キミ達がすぐ目の前に見える」状況になって、涙を流す。
そんな様を見ていたら、そりゃあ心を打たれますよ。
結局、音楽はもちろんなんだけれど、降谷さんという人の人間性が大きいのだと思う。
アーティストは誰だって音楽に気持ちを込めてるだろうし、
その気持ちの大小なんて誰にも計ることはできない。
ただ、それをオーディエンスに伝えることができるという表現力の違いはある。
降谷さんの場合、どうしても滲み出る優しさに惹かれるんだろうな。
優しさに満ちながら、語りかけるかのように・何かを伝えようとして歌うから、僕の心には響くのだと思う。
(激しい音楽でも、メロウな音楽でも)
DOPING PANDAもサカナクションも、絶対に楽しかったはずなんだけれども、
Dragon Ashに今年もまたひたちなかで会えたことは本当に嬉しかった。
なお、最初に書いた友人夫妻も、このフェスをすごく楽しんでくれた。
いろんなアーティストを楽しみつつ、
最後にはDragon Ashにも、僕と同じようなことを感じてくれていたみたいで。
僕はもうロッキン9回目なので、かなり身内褒めみたいなところがあるのだけれど、
こうやって初めて体験した人が同じように楽しく過ごしてくれるのはとても嬉しい。
やっぱり、人を感動させられるアーティストって、偉大。
■ダイブについて
10-FEETやdustboxは自分でも見ていたけれど、実際、ダイブは圧倒的に減った。
基本的に、ルールなのだから守らなければいけない。
「守りたくない」「ダイブできないとなんか燃えない」という人は、
残念ながら他のライブなりフェスに行くしかない。
(まあ、ライブハウスでも建前上は禁止なのだけれども)
ロッキンの感想やダイブについて、mixiと2ちゃんはだいぶ読み漁った。
(ちなみに、2chの方がよっぽどまともだった。mixiはほんとに落ちぶれてしまったな…)
ロッキンがダイブに関して他のフェスと違うのは、大きく二点あると思う。
・今年から、1度目に注意&2度目に退場の措置をとったこと
・以前から、ダイブを禁止する「理由・意図・目的」をきちんと説明していること
一つ目はもちろん今年からの独自の措置だけれども、
二つ目の項目も、他のフェスと大きく違う点だと思う。
つまり、ただ禁止と言うだけではなく、
「○○だから禁止」ということをHPや会場内で繰り返すアナウンスで伝えようとしていることだ。
(ここらへん、雑誌の会社らしい感覚だな、とも思う)
「昨年のカウントダウン・ジャパンでダイブによってケガをされ後遺症が残った方がいました。
我々は、このフェスで被害者も加害者も生み出したくありません」
という部分。
僕はこの趣旨(意図)はとてもよく理解できるので、
だからこのフェスでダイブをしてはいけないというルールも理解できる。
もちろん、訴訟になった場合のことも考えてはいると思うのだけれども、
「被害者も加害者も生み出したくない」という部分に、ロッキン側の考えは詰まっていると思う。
もし周りにダイブした人がいたとして、もしその人の靴が目に当たって自分が失明したとしたら、
そのダイブした人を許すことができるのか。
(しかも、その人は本来は禁止されている行為をしているのに)
あるいは、
もし自分がダイブをしたとして、たまたま誰かの頭部や顔に重症を負わせてしまったとしたら、
その後の人生をどういう気持ちで過ごすことになるのか。
もっと言えば、
もし自分が、ダイブによって後遺症が残る怪我をした人の親だとしたら、
そのダイバーのことを許せるのか。
そこらへんの想像力を働かせないといけないのだと思う。
そして、このロッキンというフェスでは、
「被害者も加害者も“生み出したくない”」
という意思を表明しているのだ。
それでも仮に「ダイブがないライブはイヤだ」「ダイブを認めてほしい」というのなら、
上記の点についての反論をしないと意味がないと思う。
(少なくとも現状、僕は想像してみる限り反論できないのだけれども…)
ロッキンというフェス自体、過渡期なのかもしれないし、
「ダイブを禁止されるとなんか盛り上がれない」という気持ちも分からなくはない。
それでも、今回のフェスではダイブを禁止されても楽しんでいる人たちも多く見かけたし、
そういう意味ではダイブ禁止後の希望の光みたいなものは見えているように思えた。
まあ、なるべく最大多数が楽しめるフェスであり続けてほしいけれども、
それが参加している人の100%全員にはなれない、という厳然たる事実は、ある。
残念ではありますが。
ロックインジャパンフェス 1日目「やっぱりこれは素敵な宗教」
10周年を迎えたROCK IN JAPAN FESTIVAL、
僕自身としては9回目の参加となった今回の感想をつれづれと。
まずは1日目、7/31(金)です。
スタートは、グラスステージのPerfume。
その前に、渋谷陽一さんの挨拶から。
今年は珍しく3日ともグラスでスタートを迎えた(=3日とも渋谷さんの言葉を聞いた)ので、
どこの日で何を言ったのか、詳しくは忘れてしまった。
ただ、3日目、「このフェスは宗教のようなものとすら感じる」という言葉には、全く同意。
渋谷さん的には語尾を濁した感じだったが、
おそらくこれは宗教なのだとハッキリ感じているのではないか。
毎年、僕にとっては最高に気持ちいい宗教なのだ。
そして、この中毒性だとか唯一性も、紛れもなく宗教というものが持つ要素なのだと思う。
さて、パフューム。
昨年、レイクステージで観たのが初めての生パフュームだったのだけれど、
やっぱり生はよい。
何がよいかと言えば、とても人間味のあるステージを見せてくれるから。
無機質な歌と踊りとのコントラストがよい。
(ちなみに、歌詞も無機質だから好きなので、「ワンルーム・ディスコ」の方には流れてほしくない)
また、Rockin'on Japan7月号のあーちゃんの苦悩吐露インタビューも気になっていた。
けれども、今回のステージの彼女たちはいたっていつも通り。
いつも通りによかった。
(とか、生観戦が2回目の僕なんぞが偉そうに言えないのだが)
そもそもあの苦悩インタビューにしたって、あーちゃんは
「お客さんと生で触れ合えるライブが一番の楽しみ」
と言っているわけで、これだけのお客さんの前でトップバッターを飾る喜びは大きかったんだろうなー。
と同時に、パフュームはあーちゃんのグループなのだということも再確認。
ライブだからこそ伝わる、あの存在感。
そして純粋さと、かわいさ。
いい感じのトップバッターでした!
ちなみに、ライブではあーちゃんの「ディスコ!」の叫びが好きです。
あそこの無邪気な声に、“生のあーちゃん”“生のパフューム”をすごく感じる。
口パク(リップシンク)の部分があるというのはヤスタカさんも認めていることだし、
僕はそこを突っ込もうとはぜんぜん思わない。
そこからレイクステージに移動。
途中、フォレストからBACK DROP BOMBの「That's The Way We Unite」が聞こえてきた。
うーん、こういう懐かしい歌を聞くとうれしいな。
レイクでは、いきなり僕の本命の一つ、LOW IQ 01&MASTER LOW!
一週間前のフジロックではBEAT BREAKERを観られただけに、
今回はバージョン違いというのもうれしい。
というか、ワクワクが止まらない!
いやー、よかった!
というか、LOW IQいっちゃんのライブが外れるわけがないのだ。
野外フェスだけで10回以上は観ているけれど、
会場が停電して音が鳴らせないぐらいのことをしない限り、素晴らしいに決まっている。
今回は前半部分でやや最近の曲が多め。
(この最近の曲もまた、外れないんだなー)
松本人志が音楽好きだったら、「すべらんな~」て言うこと間違いない。
あ、この日はけっこう曇り&雨の予報だったけれど、
この頃にはすっかり晴れていた。日差しが暑いぐらい。
やっぱりロッキンでのLOW IQ 01は、灼熱のレイクが似合う!
客観的に見ても、ここ数年レイクでの集客は安定して賑わっているし、
「昼間のロッキンのレイク番長」の称号を差し上げたい。
10/10(土)のLOW IQ 01 presents MASTER OF MUSICは絶対行かなきゃ。
(だって、集まるメンツがBRAHMAN、ACIDMAN、Ken Yokoyamaだよ!?)
いっちゃんでかなり燃焼した後は水分&食事補給をしてknotlampを観に行こうとしたけど、
もはやほぼ終わりかけ。残念。
フォレストでご飯食べてると、YUIが歌ってた。
「雨あがりの夜空に」を演るあたり、彼女のロック志向がちょっと見える。
というわけで、グラスに戻ってBEAT CRUSADERS。
とはいえ、シートゾーンぐらいのちょっと後ろで観戦。
いつも通りの彼らでした。
(なんかあっさりした感想だけれども)
そこから再びレイクに移動。
途中、フォレストで少しだけ福原美穂を聞く。
「ANYMORE」とか。
なかなかいい感じ。
また次に会えるのを楽しみにしてます。
レイクではNothing's Carved In Stone。
アルバムは持っているものの、「ライブはどんなもんだろ」と座りながら観賞。
好き嫌いがありそうな音だけれど、良いバンドであることは間違いない。
「November 15th」はいい曲だねー。
次はフォレストのRYUKYUDISKO。
なにげに、今回の彼らにはだいぶ期待していた。
だって、同じ日にビークル&モンパチが出るってことは、
そりゃゲストボーカルを期待しちゃうでしょう!
RYUKYUDISKOはアルバムも持っているし、
かつてレイクで聴いたりもしたのだけれど、
アルバムの後半、あるいはライブの後半になると、いま一つ単調に感じてしまう印象があった。
けれどそれが最近ゲストボーカルと頻繁に絡んで、
今回のようにライブでもゲストボーカルが何人も出るようになって、
とてもいい変化(化学反応)が起きている。
RYUKYUDISKOの二人が後ろに引くことで、
歌モノの中にある“琉球リズム”というオリジナリティが際立つという現象。
女子ボーカルの二人もそれぞれに特徴が出ていたし(次のアルバムへの期待大!)、
モンパチの上江洌さん、ビークルのヒダカさんが出てくりゃそりゃ盛り上がる。
特にヒダカさんの「NICE DAY」では、もう大団円。
いいねー、よかった!
今まで観たRYUKYUDISKOの中で断トツによかった!
トリ前は、グラスでACIDMAN。
いやー、もう彼らはトリを飾っていいバンドだよねえ。
出すアルバム、全て完成度が高いし、ライブも素晴らしい。
ロッキンのトリで重要とされる“メッセージ性”も持ってるし。
今回も期待にたがわず、期待以上に素晴らしかった。
実は僕は、
フランスからこのフェス、特にACIDMANを観るために来日する女の子のために
チケットを手配したりしてました。
(詳細は、こちらの記事で。僕のLast.fmですごいことが起こっている)
いやー、普通に考えて、20才の学生にお金を貯めさせて日本に来させるのって、
すごいですよ。
どんだけの求心力なんだ。
彼女がどう感じたかは聞いてないけれども、
僕がACIDMANのライブを観ていて
「(予想通り)これだけのライブが観られたら、絶対に来てよかったと思ってもらえるなー」
と思いました。
大木さんがこんなことを言っていた。
(正確には覚えていないので、意訳も含まれてますが…)
「今年もこんなに素晴らしいアーティスト、素晴らしいオーディエンスが集まるフェスに参加できて、
とても嬉しく思っています。
こうやって、一秒一秒を大切にして、素晴らしいことを体験していけば、
生きていくことを少しでも肯定できていけると思う」
そう、
そういうフェスがロッキンなのであり、
それがロッキンが他のフェスと決定的に違う部分であり、
だからこそロッキンに来る人は毎年ここに来てしまうのだろう。
それは、冒頭に書いた渋谷さんの「宗教」という言葉に通じる。
ロッキンには、「思想」があるのだ。
ざっくり言ってしまえば、
日常だとか社会だとかというものにどこか違和感を感じている人、
生きていくことに何とも言えない息苦しさを感じている人、
そういう人たちに向けて、「俺たちも同じさ、だから生きていこう」と言ってくれるフェス。
それが、ロックインジャパン。
(この点が、フジやサマソニとは決定的に違う)
それを特にダイレクトに表現し、歌でも言葉でも伝えてくれるのが、
例えばACIDMAN、Dragon Ash、エレカシ、10-FEET、サンボマスター、ELLEGARDEN(細美さん)であり、
彼らを代表としてフェス自体にそういう“色”がついているから、
そこに共鳴した人にはもう離れることができなくなる。
僕もその中の一人だし、
そういう人が多いからこそ、アーティストが発表される前に6~7割のチケットが売れる。
だから、ロッキンが大好きな人、
いやむしろ「生きていくのにロッキンが必要」という人が来るフェスになってきているし、
その純度は年々高まってきているようにすら感じる。
そういう意味でのロッキンらしさ炸裂だった一つの好例が、このACIDMAN。
(もちろん、ライブの素晴らしさありきでの話)
さて、この日のトリは、グラスのウルフルズ。
どのフェスにおいてもトリ(ヘッドライナー)ってものすごく重要で、
もちろんロッキンにおいてもそうなのだけれど、
今年のロッキンに関しては、
ウルフルズとユニコーンは「功労枠」というか「感謝枠」の意味合いが強いように感じる。
(もちろん、バンドとしてトリを務める力量は十分にあると思うのだけれど)
例えば去年にストレイテナーを初日のトリにしたようなロッキンらしさを思えば、
やや懐古主義的に振り戻された感はある。
(それが悪い、というわけではない)
ウルフルズ、登場の時からトータス松本が「見納め!見納め!」と連呼していたのが印象的。
ハッキリ言ってウルフルズの活動休止は、みんなどこかで微妙と思っていると思う。
「トータスの渋かっこいい路線ってどうなのよ」とか、
「残りのメンバーはどうやって食べていくの?」とか。
正直、このステージでもトータスがサンコンJr.の衣装をからかっていると、
ジョン・B・チョッパーが「それは今言わんでもええやろ」と笑わずに言っていて、
我々としては笑うところなのか、ウルフルズの内情を見せられているのか、
困ってしまう時があった。
そんな感じで、ウルフルズの活動休止は微妙なわけだが、
オーディエンスを包むその微妙感を「見納め!見納め!」で笑いに昇華させてしまう
トータス松本の空気を読む能力はさすがだなー、と思った。
(こういうのも、ソロでやっていくための一つの才能なのだよな)
ライブ自体は、普通に盛り上がったと思う。
(やっぱり観客の年代層はやや高めな気はした)
個人的には、ウルフルズはミリオンなんて売れずに、
「貸した金返せよ!」とか、
「SUN SUN SUN おてんとさまさま」とか、
アホらしさを貫いて演っていた方がよかったんじゃないかと思う。
その方が、今頃フォレストあたりでいい感じにノれるバンドになっていたのではないか。
「ええねん」や「暴れだす」あたりのナンバーは僕も好きなのだけれど、
「サムライソウル」など、変なことを言い出すことも多くなった。
バンドっていろいろあるし、
本人たちの力だけではどうにもならないことも多いから大変だよなー、
というようなことをぽつぽつ考えていた、2009年ロッキン初日のトリ。
ひたちなかの空に上がる花火は、今年も綺麗だった。
2日目に続く。
