ベニカエルアンコウと染み

ベニカエルアンコウと染み
その一日は、
テーブルクロスにこぼしたコーヒーの染みのように、
ベニカエルアンコウの心の中にこびり付いている。

どんなに海が凪いだ日も、
どんなにうねりが強烈だった日も、
あの一日のことを忘れたことはなかった。

あれで正しかったのだろうか。

他にできることは、なかったのだろうか。

染みは、時には彼の心全体を黒く染め上げ、
また時には刃物となって彼を突き刺した。

自問自答を続けた後、
彼が辿り着くことのできる確信は、常にただ一つだった。

自分は、生きている。

ベニカエルアンコウにとっては、その葛藤こそが生に他ならなかった。

だからこそ彼は、
悩み続け、
そして、
生き続けている。

彼には、もはや生きていくことしかなかった。

その姿を、
ある者は「後ろ向きだ」と言い、
またある者は「いや、前向きだ」と言う。

そんな声に耳を傾けることもなく、
ベニカエルアンコウは生き続けている。

昨日も、今日も、明日も。

たった一滴の、
しかし永遠に消えることのない、染みを抱えながら。

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コメント

これまた、渋い撮り方ですね?
ベニって背景がいまいちな場所が多いので、スポットで当てるのって効果的ですよね?。

>ittiさん

「渋い」とはステキなお言葉、ありがとうございます!
この時は海綿バックとか、いろいろ試したんですが、どうもちょっとイマイチで…。
最終的に、この写真(ライティング)で落ち着きました。
光を考えるのは、ほんとに楽しいですね。

以上、チャット並の即レスでした。笑

おかえりなさ?ぃヽ(´ー`)ノ

いいですねーこのカエアンさん♪
物語と写真がイメージぴったりです。

本部も生物が多いようで今後の写真も楽しみにしてます。

>kenyuさん

かえりました?。
ありがとうございます!
いつもアップする写真を決めてから、PCの前でボーっと夢想しております。笑

本部の写真も、これからちょくちょく出させていただきますー。

こんにちは。
まさかあのシミが彼にとってそんなことになっているとは…。
airy air#1でした。失礼します。

>airy air#1

こんばんはー。
いやー、別に撮ってる時は何にも気にしてないんですけれどねえ…。

「染み」という言葉に、なんとなく惹かれたんですわ。

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