オーストラリア対スペイン
Australia-Spain Liveより

両チームともグループリーグ敗退が決まっていて、消化試合になっちゃったオーストラリア対スペイン。

オランダ対チリを観終わってから録画でさくっと観ました。
観てみたら「さくっと」っていう表現がしっくり当てはまる内容だったわけですが。

今大会、ポステコグルー監督が作ってきたオーストラリアのサッカーは、確かにこれまでのオーストラリアとは全く違う、アグレッシブに動いてパスを繋げる地上戦なんだけれど、特に守備面で綺麗なサッカー過ぎる感はあったな。

やや淡白というか、執念のようなものは感じないというか。

この攻撃の精度や、レッキーとオアーの両翼の不出来は、集中力の問題もあるだろうし、(特に後者は)コンディションによる疲弊もあるんだと思う。

スペインではこの試合が初めての出場になったビジャやファンフランが生き生きしてるのを見ちゃうと、なおさら。

オーストラリアの「一見ちゃんとできてるんだけどそうでもない守備」をスペインは次第に攻略して、決定機が増えてくる。

ライアンは、今後10年間ぐらい(もっとかな?)日本とアジアにとって厄介なゴールキーパーになりそう。

後半も前半と変わらずにスペインペース。

このハロランの軽さも残念。
というか日本の選手が交代でこんなプレーしてたらめっちゃ怒るわ。

試合自体は終始まったりとした内容で、最終的に一番心に残ったのはビジャの涙だった、っていう。

選手はそれこそ一人ひとりにワールドカップへの思い入れはあるだろうし、ビジャのように涙を隠せない選手だと僕らやメディアは簡単に注目しちゃうわけだけど、ビジャのように最後のワールドカップという予感を抱いていても抱いていなくても、選手それぞれにワールドカップに関するドラマはあるんだよね。

っていうことも思わされる(というか内容自体よりもそっちに頭がいっちゃった)試合でした。

オーストラリア対スペイン