Fleet Foxesの初来日公演@新木場studio coastに行ってきました。

この日は東京で雪。
冬になる度にFleet Foxes、特に「White Winter Hymnal」の再生回数が増える僕にとって、なんだか「出来過ぎなんじゃないか」と思える展開。

fleetfoxes_studiocoast_2012

「Fleet Foxesって誰?」という方は、こちらをご覧ください。


正直、僕はFleet Foxesの曲って(アルバム2枚しかないのに)名前と曲があまり一致してないのだけれど、ライブはきっとすごいんだと思ってた。

新木場studio coastの前から二列目、やや左側のポジション。
Fleet Foxesは観るなら近くで楽器を手にしているところが見えるぐらいの場所で観たい。

以下、終演後の感想ツイートを交えながら。

やっぱり真骨頂はコーラス。
特にここで書いた通り、ベース(クリスティアン・ワーゴ)のコーラスは、彼が入るだけで神が降臨したかのような神秘さ・スケール感。
あの声はすごいなあ。

メンバーが手にする楽器を次々に変えていくのは、まるでTortoiseのよう。
同じ楽器構成の曲がほとんどないんじゃないかと思えるのは、2011シーズンの柏レイソルのスタメンのよう。

かと思えば、曲によってはボーカル&ギター+ベース&コーラス+ドラムっていう3人だけのミニマムな編成になったりも。
シンプルでもこれがまた十分にいいんだよねえ。
(ここでもベースのコーラスがものすごく効いてるわけだけど)

ドラマー(ジョシュ・ティルマン)は最後、シンバルを一枚とって最前列のお客さんにあげてた。

日本のロックバンドでのメンバー脱退ってかなりシリアスな事情があったりもするけれど、Fleet Foxesぐらい世界的な評価を得たバンドメンバーって肩書きがあると今後の仕事も含めて辞めることにもそこまでシリアスさってなくなるのかな…。

アンコールの1曲目はロビン・ペックノールドの弾き語り。
ロビン、いい奴だった。

ライブ序盤でみんなが英語で「日本に来てくれてありがとう!」って言ってる中、明らかにネイティブな発音の奴には「Thank you, american guys!」って返したり。
茶目っ気たっぷり。

ところでキーボード(ケイシー・ウェスコット)は僕(下手側)のほぼ目の前だったんだけど、愛想なかったな(笑)
自分用のマイクを押して遠ざけたら、半周回ってキーボード本体に当たって「ゴツン」て音を会場に響かせたり、憎めない奴ではあったけれど。

ライブ全体としては、正直後半の方でおとなしめの曲が続いたあたり(2nd後半の曲かな)は僕にはちょっとダレた感もあったものの、とにかくすげえコーラスワーク&プレイヤーっぷりでした。

次回はぜひ苗場の空の下で観たい!
(今年の夏はもう否定されてたみたいだけど…)

fleetfoxesthankyou

Fleet Foxesセットリスト 2012.1.20@新木場studio coast
1.The Plains / Bitter Dancer
2.Mykonos
3.Batterly Kinzie
4.Bedouin Dress
5.Sim Sala Bim
6.Your Protector
7.White Winter Hymnal
8.Ragged Wood
9.Montezuma
10.He Doesn’t Know Why
11.English House
12.The Shrine / An Argument
13.Blue Spotted Tail
14.Grown Ocean
(encore)
15.I Let You
16.Sun It Rises
17.Blue Ridge Mountains
18.Helplessness Blues
Fleet Foxes (@ Studio Coast) セトリ撮らせていただきました♪ 本当に素晴らしかった!!!… on Twitpic