いよいよ2010-2011のカウントダウンジャパンも最終日!
夜明けまで体力がもつのか、疲れたら無理せず帰ろうと思ってたけど、結局は最後まで元気に居てしまったよ!

最終日(翌朝まで)、こんな感じで回ってました。

COUNT DOWN JAPAN 2010.12.31

この日は嫁がCoccoの物販を買うので、開場時間の14:00には幕張メッセ着。
タオルを手に入れてからは、佐世保バーガー食べたり、Twitterのフォロワーさんにご挨拶したり。

長い長い一日の一発目は、世界の終わり(GALAXY STAGE)!

しかし夏のロッキンではウィングテントだったのが12月のツアーファイナルはC.C.Lemonホールで、CDJではGALAXYか。
この一年の勢いはすごいなー。

世界の終わりは5月のROCKS TOKYO以降いろんなフェスで観て、そのツアーファイナルも行ってしまったんだけど、僕にいろんな感情を抱かせてくれるバンド。
C.C.Lemonホールで感じたことは、詳しくはこちらをご覧ください。
[ライブ]世界の終わり(と深瀬慧) 2010.12.23@渋谷C.C.Lemonホール – いぬと海

そんなツアーファイナルを経てのこのCDJのステージだったんだけど、いや良かった!
深瀬が“人間らしく”明るくステージを動き回るのにも(僕の気分が)少し慣れたし、やっぱりC.C.Lemonホールとフェスではライブの雰囲気が違うのを強く実感。
この日はロックフェス仕様なステージだった。
(それをつくり上げてたのはCDJのお客さんだと思う)

選曲も現状の曲から言えばオーソドックスなもので、「ファンタジー」や「天使と悪魔」も。
ラスト2曲、「幻の命」から「インスタント・ラジオ」にそのまま行く流れにしたのはどうだったんだろう。
藤崎さんも取材でよく「『幻の命』から『インスタント・ラジオ』に行っても、そのまますぐ切り替えられるわけではないと思うので…」とか言ってたけどなー。
僕なんかよりメンバーは100倍以上ずっと考えてるセットリスト(順序)だと思うんだけど、ラストの「インスタント・ラジオ」はもっともっと爆発できる曲だと思ったので、ちょっともったいない感はある。
(それでも十分に盛り上がっていただけれども)

あと、初めて生で観てから深瀬は何かに似てると半年以上もやっとしてたんだけど、今日その(自分なりの)答えが分かった。
ジブリ映画の主人公に似てるんだ。
純粋すぎるぐらい純粋で、だからこそ悩んで。

世界の終わりのあと、MOONでちょっとだけ小林太郎を観る。
やっぱりすごい声、迫力。
この人は今度またちゃんと観たい。

EARTHに移動するとき、COSMOからSISTER JETの「La La Dance」が流れてきて、少し踊りつつ。

次は、僕のライフワークと化しているCocco
ステージほぼ正面、前から二列目を確保。

思えば去年のこの日、CDJのMOONで久しぶりにライブをやったんだよね。
渋谷陽一に「ほんとはデカいところでやってほしいんだけど…」と気を遣ってもらいつつ。

それから春フェス、夏フェス、秋のツアー(やUstream)と僕もずっと追い続けてきて、この日のEARTH。
ツアーの時点で確信してたんだけど、もうすっかりひ弱さやある種の不安定さは払拭されていて、“偉大なる表現者”Coccoが戻ってきてる。

この日は意外なことに、1曲以外は全て「エメラルド」からで、その1曲も新曲!(新曲作ってたなんて知らなかったよ)
いろんなフェスでCoccoを観てきたけど、フェスのような場では“空気を読む”Coccoが過去のヒットシングル(「強く儚い者たち」や「樹海の糸」など)をやらずに最新アルバムからの曲で押し通したのは、初めて観た。
それだけそのパフォーマンス、そして「エメラルド」というアルバムに強い自信と信頼があるんだろうな。
(実際、素晴らしいアルバムとライブだしね!)

バンドメンバーも椎野さん、堀江さん、Curly Giraffe、達身、藤田アッキーと、気心知れたフルメンバー。
やった曲は、絹ずれ、玻璃の花、Spring around、Stardust、新曲、(琉球太鼓登場)ニライカナイ、カラハーイ、あたらしいうた。

「玻璃の花」の途中で嬉しそうに笑ったのが見えたときは、泣いた。

「エメラルド」を聴いてない人・この日初めてCoccoを観た人にも、あの歌声と楽しそうな笑顔は心の奥まで届いたと信じる。
ワンマンでも感じたけど、ラスト「あたらしいうた」のハッピーな雰囲気とバンドサウンドは、これまでにないCoccoの新しい武器だね。

そう言えば、Coccoがステージで泣くことなく最後までずーっと笑顔でいるライブも、久しぶりに観た。
むしろ今日なんてスタートから踊りながら登場してた。
Coccoがこれだけのライブで2010年を締めくくってくれたことが本当に嬉しかったよ。

…。
世界の終わりとCoccoは2010年もよく観たバンドなので長々と書いちゃったけど、全てこんな調子で書いてたらいつまで経ってもCDJの夜が明けないぞ(笑)
もうちょっとスピードを上げます。

Coccoの後は、気になっていた長澤知之を途中から(MOON)。

生で聴くと高音シャウトの迫力が予想以上に印象的。
僕が好きな「P.S.S.O.S」もやってくれて嬉しかった(その曲の感情を込めたシャウトっぷりもすごかった)。
思ってたよりずっと熱い人でパワフルなアクトをする人なんだなー。
(「MUSICA」の連載を読む限り、変な人なんだろうなとは思っていたけれど)

またEARTHに戻って、SPACIAL OTHERS

スペアザはフェスで盛り上がる曲を外さないのが嬉しいよね。
とっても楽しく踊りました。
こういう(ほぼインスト)バンドがEARTHでやれることって、とても意味のあることだと思うな。

スペアザが終わって、この日はもう18:30。
というわけで夜ごはんに初めて買ったステーキ丼を食べる(これ、美味かった!)。
食べながら、COSMOでPredawnを観る。

本人が「眠くなるような曲(笑)」と自嘲気味に話してた通り、Predawnの中でも静かな曲が多かった。
歌声は予想通り落ち着いていて。
彼女は屋内フェスというより、ちょっとアコースティックな野外フェスとかで観たいなー。

the HIATUSに間に合うように、EARTHへ移動。
かなり前の方まで入れた。

HIATUSも今年はけっこう生で観られたなあ。
特に秋のツアーとか、とにかく細美さんが歌声から、全身から、楽しそうなのがビシバシ伝わってきて。
その延長線上で繋がってるかのように、この日もすごく“楽しいオーラ”が全開のステージだった。

この日のセットリスト的は、「Little Odyssey」や「紺碧の
夜に」などの“一般的にウケの良い”曲はあまりやらなかった印象。
それでも「My Own Worst Enemy」や「Walking Like A Man」は欠かさずやってくれたりするところが、HIATUSの大好きなところ。
個人的にはそこらへんの曲こそ、特にHIATUSにしか生み出せない音だと思う。

あとHIATUSに関しては、終わった直後にTwitterにpostした感想を貼っておきます。

「save me!」と叫びながらも実はその細美さんが一番ハッピーな最近のHIATUSのライブ、まさにそのものでした。きっと会場で一番幸せなのは細美さん。そしてそれが僕の幸せでもある。

今年はHIATUSのライブのおかげで「視覚が必ずしも必要ではないライブもある」ことを実感できたのがすごい発見。目を閉じて耳で感じるだけでなんて豊かな音楽なんですか、HIATUSって。視覚に頼らない方がいろんな音を拾える気がする音楽。

HIATUSが終わってbonobosをちょっとだけ観にGALAXYへ。
そしたらちょうど「THANK YOU FOR THE MUSIC」(大名曲)をやってるところで、素晴らしいタイミング。
それとあと数曲、ピンポイントで申し訳ないけど十分に堪能いたしました。

またEARTHに戻って、サカナクション
ステージに向かって右側、ちょっと後ろの方で観る(エスカレーターがあるあたり)。

そのポジションの音の問題もあるかもしれないし、僕の気持ち的なものかもしれないけれど、「音に反応して体がもう踊らざるを得なくなる」っていう感じではなかったなあ。
去年のCDJではGALAXYで何も考えずにとにかく楽しく踊ったライブだったんだけど、個人的にはサカナであれを上回るライブはまだ出会えてない感じ。

具体的に言うなら、例えば「Ame(B)」や「セントレイ」の(メジャー曲の)アレンジがちょっと僕好みではなくなってきてる。
キーボード(岡崎)が前よりも目立つようになってるんだけど、個人的にはベース(草刈)がグイグイきてくれる方が好みだなー。

ただ、「ホーリーダンス」はとってもよかった!
あれは体がつられて踊った!
(ちなみにサカナに関する以上の感想は、嫁も全く同じで驚いた)

まあ、ライブってほんとにナマモノで、個人の好みもあるから難しいんだなあと改めて。

サカナが終わってエスカレーター経由でDJブースのやついいちろうへ。
同じ流れの人はやっぱりたくさんいて(笑)、すごい渋滞。

やついは席に座って唐揚げ&ポテトとか食べながら、まったり観てしまった。

いよいよ年越し&深夜帯が近くなってきて、MOONの毛皮のマリーズ

12月17日にツアーファイナルも観たんだけれど、ほんとに志磨遼平のロックスターっぷりが大好き。
[ライブ]毛皮のマリーズ 2010.12.17@SHIBUYA-AX – いぬと海

この日はいつも通りSE「愛の讃歌」でスタート。
(ツアーファイナルの時は最初じゃなくて最後で流れたんだよねえ)

志磨くんがいつになく落ち着いて静かに登場したと思ったら、一発目から「ビューティフル」!!
うおー、この流れは想像してなかったわ!

こっちもいきなり絶頂モードに上がって、そこから「ボニーとクライドは今夜も夢中」、そして「愛する or die」!
特に「愛する or die」の爆発力すごいわー!
僕は無我夢中で笑いながら踊っていたよ!

本当に最近の志磨くんは(バンドの充実を物語るように)ハッピーそうで、こちらもとても嬉しい。
フェスという“祝祭の空間”にすごく似合うと思うなー。
今日は「もうすぐカウントダウン!」という、高揚していく時間帯もよかった。

さて、いよいよ年越しモード。

LOCAL SOUND STYLEからTOTALFATっていう流れが、自分でも「俺って若いな…」と思う感じ(笑)
LOCAL SOUND STYLEをちょっと観て(相変わらず良くも悪くも若いなー、という感想)、MOONで待機。

TOTALFATはやっぱり楽しかった!
カウントダウンってことで、その意気込みがこもったShun(B)の(いつもより多めの)MCからも気持ちが伝わってきた。
言葉の上手い下手というより、その気持ちや意気込みが伝わるのって大事。

2010年の終わりと2011年の始まりが告げられた後にやったのは「Summer Frequence」!
いやー、最高なチョイスで最高に楽しかったよ!

タイムテーブルでカウントダウンの4組が発表されてすぐにTOTALFATって決めていたけれど、その期待通りとっても楽しい年越しだった。
まさに「楽しい」って言葉がすごく似合うバンドだなあ。

ここからは深夜タイム。
それに合わせて登場してくるのがgourp_inou(MOON)。

生で観るのまだ2回目だけど、初めて観た時に曲を知らなくても無条件に体が動いてしまう感覚を味わってから、今回のこの時間をすごく楽しみにしてた。
いやはや、もう踊りっぱなしだったよ!
(僕のTwitterのタイムラインでも、group_inou率が異様に高かった。笑)

あけましておどりましょうってのはこのことを言うんだね(誰も言ってない)。

近くにはさっきTOTALFATでゲスト出演してたtelephonesのキーボード・ノブもいた。
踊ってたけど、やっぱりアドレナリンが違うのか、ステージ上ほど激しい踊りではなかった(笑)

すっかりinouを堪能して、入場規制中のCOSMOから聞こえてくるandymoriを聴きながら、お雑煮など食べる。
「1984」とか流れてきたり。
周りのベンチには寝てる人が増えてきた。

食べ終わって、僕の嫁もリクライニングシートで一休み(たまたま空いてラッキーだった)。
それにしても嫁もここまでずっと僕についてきてくれて、すごいタフだなあ。
というか僕と同じぐらい音楽が好きなんだな。

そして僕は4日間で初めて単独行動になり、Jeepta(MOON)とFOZZtone(COSMO)を観る。
初めて生で観たJeepta、思ってたよりずっとロックバンドな音でかっこよかったなー。

次ののあのわ(MOON)に向けて、嫁を起こして移動。
(「ちょっとしか寝てないじゃないか!」というツッコミもあるかと思います。笑)

何を隠そう僕は2010年のロックインジャパン、2日目のトリにのあのわ、3日目のトリにオレスカバンドを選んだのだ。
この時間帯ののあのわ、オレスカの流れは僕のような奴を狙ってきたとしか思えん!(笑)

のあのわはフェスでけっこう観てきたんだけど、今日のセットリストはちょっとおとなしめかな…と思った。
特にのあのわを初めて観る一見さんにとっては、も