COUNT DOWN JAPAN行ってきたー!
行ってきた夜に1日目の感想などを徒然と。

観たものをまとめると、こんな感じ。

COUNT DOWN JAPAN 2010.12.28

ちょっと行くのが遅くなって(迂闊!)、Nothing’s Carved In Stone(GALAXY STAGE)の途中から観ることに。

NCIS、今年は夏フェスにあんまり出てなかったので、観るのはけっこう久しぶり。
相変わらず音がかっこよい。
あとは、CDJは音響いいなーとか、やっぱりフェスっていいなーとか思いつつ。
自分の中でもまだ試運転というか、肩慣らしというか。
(そもそも風邪が治ってない…orz)

GALAXY出たところで角煮丼を買って(けっこう美味しかった)、COSMOへ。

a flood of circle(COSMO STAGE)はライブ初めてで、観るのをかなり楽しみにしてた!
いやはや、期待通りにロックンロールのど真ん中を射抜くような。
その姿勢が音とボーカルにも表れていて、聴いててとっても清々しい。
それを象徴するように、手を挙げて「正々堂々ロックンロールすることを誓います」というMC。かっこええ。

Vo.佐々木亮介のことをチバユウスケに重ね合わせる人とか、多いんだろうなあ。
「シーガル」とか、僕が好きな曲もやってくれたし。
メンバーが替わったばかりってことで、僕は前との比較はできないけれども。
加入したてて難しいんだろうけど、ベース(HISAYO)がもっとグイグイきてくれると、さらにわたし好みではある。

miwa(MOON STAGE)は、まずバンド編成が意外と大所帯なことに驚いた(笑)
ギター、ベース、ドラムの他にパーカッション、キーボードまでいて、合計6人とは。

まあそれはともかく、miwaの声、かわいらしいのは分かっていたけれど、あそこまで伸びやかで声量もあるとは!
彼女は良いシンガーだなー。

「don’t cry anymore」はライブで聴いてさらに気に入りました。
逆に「chAngE」はサビでキーボード(女性)と二人でコーラスになるんだけど、そのハーモニーがちょっとイマイチな気がしたなー。
この頃には僕はすっかりmiwaの生声が気に入ってたので、コーラスなしの独唱でいいんじゃないかなとか思ってた。

ラストの「オトシモノ」は、「ROCKIN’ ON JAPAN」誌でmiwa本人が「歌詞をすごく考えました」って話してたのを覚えてたんだけど、その割にはちょっと言葉の選び方が凡庸な気はしてしまった。
まあ、これはすごく個人的な好みの問題だけれど。
(そっちの方がセールス的にはいいのかもしれない)

で、FACT(GALAXY STAGE)。

これはすごかったわ!
FACTをちゃんと生で聴くのは初めて(これまでは横を通りながら聴いてるとかばかりだった)。
こりゃ「日本にはFACTがいる!」って言いたくなるほどのエモ・メタル・スラッシュなバンド!
音楽のジャンル的には僕の好みド真ん中ではないんだけど、このライブはすごいわ。

しかも曲数も増えて、3曲目で「a fact of life」をぶっ放せちゃうあたりもズルいよねえ。
(これまでのフェスでは終盤の切り札でやってたように思う)
あれは容赦なく上がるもんねえ。
Hiroの言葉を借りれば、「ぶち上がる」。

あのライブはすごかった。

ところで、この日は会場全体でやっぱりお客さんが少なかった。
まだ働いてらっしゃる方が多いものね。
でも去年の1日目よりも少なかったような気もする。

というわけで、空いてるのをいいことに、みなと屋へ(ほとんど並ばずに買える素晴らしさ)。
ハム汁で風邪気味の体を温めながら、GALAXYへ。

leccaはちょっとお客さんの入りが気の毒なことになってたなー。
いくらもうすぐPerfumeが始まるとはいえ。
ホフディランもちょっと悲惨だったようで…)

でもロックフェスの中でこういうレゲエやパーティーチューン的な音楽があるのは意味のあることだと思う。
音楽の多様性という点で。
僕のような人間もこうやってフラッと聴きに来たくもなるわけだし。
(僕は観てないけど、レゲエで言えばこの日はMINMIも出てたね)

そんなleccaを申し訳ないながらも後にして、EARTHへ。

Perfumeですよ、Perfume!

「FAKE IT」から「ねぇ」、「ワンルーム・ディスコ」の流れ。
うーん、僕がPerfumeの根っからのファンじゃないからなのかもしれないけど、僕が好きだったPerfumeの時代は終わってるのかなと思った。

具体的には、ちょっとMCで時間をかけすぎ・話しすぎかなというのと、彼女たちなりの「一体感」をお客さん(私たち)に強いらせすぎかな、というあたり。
(個人的には、MCなしでもいいからあと一曲聴きたいぐらい)

僕は「ダンス・ミュージック」としてPerfumeの音楽が大好きで、CDJのような屋内で聴くPerfume(中田ヤスタカ)サウンドは素晴らしいと思う。
なので、その「音楽だけの力」をもっと信じてそれだけで勝負してくれていいのに(それで俺はついて行くのに)と思っちゃうんだな…。

僕にとっては「イカしたダンス・ミュージックを提供するPerfumeというアーティスト」が土台にあって、その上にショートケーキの苺のようにアクセントとしてあーちゃんたち3人のキャラ(MCなど)がある、という感じ。
(その“アクセントとしての”あーちゃんたちのキャラは大好きです)
サバイバル・ダンスやウルトラソウルの件は前から好きだし、カレーもギリギリ許容範囲なんだけど、「うえうえしたした…」とまでは強制されたくない、と思ってしまうのよね。

あーちゃんたちがライブでお客さんと絡んでああいう反応があると嬉しいというのはすごく分かるんだけど、もう一歩だけ手前で留めておいてほしい、というか。
でもPerfumeファンにとっては今のライブがすごく楽しい、というのも分かる。
なので、これは単に僕個人の感想ということで…。

あとは単純に楽曲的な好みで言うと、「エレクトロ・ワールド」と「チョコレイト・ディスコ」あたりが一番好きで、それらもやってほしかったな、というところはある。
そこらへんの時代は「中田サウンド&ボイスチェンジャーの無機質さ」と、「ライブでの3人のキャラという有機的なるもの」のバランスが絶妙だと感じていたので。
そのバランスが、最近は後者の割合が(僕にとっては)肥大化しすぎてるなあ、という印象。

ラストの「ポリリズム」はそんな“前フリ”とかが全くなくて、去年のCDJのようなレーザー光線とバキバキサウンドでとっても楽しめました。
そう、ああいう感じが好きなんだ