行ってきた!
(感想、遅くなってしまった)

実はこの日、会場を渋谷と間違えるという大失態を犯し、Zeppに着いたのは19:20頃。
MASTER LOWの途中からになってしまった(涙)

言い訳をさせていただくと、こないだチケットを取ったばかりの来月のLOW IQ 01&ANOTHER BEAT BREAKERが渋谷だったんですよ!
完全にそれと混同していました…orz

というわけで、Zeppに着いたときには「SWEAR」(4曲目)がやってた。
後で知ったセットリストを下に書いておくけど、この日はまさにベスト盤的なセトリ!!

いっちゃんもやっぱり自分のワンマンの時とは違って、ちょっとよそいきモード。
一番違ったのは、ちゃんと歌ってたことかな(笑)
この日はMASTER LOW編成でボーカルに専念せざるを得ないってことも関係してるかも。

あと、もっとHIATUSホームな雰囲気かと思ったけど、けっこう後ろまで盛り上がってくれてて嬉しかったです。
いっちゃんを初めて観たHIATUSファンも、興味を持ってくれるといいなー。

さて、そしてthe HIATUS。
この日もドラム:柏倉さん、ピアノ:堀江さん。

いや、すごかった!!
HIATUSは観るたびに「ほんと、日本に、いや世界でもこんなバンドは他にいないんじゃないか」というほど突き抜けた個性があるけれど、今日は今まで観た中でもまたさらにすごかった!!

すごすぎて終わってから猛烈にTwitterに感想を留めて(吐き出して)しまったので、それをそのまま引用。

雑感1:いやー、もうとにかくすごいよ。すごい。9月のZeppワンマンでも「HIATUS史上最高に良かった!」って思ったけど、今日はそれも上回るぐらい良かった!いやすごかった!

雑感2:やっぱりいつも思うけど、5人の個性がこれだけ炸裂スパークしてるのに、全体としてはHIATUSというバンドの音になってるのがすごい。こんなバンドは他にないと思う。そして今日はそのスパーク加減はほんとに素晴らしかった。

雑感3:多数の人と少しズレるかもしれないけど、今日やったHIATUSの曲ですごく好きな曲たちは「My Own Worst Enemy」「Walkng Like A Man」「The Ivy」(やった順)。HIATUSしか出せない音だと思う。

雑感4:もちろん「紺碧の夜に」や「Lone Train Running」のような曲も好きだし、観る度にお客さんの声が大きくなっていく「あーうぇーーーい!なう!!」の瞬間も大好きだけど、ここらへんの曲の時は「よし、盛り上がるぞ」と自覚的に思う自分も数%だけいるのは事実。

雑感5:じゃあ僕がどういう曲なら何もかも忘れて盛り上がるかというと、それが「Walking Like A Man」や「My Own Worst Enemy」。これらの曲はもう体が自然に動きまくる。やっぱり共通項の一つは柏倉さんのドラムかなー。いやもう大好き。

雑感6:だって、例えば「Walking Like A Man」なんて、あのメロディを細美さんから渡されてあのドラムラインとあのキーボードラインを生み出せるのって、柏倉さんと堀江さんぐらいしか日本でいないと思うよ!

雑感7:途中から自分がステージを観ないで目をつぶったり下を向きながら体を揺らしてることに気づいた。普段はステージ上のアーティストの所作や表情も観 たいと思うんだけど、HIATUSに関してはそれがなくなりつつあるのかな。ただ音を感じていたくて、それだけで幸せだった。

雑感8:照明の話。HIATUSになってから明るい白色の照明をよく使うようになって、それがすごく似合う。ELLEGARDENの頃は赤が似合ってた印象。細美さんがHIATUSにありのままをぶつけて、それがすごく純粋なものとして表現されてるからなんじゃないかと思った。

やっぱりライブの感想は終わった直後につぶやいとくのがいいな。
一番生々しい感覚だし、これを読んで思い出すことによって、また考えられる。

ちょっと補足しとくと…。

9/24のZeppのMCで細美さんが、
「俺たちは音楽で全て表現してるつもりだから、余計なことは言わないようにしてる」
というようなことを言ってたんだけど、この日はそれをまさに体感したというか。

「ステージ上の5人を目で観る」という必要を感じなかった。
しかも、特にそれを意識してやったわけでもなく、自然と目をつぶって(あるいは下を向いたりして)、音楽を感じてた。
個人的に、そういう感覚は今までライブを観てきてあんまり味わったことがなかったなあ。
それだけ、HIATUSの音楽が“雄弁”なのだと思う。

あと、この日で言えば「My Own Worst Enemy」「Walkng Like A Man」「The Ivy」あたりがやっぱり好きだなー。
これぞHIATUSでしか生み出せない音楽だと思ってる。

「紺碧の夜に」や「Lone Train Running」のような(どちらかと言えば)キャッチーな曲、フロア全体を沸き上がらせるような曲も好きなんだけれど、そういう曲ばかりだったら僕はここまでHIATUSに心酔してなかったと思う。

そしてラスト、アンコールを超えての正真正銘のラストで「西門の昧爽」をやってくれる流れはすごくいい。
アルバム「ANOMALY」でもそうだけれど、さんざん心地良いカオスのような世界を見せつけられた挙句の、「西門の昧爽」のイントロの鮮やかさというか、美しい空がさーっと広がる感じは大好き。
その「美しい空」は青空なのか、夕暮れの赤く染まった空なのか、あるいは星が一面に輝く夜空なのかは分からないけれども。

HIATUSは本当に追い続けていきたいバンドだなあと再確認しました。

セットリスト
DEVILOCK 14th Anniversary 2010.11.19@Zepp Tokyo

■LOW IQ 01 & MASTER LOW
1.MAKI’N MAGIC
2.So Easy
3.NEVER SHUT UP
4.SWEAR
5.GOT LUCKY
6.WAY IT IS
7.LITTLE GIANT
8.T.O.A.S.T
9.NEW THING
10.F.A.Y(FIGHT AGAINST YOURSELF)
11.RULES
12.NOT ALONE

■the HIATUS
1.The Flare
2.My Own Worst Enemy
3.Monkeys
4.Lone Train Running
5.Storm Racers
6.紺碧の夜に
7.Walking Like A Man
8.The Ivy
9.ベテルギウスの灯
10.Insomnia
11.Twisted Maple Trees
12.Ghost In The Rain

En
13.Silver Birch
14.西門の昧爽