ロッキン二日目の雑感。一日目はこちらをどうぞ。
ロックインジャパン2010 1日目(2010.08.06) 「未知」

一日目と同様、印象に残ったアーティストを最初に書いておきます。

●素晴らしかった!
BIGMAMAschool food punishment

●大好きなのだから、素晴らしいに決まってる!
ACIDMANスピッツ

ロックインジャパン2010 2日目観たもの

黒の実線:最初から最後までちゃんと観た
黒の点線:部分的に(3曲以 上)観た

1日目と同様、観たアーティストの後ろの()の数字は「僕がそのアーティストのライブを観るのが何回目か」です。僕が観慣れてる人と初めて観る人では、感じることも書くことも全然違うと思うので、どうぞご参考までに…。

2日目からは少しゆっくりと、9:30頃に会場着。
森のキッチン付近に陣地をとり、すでに暑いのでぶっかけうどん(醤油味)を食べる。
この日の1発目はBIGMAMA(4回目)から!

BIGMAMA

 

僕はけっこう前にいて、「the cookie crumbles」のテンションマックスで始まってからずっと、はしゃぎっぱなしだったよ!約30分間、汗と土埃と周りの男子・女子の塊でぐしゃぐしゃになったわ!
金井がMCで「トップバッターだけど大トリのつもりでやります!」と言ってた通りの盛り上がり。BIGMAMAは観るのまだ4回目ぐらいだけど、ライブが外れる気がしないバンドだわ。そして僕が観る位置もどんどん前になってきてる(笑)
ラストの「Cinderella~計算高いシンデレラ」の幸福感っていったら素晴らしいね。
この日の1発目だってのに、ものすごい汗と体力を放出した。

改めて、ボーカルの金井を中心に、すごくまっすぐなバンドだと思う。東出のバイオリンもクラシックを採り入れた編曲も好きだけれど、このバンドの本質はきっと根底にあるストレートさで、そこがブレないからずっと心に響く音楽を生み出せるんじゃないかな。

そこから今年初めてシーサイドステージに移動して、LOCAL SOUND STYLE(初)。

LOCAL SOUND STYLE

 

ちょっと初めに間に合わなかったけど、MCで「始まった時は2列目ぐらいまでしかいなかったのに、今は後ろまで埋まってて。みんな“大きなママさん”観てきたか?」と言ってたように、僕と同じようにBIGMAMAから行った人が多いと思われる(笑)

音源で聴いてた通り、ストレートで伸びやかなロック。いい感じ。それよりも意外だったのは、メンバーが青森出身で、メインで話してたベース・黒瀧のMCがもろに訛ってた(津軽弁)こと。
「周りに何もなくて、音楽雑誌を読んだりライブ会場でCD買ったり」していた青森の音楽少年4人がこうやってまっすぐな音を鳴らして、フェスにも出るようになって…。そのストーリーが透けて見える津軽弁のMCにも、心を打たれた。頑張ってくれ!と素直に思えるバンド。
(青森出身のバンドと言えば僕も大好きだったスーパーカーが真っ先に思い浮かぶけど、キャラも音楽も対照的)

シーサイドの屋台でマンゴースムージーを買って、移動。
さっきまでLOCAL SOUND STYLEがやってたステージからは、SEでイエモンの「楽園」が!こういうの嬉しくなるよねえ。

グラスを通る時に吉川晃司(初)がやっていて、ちょっと見てみた。こういう機会でもないと見られないからなー。やっぱりかっこよかった。

レイク方面に移動すると、フォレストから曽我部恵一BAND(5,6回目)の「STARS」が聞こえてきた。何度聞いてもいい曲。ソカバンもちゃんと観たかったんだよなー。観たら絶対に楽しいし幸せになれるバンドだから。
今回は行く前のエントリ(ロックインジャパンフェス2010私的予定~フォレストとパークとウィングを中心に~)にも書いた通り「初めて観るorあまり観たことないバンドを優先する」という一つの目標があって、他を優先しちゃったけど。
それにしても「STARS」の尊さは、これを読むといっそう身に沁みる。
Togetter – 「曽我部恵一「STARS」誕生秘話」

次はソカバンの後のフォレストでBENNIE BECCAの予定だったので、しばし森のオアシス付近のシートで休む。…予定だったのだけど、パークからGOOD 4 NOTHING(2,3回目)が聞こえてきたのでそっちに向かってしまう元気な私。

シートに同居してる会社の先輩から、僕と奥さんそろって「元気だねえ、すごいねえ」と言われた。そう言われて「そうか、すごいことなのか」と気づいた話は、このエントリの最後にでも。

GOOD 4 NOTHING、途中しか観られなかったけれど、昨日のdustbox然り、夏にロッキンでこういうバンド(あえて言えばメロディック・パンク?)を観るとなんだか安心する。
何年も前から知ってるバンドを観てる安心感の他に、きっと「30歳になった自分がまだこういう音楽にワクワクできる」ことに安心するんだろうな。

そして元の予定通り、BENNIE BECCA(初)へ。

BENNIE BECCA

 

BENNIE Kのライブが好きだっただけに、そこからどう変化したのかがすごく気になってたBENNIE BECCA。YUKIがプロデュースに専念した後、音源を聴く限りでは大幅な変更はなさそうだった。

で、この日のステージなのだけど(フェス出演は初らしい)、BENNIE Kの時に比べると二人の間のコンビネーション、そして観客との一体感は落ちちゃった印象。YUKIとCICOのコンビは絶妙だったからな…。
もちろん組んでるキャリアが違うので当たり前かもしれないけれど、観客を巻き込んでいくのがすごく上手かったYUKIとCICOだけに、その役割の片方が(MCもたどたどしい)BECCAになるとちょっとキツい。
BECCAはBECCAで悪いわけでははなく、いかにもUS女性ボーカルっぽいテイストを新たに加えているし、歌も上手いんだけれどねえ。

BENNIE Kのライブ、あの種の盛り上がりと一体感