FUJI ROCK FESTIVAL 2009、最終日の雑感ですー。
1日目、2日目はこちら。
フジロック 1日目雑感
フジロック 2日目雑感

朝の1発目、MASS OF FERMENTING DREGSが気になりつつもゆっくりの起床だったのは、
2日目の昨日と同様。

まずは12:15~@GIPSY AVALONの→Pia-no-jaC←狙い。
ジプシーアヴァロンは斜面の上までけっこうな人で埋まってました。
昨日のトリのRäfvenよりも多かったんじゃ?というぐらい。
(確かに最近、ネット上でけっこう話題になったりしてたからなー)

→Pia-no-jaC←のお二人もかなりハイなテンションで、盛り上がった。
個人的には、もうちょっと早目に行って前の方で観た方がハイになれたかも…。
(けっこう後ろだったもので)

次は、HOLY FUCKも気になりつつ、
JUANA MOLINA@ORANGE COURTでまったりすることに。

前日、ORANGE COURTの黒豚丼がなかなか美味しかったのでまた食べつつ、
日陰で横になりつつ観賞。
この日はようやくちょっと晴れて、木陰でまったりが気持ちいい気候でした。
仰向けになって空を見ていたら、
JUANAさんの歌声と一緒に空に溶けてしまいそうな感覚に。

問題は、次なわけですよ!
JIMMY EAT WORLD、DE DE MOUSE、髭(HiGE)、サニーデイ・サービスの中から
一つだけ選べってゆーのか!

という難問にぶち当たっていたわけですが、ここはDE DE MOUSE@WHITE STAGEを選択。
けど、この選択は間違っていなかった!
(後悔は微塵もない!)

DE DE MOUSEは前から愛聴してはいたのだけど、
ライブだとこんなに踊れて盛り上がれる音になるとはっ!!
また、ご本人も意外とファンキーな方で、楽しかったー。
(たぶん根はシャイなんだろうけど)

DE DE MOUSEの3曲目に、かなり大粒の豪雨が降ってきたんですよ。
僕も、他の人たちも、一斉にカッパやウインドブレーカーに着替えたんですが、
着替え終わってみると、その場の風景が一変してるのに驚きました。

つまり、その色鮮やかさに!

赤、オレンジ、緑、黄色…。
いろんな原色が目の前に広がっていて、それらが楽しく揺れ動いている様といったら!

やっぱりライブというのは目で楽しむものでもある、ということを改めて実感。
ああいう光景、ステージから見たらまたキレイなんだろうなー。

その後は、CLAP YOUR HANDS SAY YEAH’@WHITE STAGEをチラ見してから、
腹ごしらえも兼ねてBRAHMAN@GREEN STAGEへ。

BRAHMAN、ステージに向かってちゃんと観たのは5,6曲だけど、
やっぱりよかった。
(ちなみに、個人的にはこれで、4,5回目のBRAHMAN。今までで一番ゆるく観てた。笑)

TOSHI-LOWもだいぶしっかり歌っていたし、
あの“手抜きをしない全力投球”はいつもながらほんとにすごい。

フジロックのデカいステージEで演奏した日本人ロックバンドって
解散だったり活動休止だったりしちゃう運命が多いわけだけれど、
(イエモン、ハイロウズ、MAD CAPSULE、ブランキー、ミッシェル…キリがない)
BRAHMANにはこれからもフジの舞台に立っていてほしい、などと願う。

ロックバンドにとって、「継続する」というのも立派な才能なんだよなー。
(ちなみに僕が最も好きなバンドはスピッツです)

BRAHMANの後は、一転して高橋幸宏@WHITE STAGE。

いやー、本当に素敵な人。
音楽も、歌声も、人柄も、服装も、バックで流れる映像も、何から何までセンスがいい。
(ちなみにスペシャルメンバーとして小山田圭吾登場)

こういうおじさまには、一体どうやったらなれるのだろうか。
僕には全く見当もつかない。
「The Words」とか、曲として好きなものもたくさんあるのだけれど、
高橋幸宏さんがそこにいて音を生み出していることが心地良い、というライブ。

と、ここまで来て、僕の2009年フジロックもあと二組。
トリ前は、Animal Collective@WHITE STAGE!!

いやー、実は次のweezerに遅れないために30~40分だけ観て、
そこからGREEN STAGEに移動したんです。

けどねー、、、
Animal Collectiveは本当にすごかった!素晴らしかった!

なんというか、僕の中での音楽の概念を変えた、とまで言ってもいい。
あんな歌声があって、あんな演奏と音があって、
それらが組み合わさるとああいう生の音楽になるのか!!

すごい感動をしつつ、さらにノりまくれる。
すごいよ、すごい!!

特に2,3曲目にやった「Summertime Clothes」は、生で聴いたらやばすぎた。
過去にも、アンダーワールドだとか、ビョークだとか、
生で聴けてその度に衝撃を受けたアーティストはいたけれども、
それと同種(それ以上かも?)の衝撃を受けました。

ちなみに、当たり前のように家に帰ってからフジロック後遺症にかかっているわけですが、
この数日で最も再生回数の多いアーティストがAnimal Collectiveであり、
最も再生回数の多い曲が「Summertime Clothes」。

最後まで観られていないのでMVPにするのはなんか違う気がするけれど、
実質的にはMVPだと言ってもいい。

誰かがTwitterでこうつぶやいていた。
「(Animal Collectiveを)観終わってweezerに走らなきゃいけないのに、足が動かなかった」

その衝撃は、すごく分かる。
(僕はweezerもすごく好きなので、途中で向かってしまったけれど)

というわけで、大トリのweezer

いやー、これもよかったよ!!
ロックでありながらポップである、というのはこのバンドの最大の長所ですね!!

隣にいた嫁は何曲か予習をしただけぐらいだったんですが、
「知らない曲が多かったけど、それでもすごく楽しかった!」
と言ってました。

そういう音楽を奏でられることは本当に素晴らしいことだし、すごい才能だ。

リヴァース・クオモさんも、日本語をフルに話してお茶目だったし。
「アニョハセヨ。私ハ先生デス。韓国語ヲ教エマス」とか。
(日本の前は韓国公演だったらしい)

それにしても黄色いTシャツが似合う奴だなー。

そのリヴァース、
「コレカラ、でもれこーでぃんぐヲ シマス」
と言うと、ドラム、パーカッション、ベースギター、エレキギターを次々に演奏していったんです。

リヴァースが楽器を離れてもリフレインで流れるようになっていて、
最後に彼が中央でギターを鳴らして「Island in the Sun」が始まったんですね!
その場の簡単な演奏で出来上がっちゃったんです。

「ホラ、カンタンデス」
と言ったリヴァースの言葉が、衝撃的でした。

確かに!
weezerの曲って、簡単なんだな!

でも、簡単でシンプルな構成なのに、これだけの人を惹きつけられている。
それはやっぱり圧倒的な才能だと思うわけです。
みんなそれをやりたくてもできないわけでしょう。
それもまたあっさりと「カンタンデス」と言ってしまうリヴァースとその才能、すげえ!!

weezer好きでよくライブを観てる友人に言わせれば、
今回はカバー曲が多かったりドラムのパトリックが前に出て歌ったり、
いつもよりもイレギュラーな内容だったみたいだけれど、
生weezer2回目の僕はめっちゃ楽しみました。

これにて、フジロック2009は大団円。
アーティストのみなさん、ありがとう。
そして一緒に行ってくれた嫁と友人、ありがとう。

最後に、3日間のベストアクトを5組ほど。
順位はつけられないので、勘弁してください。笑

・oasis

・Ida Maria

・PRISCILLA AHN

・Räfven

・weezer

(全部観てないけど、とにかく衝撃)

・Animal Collective

(もともと大好きなのでよくて当たり前)

・LOW IQ & BEAT BREAKER